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【リポート】8月17日(月)おしごと体験《シルクスクリーン印刷のおしごと》

おしごと体験《シルクスクリーン印刷》

今日は、オイルマウントプリンターズさんご協力のもと、シルクスクリーン印刷のおしごと体験を実施しました。

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参加したチャレキッズ達は4名。

今回の講師はひだか先生、なかじま先生です。

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よろしくお願いします!

 

印刷の工程

今回はチャレキッズ達が描いたイラストをトートバックに印刷します。

使用するイラストは事前に書いてきてもらいました!

 

型を作る

描いてきたイラストをもとに、型を作ります。

まずは特殊なフィルムにスプレーのりを噴射します。

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フィルムを木枠の型に張り付け、紫外線に当てます。

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2分半待っている間…

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どこに印刷をするのか、使用するインクの色はどれにするか決めておきます?

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2分半経ったら…

シャワーで流します?

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チャレキッズ達も体験させていただきます!

「よく見たら落ちてきてるね!」と

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最後はひだか先生の仕上げです。

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乾かしたら型の完成です?

 

印刷の準備

型が完成したら印刷の準備をします。

隙間からインクが漏れてこないように隙間を埋める作業です。

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ひだか先生の作業を真剣に見ているチャレキッズ。

すると「やってみる!」と声が上がり、させていただくことに。

長すぎず、短すぎず、程よい長さでテープを切って✂

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しっかりと隙間を埋めます。

隙間を埋める作業が終わったら、印刷の位置や色の最終決定をします!

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真剣に考えていますね?

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印刷

いよいよ印刷です!

トートバックの上に型を固定して

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インクをつけて

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手前にぐっぐっと引きます。

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どんな作品に…

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なったかな!?

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素敵なトートバックがたくさん作られていきます!

今回はご厚意で紙にも印刷をさせていただきました?

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完成したらドライヤーでしっかりと乾かします?

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おまけ

なんと!2週目,3週目と何度か印刷をさせていただきました。

ありがとうございます?

インクがたくさんあります!

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「これ、どんな色になる!?」

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蛍光色を選んだチャレキッズも。

ひだか先生が分かりやすいようにブラックライトを当てて見せてくださいました✨

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実は、インクの色は1から調合して作られているそう。

その色のもととなるものをなかじま先生が見せてくださいました!

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記念撮影

完成した作品をもって、お店の前で記念撮影をしました。

どれも素敵な作品です!

 

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まとめ

今回の体験を通して、色や配置によって印象が大きく変わることを学んだチャレキッズ達。

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たくさんの選択をしました?

お友達の様子も真剣に見ています。

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ひだか先生の説明がとても分かりやすく、真剣に説明を聞いている姿が印象に残りました。

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ものづくりの楽しさ、難しさを学ぶことができたのも、

色の選択肢を用意し「お、いい色だね!」と受け入れてくださったり

何回も印刷をさせていただいたひだか先生のおかげです。

参加してくれたチャレキッズのみなさん、ひだか先生、

ありがとうございました!

 

2020-08-22 | Posted in blog, スタッフブログ, 仕事体験記No Comments » 

 

【リポート】8月16日(日)おしごと体験《Youtuberになろう!》

おしごと体験《Youtuberになろう!》

今日は、講師の江口先生・山根先生ご協力のもと、Youtuberになろう!のおしごと体験を実施しました。

参加したチャレキッズ達は4名。

よろしくお願いします!

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今回担当してくださる講師の江口先生と山根先生。

まずは、Youtuberについて少しお話をしていただき…

今日の流れを説明していただきます。

1.動画撮影?

2.動画編集?

3.完成した作品の発表会

とたくさんの作業があります?

それでは、一つ一つ見ていきましょう!

 

おしごと体験の内容

動画撮影?

今回は、事前になにについて話すかを決めてもらっていました。

自分が好きなもの・ことについてお話をします。

トークスクリプト(台本のようなもの)を製作し…

練習開始です。

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どのようにすれば見ている人に伝わりやすいかを考えます。

目線は?声の大きさは?表情は?…

考えることがたくさん?

いざ、本番!

最初は少し緊張しているようでしたが、

回数を重ねるにつれてどんどん上手になっていきます。

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どんなふうに見えるのか、真剣にチェックしています。

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納得のいく動画が撮れたら、いざ編集作業へ!

 

2.動画編集?

動画をパソコンに取り込む

先程撮った動画をパソコンに取り込みます。

その間に、江口先生と山根先生がどのように編集を進めるか

デモンストレーションを行ってくださいました。

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チャレキッズ達は「早くやりたい!」と興味津々?

動画の読み込みも、デモンストレーションも終わり

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いざ編集作業へ!

 

BGMを選ぶ

まずは、動画に付けるBGMを選びます。

講師が用意してくださったものから自分のイメージに合うものを探していきます!

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「おぉ~この曲はCMとかYoutubeとかで聴いたことがある!」

と真剣に選ぶチャレキッズ達。

BGMを選んで読み込んだら、音量を調節します♪

 

テロップをつける

BGMが決まったらテロップ(字幕)を付けます。

まずは講師のお手本を見て…

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実際に自分たちでもやってみます??

タイピングにも挑戦!

わからないところもスタッフの力を借りながらチャレンジしています。

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挑戦する姿勢が素敵です✨

セリフを打ち込んだら…

テロップが表示される時間の調節をします。

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ちょうどぴったりに合わせるのが難しい!

慎重に慎重に合わせています。

 

〔おまけ〕効果音をつける

時間に余裕があったので効果音もつけてみます。

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効果音が入るとさらにプロっぽくなりますね~

動画を書き出す

編集した動画を書き出します。

この作業をすることで動画として形になるのです。

書き出しているのを待っている間、豆知識も教えていただきました!

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動画のファイルの大きさと画質の関係など、気を付けるところがたくさんあります✏

 

3.完成した作品の発表会

完成した動画の発表会です?

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1人1人の良さが際立っています!

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普段なかなか自分の姿を客観的に見る機会が少ないのか、

少し恥ずかしがるチャレキッズも?

どの作品も素敵に仕上がりました。

 

ふりかえり

今日の感想を1人ずつ発表してもらいます。

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楽しかったこと、難しかったこと、様々な気づきがあったようです。

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江口先生からも素敵なお言葉を頂きました!

将来の糧となるようなことにどんどん挑戦出来たらいいですね?

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今回も、やったことがなくてもやってみる!と挑戦していく姿が多くみられました。

1人1人に賞状を手渡した後…

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最後に、記念撮影をしました!

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1日お疲れさまでした??‍♀️

 

まとめ

今回の講座の中でも何回かお話があったのですが、

動画を作るにはいくつもの工程をこなさなければなりません。

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また、どのようにしたら見ている人に伝わりやすいか、楽しんでもらえるのか、考えることがたくさんあります。

例えば、動画撮影。

身振り手振りや声の大きさ、表情を工夫します??

例えば、セリフ。

言葉で伝えるためには、国語力や分かりやすい文章を組み立てるための論理的思考力を使います?

他にも考えることはたくさん。

実は、動画を作るだけでもたくさんの力を身に着けることができるのです。

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そのことを教えてくださった江口先生・山根先生

本当にありがとうございました!

そして、今回参加してくださったチャレキッズ達にもお礼申し上げます。

 

 

2020-08-16 | Posted in blog, WORK SHOP, 仕事体験記No Comments » 

 

【リポート】7月29日(水)開催 チャレキッズ・オンライン座談会 《教えて!谷川先生!》~ゲーム障害の兆候とメカニズム~

保護者・支援者のみなさんと語るオンライン座談会

2020年7月29日(水)10:00〜11:00 Zoomを使ったオンライン座談会第3弾を実施しました。

テーマは「ゲーム障害の兆候とメカニズム」
ゲストスピーカーには、公認心理師、カウンセリングスペースやどりぎの谷川芳江先生をお招きました。
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多くの保護者の方にも関心の高い「ゲームとの向き合い方」についてお送りした座談会。
キーワードは“依存のメカニズム”と“脅威システム”、 です!

目次


1,WHOで“疾病”として認定された「ゲーム障害」

2,事前試聴動画で事前学習 

3, 依存はなぜおこるのか?!

4, 自己治療仮説による依存症

5,3つの感情制御システム

6,依存状態にある人の心理状態とは

7,穏やかな心の状態に働くもの
8
,参加者の皆さんの事例を共有

9,家族支援プログラム 

10
,次回以降の企画のご紹介回以降の企画のご紹介

1,WHOで“疾病”として認定された「ゲーム障害」

自分ではコントロールができなくなる病

アルコールやドラッグなど、物質の摂取のコントロールがができなくなる「依存症」。
一方、買い物やギャンブルなど、行動から得られる刺激に中毒性をもってしまう状態は「嗜癖(addiction)」といいます。
ゲーム障害は物質ではないので、「嗜癖」の一種
そして、本人の意志や性格によるものでは無く、「コントロールができなくなる病気」であること。
本人の努力だけで治療していくのは難しいことも知っておくことが大切です。

座談会の流れ




9:45  入室開始
10:00 主催挨拶
10:05 ゲストSpeakerご紹介
10:10 参加者自己紹介
10:20 参加者のみなさんの事例共有
10:30 speakerからの話題提供
11:00 事例に対してのアドバイス
11:30 質疑応答
11:50 感想共有
12:00 終了

2,事前視聴動画で事前学習

“ゲーム障害という依存症”

今回も座談会にご参加の皆様には事前に動画をご視聴いただいた上でのご参加と致しました。
専門用語なども多く出てくるので、時間のある時に見ていただけるのがポイントです。

この動画は座談会後もご視聴いただけるので、振り返りとしても大変役に立ったとおっしゃっていただいています。

3, 依存はなぜおこるのか?!

“自己治療的仮説”としての依存症

ギャンブル、薬物、アルコール。
依存症のイメージはどうしても「だらしない」。「意志が弱い」「本人の性格の問題」と捉えがちです。
確かに、そのように映る要因が、依存症となっている本人にあることも多いと思います。
しかし、そのメカニズムを知ると、誰もがそのループに巻き込まれる可能性があることがわかります。
人間が本来実を守るために備えている、脳の機能や感情のメカニズムにそのヒントがあります。
まず覚えておいていただきたいのが、“前頭前野の働きと大脳辺縁系の働き”と、そのバランスについてです。

感情や欲望を司る大脳辺縁系

怒り、喜び、驚き、欲しい!やりたい!飲みたい!食べたい!など、感情や欲望を司るのが大脳辺縁系です。
怒りや喜び、恐怖や不安、欲望などがグッと高まると、脳内の報酬系の作用によりアドレナリンが分泌され、即行動に移れるように体が準備をします。

その一瞬で沸き起こる感情や欲望を制御することができるのが、前頭前野の働き
こちらは理性や社会性、思考すると言った働きにより、将来の見通しを立て適切な判断を行っていきます。

依存状態になるとこのバランスが崩れます

通常は前頭前野の働きにより抑制できることが、依存物から得られる喜び(快感や高揚感)により前頭前野よりも大脳辺縁系の働きが優位になるので
そうすると、感情や欲望の抑制ができなくなる。
これが依存のメカニズムです。

依存症進行のプロセス

依存症が進行するプロセスは以下のとおりです。


①それをすると快感や高揚感を得る
②繰り返しやらずにはいられない
③それが生活の中心になり、その刺激がないと不快な症状が出る。(報酬欠乏症)

④より多くの刺激を求める
⑤社会的・経済的・健康的な問題が出る
⇛他のことに関心が向かず、のめり込みがやめられない
⑥やめなくてはと思っても、どうしてもやめられない

このようなプロセスが起こる原因も脳の仕組みに由来しているのです。

4, 自己治療仮説による依存症

依存症の方の心理的特徴


依存症の患者の心理的な特徴として、「過小評価 否認 自己中心性 ウソ」というものが挙げられます。

「どうせ自分なんて」
「すぐやめられるって」
「自分さえ良ければそれでいい」
「やってないって」

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これらの行動がでてくるのはなぜか、その原因を「自己治療的な行動」として理解するのが、自己治療仮説による依存症の考え方。

どういうことかというと、自身の持っている不安や恐怖などの“苦痛”を緩和するために、“快感や高揚感”が得られる行動を行っている、という考え方です。
この考えかたの背景には、感情のシステムを理解する必要があります。

5,3つの感情制御システム

大脳辺縁系が司る感情や欲望のメカニズム

感情は頭で思うより先に胸に響きます。
“喜びや怒り、悲しみ、驚き、不安”は、出来事が起きて瞬時に反応します。
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それらを3つの感情制御システムで表現すると

3つの感情制御システム
1)獲物(資源)を獲得するための意欲を持つシステム(動因システム)
2)脅威の瞬時の感知(闘争ー逃走反応)(脅威システム)
3)上記ふたつのシステムを制御・鎮静化してウェル・ビーイングを保つ
 =充足とスージングのシステム

となります。

動物の進化に貢献してきた“脅威システム”

依存症のメカニズムを考える上で、今回谷川先生からご紹介いただいた言葉の中でも印象的だったのが、「脅威システム」という言葉です。
動物は昔から様々な危険にさらされてきました。
危険をすばやく察知し、回避するための行動が取れなければ生き残ることは難しい。
危険や不安に襲われたとき、頭で考えるより先に感情が沸き起こってくる、これが「脅威システム」です。
例えば、

・夜道を歩いていて後ろから足音がする、
・車を運転していて突然子どもが飛び出してきた
・眠っていて地震に気づき飛び起きた

上記のような危険や不安が迫ったとき、人は頭で考えるより先に感情が沸き起こり、
すぐに動けるようにアドレナリンが分泌され、筋肉を動かす準備を整えます。
こういった感情の動き(脅威システム)があるからこそ、動物が生き延びてこられたのです。
つまり、感情や欲求は生命の維持のために無くてはならない働きである、ということです。

“脅威システム”の負の側面

脅威システムは生命の生存維持のために必要な勘定システムですが、マイナスな面もあります。
それが①過大評価 ②肯定的思考の却下
 ③否定的な思考の反復の3つです。

①過大評価

脳が特定の状況での脅威や危険を過大評価し、些細なことで臨戦態勢をとってしまいます。
料理のためにコンロに火をつけたるたびに火災報知器がなるようなものです。

②肯定的思考の却下

肯定的な出来事よりも否定的な出来事に注意を向かわせます。
たくさん肯定的な出来事があっても、否定的な出来事に意識が集中し思い悩んでしまいます。

③否定的な思考の反復
問題を解決するために思考が働かず、問題を不安視する考え方が繰り返し沸き起こってきます。

脅威システムという脳の仕組みによって否定的な認知(ものの捉え方)が生じているということになります。
現代においては生命の脅威ではなくて、批判・否定される時にも(過剰に)分泌され、不安・嫌悪・怒り・ストレスが強くなる傾向があります。


・なんとなく、嫌な対応をする人がコミュニティにいるとき
・なんとなく、この話は嫌な予感がするな、というとき。
・人間関係がうまくいかないと思っているコミュニティにいるとき

原因はわからないが(実際は原因はある)、好ましくないと気持ちが反応しているとき。
それはまさに「脅威システム」が働いている状態となります。

“脅威システム”が働き続けるとどうなるか

常に不安や恐怖を感じている状態が続くとどうなるか。
人は精神のバランスを崩し、自律神経が乱れ、様々な精神的な疾患を抱える可能性があります。
最悪の場合自ら命をたってしまうことも

そうならないように、人は自らの心のバランスをとるために、別の《感情システム》を働かせます。
それが、“動因システム”です。
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6,依存状態にある人の心理状態とは

心のバランスを保つために働かせる“動因システム”

脅威システムが働き続けていると、精神のバランスを崩します。
そうならないようにするために、心が別の感情システムを働かせようとします。
それが、「動因(競争)と資源獲得のシステム」です。

例えば、マラソンでゴール寸前の状態。後もう少しでゴールだ!という時に、不安を感じるでしょうか?
仲間とワイワイと騒いでいるとき、会社であった嫌なことを思い出すでしょうか?

同じように、お酒を飲んで酔って気持ちよくなっているとき、好きな買い物に熱中しているとき、ギャンブルの勝敗がわかる瞬間、
どれも、嫌なことなど思い出しません。

そして、ゲームに熱中しているときも同じです。
このときに働いているのが「動因(競争)と資源獲得のシステム」です。

このとき、前述の「依存症のプロセス」の中の①


①それをすると快感や高揚感を得る


という状態に当たります。

常に不安や恐怖といった脅威システムが働いている場合、「動因(競争)と資源獲得のシステム」に切り替えることで、精神のバランスを保つことができるのです。
このことに、自己治療の効果を得られた本人は、脅威システムを切り替えるために、手軽に、高揚感と快感を得ることができる、依存物質、行動嗜癖を繰り返し行うようになる。

これが自己治療仮説的な依存症です。
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“動因システム”の負の側面

動因システムはドーパミンが分泌されます。
ドーパミンの分泌が繰り返し行われると、神経の感受性が鈍くなり、なかなか満足することが出来ない状態になっていきます。
もっと多くの強い興奮を得るためにはドーパミンの分泌量を増やす必要があります。そうして、繰り返しドーパミンの分泌が増えると、ドーパミン神経の感受性がさらに鈍くなり、ドーパミンの分泌が減ります。その結果、欲求不満、不快を感じることが多くなるのです。

こうして、脅威システムから逃れるために働かせる動因システムでは、目的としているドーパミンの分泌ができなくなってきて、それによる欲求不満と不快を感じ、さらに感情システムの脅威システムが更に心を覆うようになることで、さらに動因システムを働かせようとするという循環になっていきます。

7,穏やかな心の状態に働くもの

充足とスージングのシステム

「スージング」とは、「沈静・鎮める」という意味があります。

嫌なことや心配ごとがなく、安全な状態のとき、心が平安と充足の状態にあるときは、このシステムが働いています。
このとき脳ではエンドルフィンという物質が分泌されています。
エンドルフィンは、人間の本能的な欲求が満たされる時に分泌され、モルヒネと似た鎮痛・沈静効果があります。
“充足とスージングのシステム”は先の脅威システム、動因システムを切った状態にしてくれるので、いかにこの状態に感情のシステムを切り替えることができるかが鍵となってきます。

スージングシステムを働かせるために

今回の座談会ではココまでのお話はありませんでしたが、谷川先生の行っている家族プログラムでは「対話」により、この状態を作れるように指導されているそうです。
家族が依存症と関わるとき、家族自身が「脅威システム」に陥ってしまい、依存症の負のループに巻き込まれてしまいます。
そこから抜け出すためには、家族が自身の心理状態を冷静に見つめ、スージングシステムを意識することが大切です。

8, 参加者の皆さんの事例を共有

お子様が依存状態にあるという方から、どこからが依存状態なのかを知りたいという方まで 

座談会では、参加者の皆さんのお子さんについての話題を共有させていただきました。

事例紹介

◆ 16歳 女
大学進学を希望していますが、机に向かって勉強ができない、できても集中力が続かないそうです。そんな自分に苛立ち、時に私を蹴ったり、物を投げたりします。しかし、スマホは積極的に手に取り1-2時間続けてします。
そんな娘にどのように接すればいいでしょうか。

◆ 大学生の息子と高校生の長女
息子は現在は落ち着いたが、一時はPCゲームにハマり、それをさせないことに執着してしまっていた時期があり、家族の中で戦いが日々繰り広げられていた。結局PCが出来ない環境に置くことで、沈静化したが、その影響は今も残っている。
もうひとりの長女については、現在、スマホを手から離さない。常に何かを見ているようだが、あまり明るい表情でもないのが気にかかる。
年齢の高い子に保護者はどのように関わればよいのか。

◆ 11歳 男
不登校になって4年目になりました。YouTubeで作りたい物や、好きなものを見つけたり刺激をもらい。絵や工作への創作意欲に繋がっています。
ゲームも、友達と交流するツールとなっています。
ただ、管理は難しくて、長時間の視聴による視力や脳への影響、触れて欲しくない情報にふれる可能性や、現実とバーチャルとの付き合い方など、心配事は沢山あります。


依存と依存ではない。の境界線はどこで、依存になった場合、どうやって治療するのか。予防に大切な事と、治療に大事な事は何と考えられているか。
を教えて欲しいです。

そして、これらの話題について、谷川先生から個別にアドバイスや取り組みへのご提案がありました。
それは例えば、

「スマホを手放さない娘への声かけが難しい」▶「まずはお母様の心のケアをすることから始めませんか。依存症に関しては、まずはご家族が支援機関とつながることからスタートします。」
「姉弟で症状は違うが、パソコン、スマホが手放せない」▶「お子さんが社会と関わろうとする行動を強化(その行為に関心を示し、ホメる、喜ぶなどの本人にとって喜ばしい反応を示す)してください」
「不登校であると同時にインターネットを使って様々な事を行っているが心配事がつきない」▶「お母様との距離が近いことも一つの問題であり、あと、規則正しい生活を心がけることで良いサイクルにつながる」

など、谷川先生の豊富な臨床経験から現時点でのお子さんの様子をどのように捉えたら良いのかというアドバイスをお届けいたしました。

9、家族支援プログラム

ゲーム障害における“福岡モデル”を作りたい

昨年、ゲームリテラシーというタイトルで、福岡esports協会様や強度行動障害のプロフェッショナルの方にご協力いただき、ゲームについて考えるセミナーを行いましたが、今回はより「ゲーム障害」にフォーカスした内容でお届けしました。
具体的な依存症の仕組みや脳の構造、感情のシステムなどを知ることで、様々な状態を客観的に視る、知ることの大切さを学ばせていただきました。
そして、「どうして良いかわからない状態」を気持ちだけでなく、システムとして理解することで、抜け出すためのいとぐちを掴むことができることを知ることが出来ました。
「解決方法はある」「抜け出す道はある」それを知ることだけでも、我々の「脅威システム」のレベルを下げ、冷静な判断を促すきっかけになると思いました。

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10.次回以降の企画のご紹介 

当事者座談会、就労支援現場を知るための座談会

今後の座談会の予定は、成人の発達障がい当事者の皆さんによる体験談などを保護者の皆さんと共有する座談会や就労支援現場で働く支援員の方をお招きしての障がいのある方の就労についての取り組みを知る座談会を予定しています。
ぜひ奮ってご参加ください!

 

【リポート】動物園クリーンスタッフのお仕事体験&動物病院見学

 動物園クリーンスタッフのお仕事体験&動物病院見学 

8月8日(土)、株式会社まきもと様、ひまわりランド様、福岡市動植物園のご協力のもと、福岡市動植物園でお仕事体験を行いました。
この夏最初のお仕事体験!
8人のチャレキッズが挑戦しました‼

 クリーンスタッフ体験 

まずはクリーンスタッフ体験!

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正門付近とアジア熱帯の渓谷エリアのゴミ箱の中のゴミ回収とベンチ拭きを体験しました。

ゴミ回収では軍手とトングを使用します。
トングを受け取って、ゴミ箱の中を1つ1つチェックしていきます!

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トングを雑巾に持ち替えて…
次はベンチを拭きます!

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株式会社まきもとの職員の方々、ひまわりランドのお姉さん、お兄さんの様子をよく見ながら、みんなで役割分担をして作業を進めました。

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「お客さんが気持ちよく過ごせるように」と雑巾が真っ黒になるまで頑張りました!

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最初は指示を待っていたチャレキッズたちも、最後には自ら進んで汚れたベンチを見つけ、拭く姿が印象的でした!

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暑い中での作業でしたが、集中して取り組むことができました!?

作業後の振り返りの時間では、「椅子がきれいになって嬉しい!」「ゴミがたくさん入っているゴミ箱があって大変だった!」と感想を聞かせてくれました!

 動物病院見学 

クリーンスタッフ体験の後は動物病院見学!
動物園の中にある動物病院を訪れました。

手術室、レントゲン室、解剖室など普段は見ることができない場所にみんな興味津々!?

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保護された野生動物や治療中の動物など、13匹の動物を観察させていただきました!
おばあちゃんペンギンに赤ちゃんフクロウ、遊び盛りなテン、大きなタカなどのたくさんの動物を前に、チャレキッズたちは驚いている様子でした。

そして、実際にフクロウとタカへの餌やりを見せていただきました!
職員の方がピンセットを使って、動物の口へと餌を運びます。

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チャレキッズもホンドテンへの餌やりを体験させていただいたのですが、、、
動物たちも緊張していたようで、上手にあげることはできませんでした?

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見学後は、「どうして職員の手で餌をあげるんですか?」「どうして寄生虫の検査をするんですか?」などのチャレキッズからのたくさんの質問に答えていただきました!

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 1日の振り返り 

このお仕事体験を通して、みんながよく知る動物園の中でお仕事をしている人がいること、みんなから見えないところでもお仕事をしている人がいることを知ることができました。
そしてお仕事の大変さと楽しさを感じることができたお仕事体験になりました。

株式会社まきもと様、ひまわりランド様、福岡市動植物園の皆様、素敵な体験をありがとうございました!

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2020-08-12 | Posted in blog, イベント, スタッフブログNo Comments » 

 

チャレキッズ・オンラインペアトレサロン 受講生募集

子育てを楽しく!
親の育ちを応援する  

子育ては「スキル」です。「トレーニング」して身につけよう! 

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お子さんの行動を変えてあげたいそんなお悩みありませんか?

お子様を褒めて伸ばしたい。そう考えていらっしゃる保護者は多いです。
しかし、児童書や講座でその手法を見聞きしたとしても、ご家庭で実践、継続するのはなかなか難しいもの。
そこで今回、“お子様との関わりをスキルとして身につける”ためのペアレント・トレーニングプログラムを企画いたしました。
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ホメて伸ばす!子育てのコツを学びませんか?

具体的に学び鍛えるのは、ズバリ、「ホメる力」です。簡単なようで難しい「ホメる」という技術を身につけるために、
講座では専門のトレーナーが座学とロールプレイを行い、ご家庭での実践を共有、フィードバックを行いながら継続的にトレーニングを実施していきます。
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ペアレント・トレーニングサロンの開講

チャレキッズ・ペアトレサロンは、お子様への声がけや行動に難しさ感じる保護者の皆さんへ、「行動」の見方を学び、「ホメ上手になる」ことを目指していきます。少人数制で講座を受講し、自身の取り組みをアウトプット、各ご家庭の事例を共有しつつ、ご家庭で実践する、を繰り返します。「親は自分の子どもに対して最良の治療者になることができる」という考えを実践していきます。

ホメ上手になるために①

ポイントは3つ

1,大切なのは 行動 で考えること

行動分析の基礎を学び、行動のきっかけと結果から、具体的にどのように行動したらよいかを導くコツを覚えましょう!
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2,キーワードはホメる対応

「ホメられる行動」を見直し、「褒め上手」になるための準備をしていきます。「ホメる」はトレーニングで獲得できるスキルです。
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3,同じ思いの仲間と共有

同じ悩みを持つ保護者どうしで事例や取り組みを共有。共に考え、アイデアを出し合います。
自身のモチベーションアップ、励まし合う環境での取り組みの継続に仲間づくりが有効です。
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プログラムは全部で10回

毎回テーマとなる講義の後、参加者同士で、現状把握と取り組みを記載したワークシートを元にお互い発表、共有し、講師からのアドバイスを頂きます。仲間の取り組みなどからもアイデアを取り入れ、改めて日々の生活の中で実践し、取り組みの内容をワークシートに記載し、次回の講義へ望みます。

《プログラム(各回3時間)》


第1回 ほめ上手になろう!
第2回 子供の行動を3つに分ける
第3回 ほめるポイント
第4回 ほめるコツ
第5回 スペシャルタイム
第6回 行動の仕組み~ABC分析
第7回 無視のポイント~ほめる為に待
第8回 指示の出し方のコツ
第9回 「制限」~警告とペナルティ~
第10回 学校や園との連携について

講師

豊富な経験をお持ちの南川悠氏

南川 悠氏 写真

講師:日本ペアレント・トレーニング研究会 インストラクター養成研修修了
南川 悠 氏
発達子どもアカデミー原田校 管理者
精神保健福祉士

受講料

50,000円(税別)

受講料:50,000円
定員:10名
受講形式:オンライン
実施日:平日午前中

こんな方にオススメ! 

☑️ お子様を褒めて伸ばしたい
☑️ 子どもの行動を変えてあげたい
☑️ 子どもとの関係を改善したい
☑️ 子どもの行動を学び視点を変えたい
☑️ 同じ悩みを持つ仲間と思いを共有したい

お申込み・お問い合わせ


主催 : 一般社団法人チャレキッズ

Tel : 090-3415-3315 

Mail : challekids01@gmail.com 

申し込みはこちら

ペアトレサロンチラシ200720

 

《 参加者募集 !》7月29日(水)開催 チャレキッズ・オンライン座談会 《教えて!谷川先生!》~ゲーム障害の兆候とメカニズム~

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~大好評!保護者向けオンライン座談会 ~

毎回大変ご好評いただいています、オンライン座談会。
これまで、言語聴覚士の相本先生による、支援機関や学校との連携をテーマにした、「子どもを中心としたつながりづくり」、また、ペアレントトレーナーの南川悠氏による、「ホメ上手になる」をテーマにした「子どもを伸ばす魔法のことば掛け」を行ってきました。

参加した保護者の皆さんから、「具体的なお話が聞けてよかった」「丁寧に事例についてアドバイスを頂けて早速取り組んでみようと思った」など、気付きやヒントが詰まった座談会となっています。

そんなチャレキッズオンライン座談会で次回取り組むテーマは「ゲーム障害」です。

疾病認定された「ゲーム障害」

病的なネット依存が疑われる中高生が推計93万人

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これまで、「ネット依存」、「ゲーム依存」という呼び方に馴染みがありましたが、実はゲーム依存は「依存」ではなく、「障害」とみなされ、国際疾病分類の最新版に「ゲーム障害」という名称で疾病認定されたのです。

WHOは2018年に病気の名称や症状を示す「国際疾病分類(ICD)」の最新版にゲーム障害を追加した。
WHOによると、(1)ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない(2)ゲームを最優先する(3)問題が起きているのに続ける――などといった状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性がある。ゲーム障害になると、朝起きられない、物や人にあたるなどといった問題が現れるとされる。
WHOが国際疾病として認定したことで、ゲーム会社のコンテンツ開発にも影響を及ぼす可能性がある。
厚生労働省によると、日本ではオンラインゲームを含めた病的なネット依存が疑われる中高生が推計93万人と過去5年間で倍増した。
韓国では02年にゲームのやり過ぎによる死亡事故が起きた。
※引用元:日本経済新聞

コロナウィルス禍中の学校の休業中にゲーム依存の傾向が進んだことを懸念するご家庭も増えているかもしれません。
この後、夏休みを控え、親御さんのゲーム障害(ゲーム依存、ネット依存)に対する知識や意識の学びは必須のものとなりつつあります。

依存症を考える機会に

講師は依存症を専門とする公認心理師

お話を伺うのは、カウンセリングスペース「やどりぎ」の公認心理師、谷川芳江さん。
昨年、福岡eスポーツ協会さんと共に行った、ゲーム障害の基礎理解の講座でもご登壇いただき、依存症について詳しくお話くださいました。
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カウンセリングスペースやどりぎは、依存症のサポートを専門に行うジャパンマック福岡の中でも各種依存症や発達障害、引きこもり、トラウマなど様々な問題を抱えた方の問題の整理をお手伝いする施設です。

講師紹介:
谷川 芳江(Tanigawa Yoshie) さん
所属:カウンセリングスペースやどりぎ
   公認心理士、臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士 
カウンセリングスペース”やどりぎ”は成人のひきこもりや依存症の問題についてカウンセリングや心理テストを行い状況を改善するための支援計画を作成します。
ひきこもりや依存症の裏側に隠れている様々な問題、家族関係、発達障がい、トラウマなどの問題を整理し、取り組みを進めます。
ゆっくりと支援の輪を社会的な支援へと広げていく取り組みを行っています。

事前にコンテンツ動画を視聴

「ゲーム障害という依存症」

参加申込みの方には座談会のテーマと成る「ゲーム障害という依存症」についての動画をご覧いただけます。
好きな時間にゆっくりと内容をご理解いただいた上で参加いただけるので、ゲストスピーカーの話もわかりやすくご参加いただけます。
 オンライン座談会告知動画

わずか1年で疾病の傾向

ご家族が巻き込まれないためにも、兆候とメカニズムを学びましょう

谷川先生はおっしゃいます。

ゲーム障害は若年層に多く見られる傾向があります。
これは脳の発達、成長の傾向に関わっています。
そして進行が早く、通常の依存症が10年単位で進行するところをわずか1年で疾病してしまいます。
そのメカニズムや家族の役割を考えることが解決への手がかりとなります。

お子さんの現在の状況を知る上でも、依存のループにご家族が巻き込まれないためにも、依存のメカニズム、ゲーム障害の知識についての情報をいち早くキャッチし、事例を共有していただければと思います。

申込み方法

下記リンクの応募フォームよりご応募下さい

締切:7/22(水)

こちら

こんな方にオススメ! 

☑️ ゲーム障害のメカニズムを知りたい
☑️ 子どもがゲーム障害になっているかを知りたい
☑️ こどもがゲームやネットばかりしていて心配だ
☑️ 家族はどのように関わればよいか知りたい
☑️ ゲーム障害からの脱却方法を知りたい

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プログラム 

9:45 入室開始
10:00 主催挨拶
10:05 ゲストSpeakerご紹介
10:10 参加者自己紹介、事例共有
10:20 speakerからの話題提供
10:50 ブレイクアウトセッション
11:00 共有 
11:10 質疑応答
11:25 終わりの挨拶
11:30 終了


開催概要  

タイトル  : チャレキッズ・オンライン座談会 『教えて!谷川先生!』~ゲーム障害の兆候とメカニズム~

開催日時 : 7/29(水) 10:00〜12:00 (入室開始 9:45〜 )

会  場 : オンライン(Zoomを利用)

定  員 : 7名

参 加 費 : 2,000円
      
締  切 : 7/22(水) 

主  催 : 一般社団法人チャレキッズ

問い合わせ: Tel 090-3415-3315 Mail:challekids01@gmail.com 

 

チャレキッズお仕事体験2020 参加者募集!

 

2020年度、チャレキッズ夏のお仕事体験開催決定!


お待たせ致しました\(^ ^)/

2020年のチャレキッズお仕事体験の募集をスタート致します!
今年も多彩なお仕事をコーディネート!!
人気の「Youtuberになろう!」「寿司職人」「猟師さんのお仕事」「プログラマー」「イラストレーターのお仕事」に加え、
「動物園のクリーンスタッフ」「シルクスクリーン印刷」「猟師さんのお仕事」など新たなお仕事体験も満載です!

「経験する」ことが何よりのキャリア教育

発達に特性のあるお子様の将来を見据えた、「経験を増やす」「繋がりをつくる」ための体験です。
参加されなかで、お子様の新たな可能性や能力、気付きがきっとあります!
ぜひ、眠っている才能を開花させ、「経験値」を増やしていきましょう!

ご希望のお仕事体験、どのようなお仕事体験がしたいか等をお書きいただき、
下記の応募要項をご記入の上、メール、FAX、HPの応募フォームよりご応募ください!

チラシ 夏のお仕事体験2020 200624-1-01

8/8(土)  動物園のクリーンスタッフのお仕事/福岡市動植物園&株式会社まきもと/5名/福岡市南区 
8/10(月) (実施中止)飲食店スタッフのお仕事/株式会社56フーズ・コーポレーション/5名/福岡市博多区
8/13(木) (実施中止)プログラマーのお仕事/株式会社else if/4名/福岡市博多区
8/13(木) (実施中止)イラストレーターのお仕事/株式会社カムラック/2名/福岡市博多区

8/15(日) Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区
8/17(月) シルクスクリーン印刷のお仕事/ オイルマウントプリンターズ/5名/福岡市南区
8/18(火) 雑貨制作のお仕事/株式会社数寄屋/5名/宗像市

8/30(日) Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区
9/5(土)  博多独楽(はかたこま)制作のお仕事/NPO法人 文芸想伝会/5名/那珂川市

9/12(土) 畳職人のお仕事/鶴田畳店/5名/福岡市東区
9/19(土) (実施中止)雑貨制作のお仕事/株式会社数寄屋/5名/宗像市
9/20(日) 寿司職人のお仕事/アトモスダイニング株式会社/5名/福岡市博多区 11:00〜13:00
(9月26日より変更)
10/3(土) (実施中止)惣菜やさんのお仕事/株式会社クック・チャムマイシャンス/5名/那珂川市

10/17(土) 飲食店スタッフのお仕事/株式会社56フーズ・コーポレーション/5名/福岡市博多区
11/7(土) 猟師さんのお仕事
/株式会社夢屋/5名/糸島市二丈町
11/23(祝) (実施中止)花市場のお仕事
/福岡市生花市場組合/5名/福岡市東区
12/5(土) 猟師さんのお仕事/株式会社夢屋/5名/糸島市二丈町
12/6(日) (実施中止)Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区

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お仕事体験の流れ

①  下記参加希望応募フォーム記入、送信。

②  参加決定者へ随時ご連絡(1週間前〜)

③  参加日程のご連絡、ご相談(日程が予めわかっているものもあります)

④  参加決定者へ後日、「スキルシート」「参加同意書」記入のお願いメール送信。ご返信いただきます(同意書は当日のご記入も可)。

⑤  当日のスケジュール、集合場所、持ってくるものなどの連絡(メール)

⑥  当日、体験実施(メール)

⑦  終了後、体験内容をブログなどにアップ

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参加費

2000円から

(材料費等、プログラム内容に応じて異なります)

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お問い合わせ

090-3415-3315

Fax:092-235-3220

challekids01@gmail.com

お気軽にお問い合わせください

お仕事体験申し込みフォーム

申し込みはこちら

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座談会リポートチャレキッズ・オンライン座談会 《教えて!相本先生!》~子どもを中心としたつながりづくり〜

保護者対象の無料オンライン座談会

2020年6月17日(水)10:00〜11:30 Zoomを使ったオンライン座談会を実施しました。
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対象は保護者、支援者の皆さん。
テーマは「子どもを中心としたつながりづくり」です。
ゲストスピーカーには、言語聴覚士の相本ゆかりさんをお招きました。
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今回はその座談会のリポートをしてまいります。
キーワードは“ABA(応用行動分析)”、“スケジュール”、“生活を整える”、“気づいた人から学び伝える” です!

目次
1,オンラインの可能性を広げる
2,対話中心の座談会
3,
テーマ動画を事前視聴
4,事例の共有
5,道具を持とう①スケジューリング
6,道具を持とう② ABA(応用行動分析)
7,生活を整えるという大目標
8,気づいた人から学び、伝えていく
9, 座談会を終えて
次回のオンライン座談会 と応用行動分析セミナー

1,オンラインの可能性を広げる

家庭以外の場所での過ごし方を良いものに

お子様が学校や支援機関でどのように過ごしているのか、家庭以外での活動をより充実したものにし、療育にも役立てるために、学校の先生や支援者と連携を図りたい。
でも、なかなか思いや情報が共有できず、もやもやしてしまう。
そんな事、ありませんか?
そんな問いかけから始まりました。

学校や支援機関をレスパイトの一つと割り切り、預けるだけという利用の仕方もあるのかもしれませんが、関係先でも有用な経験を積んで成長につながると良いな、、そう考える保護者の方なら誰しもが良い連携を望まれるのではないでしょうか。


2, 対話中心の座談会

座談会の流れについて




9:45  入室開始
10:00 主催挨拶
10:05 ゲストSpeakerご紹介
10:10 参加者自己紹介
10:20 参加者のみなさんの事例共有
10:30 speakerからの話題提供
10:40 各自の事例に対してのコメント
11:10 質疑応答 
11:25 感想共有
11:30 終了

3,
テーマ動画を事前視聴

座談会の時間を充実したものにするために

これも新たな試みでした。

意図としては

“事前視聴動画を観る”ことで、“テーマについて登壇者の考えや伝えたいことの概要を把握することができ、座談会にスムーズにはいれるのでは”

と考えました。

イベントがスタートし、今日の流れ、趣旨説明、団体の説明と講師紹介の後、通常であればテーマについてのトークが登壇者からあるところですが、事前動画により大まかに説明しているため、すぐに参加者の自己紹介がスタートでき、それぞれの事例共有へと移ることが出来ました。

4, 事例の共有

低学年から高学年、若者に至るまで幅広い事例が集う

座談会写真 200617-1
今回は小学1年生から20代半ばまでと、幅広い年齢層のお子さんの事例が共有されました。
テーマの「学校や支援機関との連携」について、参加者夫々が困ったことや悩みを抱いていらっしゃいます。
どのような事例共有があったか、簡単にご紹介すると

◆本人が言語理解ができる場合、支援者との相談の場に本人も入れてもよいか?

◆とにかく頑固で気が強い。嫌なことは絶対しないし、嫌なことがあったら投げる、叩く、噛む、泣き叫ぶ!と思いきや、外では人見知りで存在感の薄い静かな女の子のようで、家と外では全く別人のようです。窓際のトットちゃんと思って育てています(小1女子)。

◆学校や先生への拒絶感が強く、小2〜小6の現在まで不登校。
放課後デイは、通っていますが定期てきな安定した通所が今も課題です。本人が希望する放課後デイをひとつ増やし、外に少しずつ出られるようになってきたので、これから連携について、考えたいと思っていました。学校と連携を図りたいがコミュニケーションが希薄で、こちらからどのようにアプローチしてよいかわからない。また、本人が支援を望んでいるかがわからない。

◆通信制の高校に通う高校1年生の男子。今後の進路についても含め、支援者に子どものことをどのように聞き出したら親目線以外の情報が引き出せるか?

◆長男24歳は発達障害であるとの診断を大学に入ってからうけ、今現在引きこもりの状態です。この状態をどうしたらとわからない状態です。
小学6年生のときに気づいたが、実生活でそこまで困ったことがなかったため、支援機関を利用しなかった。
勉学が得意だったので、特に気にせず、勉強に打ち込ませた。
高校も進学校に入学、大学も国公立大学に合格した。しかしここから躓いた。
大学にいけなくなった。
寮に入ったことが原因の一つかもしれないが、苦手なことに対処できなくなっていった。
教科の履修手続きや授業で行うグループワークなど、「人との連携が苦手」なため、自由度の高い大学のシステムについて行けなくなった。現在は大学を休学し、一日中家にいる。
本人に困っていることを聞いても出てこない。

5,道具を持とう①スケジューリング

子ども中心のつながりづくりのために

参加者からの事例を皆さんで共有した後、それらに共通する課題として出たのが「スケジューリング」というキーワード。そしてもう一つが「応用行動分析」でした。
スケジューリングは、一日の計画などを視覚化し、言語コミュニケーションが苦手なお子さんに、今日一日の見通しを持ってもらうことで、安心して一日を生活できるようにする術です。
また、このスケジューリングをすることで、保護者とお子さんが「共通の言語」を手に入れることになります。
そうすることで、スケジュールは変更になることもあること、そして中止になることもあることを理解してもらうステップへと移っていきます。
お互いの共通認識、共通言語を手に入れることで、感情のトラブルがあった際に、何がお子さんにとって障壁になっているかがようやくわかってくるのです。

6,道具を持とう② ABA(応用行動分析)

行動を仕分け、見える化する

もう一つの道具が「ABA(応用行動分析)」です。
チャレキッズでも朝倉先生の応用行動分析セミナーを開催するなど、その考え方の重要性をお伝えしています。
また、次回7月18日にも朝倉先生の「応用行動分析的子育てのススメ」を企画予定です。

相本さんからのお話では、門眞一郎ABAの考え方をもとに「感情」をいれず、「行動」をきちんと仕分けて行くことで、行動の理由を解き明かす「応用行動分析」の手法を用いた分析シートをご紹介いただきました。

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出展:
http://www.eonet.ne.jp/~skado/

ただし、このシート、使えるようになるためには勉強が必要です。
全体の考え方を理解するだけでなく、行動をどのように捉えるのか、前提条件をどのように設定するのか、その結果何が得られているのかなど、項目に入れていく言葉、行動の素材を仕分けるには経験と学びが必要です。

“感情”ではなく、“行動”で視る

行動には“きっかけ”がありそれに対する“反応行動”があり、その“結果”がある。
その結果が本人とって有益であるならば、その行動は「次回も行おう」という動機づけにつながる(強化される)
この原則をもとに、きっかけ、反応、結果を仕分け、観察することで、行動の理由を理解することに近づいていく。
ひいては、支援者、保護者の「わからない、理解できない」という焦りからくる「怒り」からの開放へと繋がります。
そして、冷静に「行動を観察する」ことで、本人にどのようにすれば伝わるのかを考えていくきっかけが出来ていくのです。

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7,生活を整えるという大目標

座談会後のアンケートで「心に残ったワード」では上記のABAやスケジュールに併せ「生活を整える」というキーワードが上がっていました。
今回のテーマ、子どもを中心としたつながりづくりにみなさんが関心を持ってくださったのも、お子さんの生活をもっと充実した学びの多いものにしてあげたいという思いが合ってこそだと思います。
そうしていくことで、何を目指すかというと、将来、目標を持ち
生き生きとした人生を歩んでもらいたい
と思うからだと思うのです。
そのために、まず最初に必要なこととして、「生活を整えること」ということが大切だと相本先生が伝えてくださいました。

座談会写真 200617-2

8, 気づいた人から学び、伝えていく

全てはつながっている

そして、事前視聴動画にもありましたが、支援者や学校関係者のみなさんが、特別支援教育について専門的な学びを得てこられているかというと、残念ながらそうとも言えません。

更に、特別支援教育だけでなく、今回もご紹介したABA,や、PECS,TEECHなどなど、世界で使われているツールや考え方を学びながら、本人に最適な支援を行うにはどうすればよいかを考え実践し自身の経験値を上げ続けていく必要があります。
それらの学びや経験、識を支援者や先生方に求めるのは少々難しいということも理解していかねばなりません。
まったく当てにするなということではありませんが、期待しすぎないこと。
そして、何より普段からそばにいる保護者がいち早くそのことに気づき、学びと実践を継続することが大切です。
お仕事や家事もある中、そこまでの時間を費やすことは難しい、そういう事情もあるかと思います。
しかし、そこも「できる人から」がやっていきましょう。
ご自身にその余裕と時間がないのであれば、できる支援者や専門家の協力を仰げばよいのです。
一人の力で出来なくとも、お子さんを中心としたつながりづくりがあれば、本人にとっての良い時間、良い経験、良い学びの伸びしろはまだまだ広がると思います。

《アンケート:本日の座談会の満足度はいかがでしたでしょうか? 1:期待はずれだった 10:期待以上のだった 》
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《アンケート: 特に印象に残ったお話、気づいたことなどがあれば教えてください。 》
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9, 座談会を終えて

継続した学びを実現するために

今回初の座談会でしたが、7人という人数と、事前に視聴動画を御覧頂いてからの参加ということで、最初から各自の事例を共有でき、それぞれの事例にコメントいただくことが出来ました。また、「子どもを中心としたつながりづくり」に必要なキーワード、“ABA(応用行動分析)”、“スケジュール”、“生活を整える”、“気づいた人から学び伝える”も参加者の皆さんの心に残せたのではないかと思います。
この気づきを生活に活かし、継続してつながっていけるよう、これからも様々な企画を行っていきますよ!

ということで、次回以降の企画のご紹介です!

次回のオンライン座談会 と応用行動分析セミナー

次回のオンライン座談会は6月24日(水)10:00〜11:30、発達子どもアカデミーの南川悠先生をお招きます。
テーマは「子どもを伸ばす魔法のことばかけ」です。
定員以上の方の参加希望があったため、2回に分けて行う予定です。

初心者にオススメ!

応用行動分析学的子育てのススメ

また、7月18日(土)には、お子さんへの対応に応用行動分析どのように活かせばよいのか、ABAがはじめて!という方向けの講座を実施いたします。
応用行動分析学のセミナーを多数開催していらっしゃる、春日小学校校長の朝倉博実先生によります、「応用行動分析学的子育てのススメ」です。
ふくふくプラザ503号室で14:00〜16:00の時間に開催いたします。
また、当日会場にお越しになれない方のために、Zoomでのご参加も可能といたします。
奮ってご応募ください。
7/18(土)応用行動分析学的子育てのススメ〜ABA(応用行動分析)基礎セミナー

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皆さんのご参加、お待ちしております!

2020-06-21 | Posted in blog, オンラインイベントNo Comments » 

 

親子でチャレンジ!チャレキッズ Zoomで朝会!参加者募集!

【朝会、参加しませんか?!】

緊急事態宣言延長を受け、小中学校の休校も延長となりました。
そこで、お子様の生活リズムを整える一助になればと、チャレキッズで「Zoomで朝会」を企画いたしました!
朝の8時にご希望の方にお知らせするZoomのURLにアクセス、パスワードを入力して、オンラインでの朝会にご参加いただけます(お子様のみの参加もOK)。

生活リズムを整える

4月末に実施したアンケートで、お子様のストレス、保護者のストレスなどを軽減する一つのキーワードが「生活リズムを整えること」ではないかという予想を立てています。
「お子様にストレスや変化がある」についていうと、生活リズムが整っている方々にはストレスが低いことが分かりました。
さらに、保護者の皆さんの心配事に「休校期間中にコミュニケーションの機会が減ること」が多く上がっていました。
特に同世代の子ども同士のコミュニケーションへの要望が多かったのです。
そして、オンラインでの学びの機会などにもご要望があることを知り、チャレキッズで「Zoomで朝会」を企画しました!

はじめての方もぜひ!

まだ、オンラインでのコミュニケーションを経験したことがない。
やり方がわからない、そんな方もお気軽にどうぞ!
今は抵抗感があるかもしれませんが、できるようになるとアクセスできる情報が増えます。
事前にお試しで繋いでみたい!という方のご要望にもお応えします!

期日は 5/11(月)~15(金)の 午前8時からです

《 親子でチャレンジ!チャレキッズ「Zoomで朝会」 》
【期日】:5/11日(月)〜15日(金) 8:00〜8:30
【準備するもの】:PC、スマホ
【使用するアプリ】:Zoom https://us02web.zoom.us/
※アクセスすると「アプリをインストール」への案内が出ますので、支持に従ってインストールしてください。
【 内容 】
①朝のご挨拶(皆さんご一緒に)
②健康状態のコメント一言(お一人ずつ)
③昨日はどんな一日でしたか?(お一人ずつ)
④本日の予定と目標は?(お一人ずつ)
⑤軽い筋トレ(もしくはラジオ体操)
⑥みんなで、「今日も一日、がんばろう!」宣言

【 参加費 】 無料
【 申し込み 】 申込みフォーム

Zoomが初めて!

Zoomを使うときの確認事項の記事を分かりやすくまとめた情報がありますので、そちらを御覧ください!

アンケートリポート

先月皆様にご協力いただきました、春休みの過ごし方アンケートの報告もブログにアップしております。
ぜひ、御覧ください!

【 アンケートリポートブログこちら 】↓↓
チャレキッズ春休みアンケート2020リポート

今回の結果を受け、チャレキッズでもオンラインでのセミナーや座談会など企画してまいりたいと存じます。
ご都合が合うようでしたら、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

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《 チャレキッズ春休みアンケート 2020 リポート① 》新型コロナウィルス禍による影響調査

〜新型コロナウィルスによる外出自粛規制下における、発達に特性のあるお子さんを育てるご家庭の状況調査 〜

2020年の3月より始まったコロナウィルス感染拡大防止に伴う外出自粛要請。
その中で家庭で過ごすことが多くなった発達に特性のあるお子さんたちとその保護者の状況についてアンケート調査を行わせていただきました。
ご家庭で過ごすことが多くなったことで予想される、お子さんの生活リズムの乱れ、そして、保護者の皆さんの心配事や困りごと、社会に対する不安はどのようなものがあるのでしょうか。

目次
目次
1.目的について
2.結果
2-1. お子さんの生活状況について
2-2. 自粛前と自粛後の変化
2-3. 心配なこと、不安なこと
2-4. 相談先について
2-5. 希望しているモノやサービス
2-6. 新型コロナウィルス禍と障がい者雇用

3.まとめ

1.目的について

このアンケートは、発達に特性のあるお子さんたちの将来の就労の促進と定着を目指す一般社団法人チャレキッズが、新型コロナウィルスの影響に苦しんでいるご家庭の現状を知ることで、適切なサービスや企画を生んでいきたいと思い、実施したものです。
チャレキッズではこれまで、対面での動画制作やプログラミング、デザイン講座などのスクール活動をおこなっていますが、4月からはオンライン講座の企画を進めてきました。
今後、よりニーズが増えるのでは、ということと、保護者のみなさんへもできることがあるのではないかと思っています。
今リポートは、アンケートの質問項目のうち、お子さんや保護者の心配事や不安、うけてみたいサービスなどについての抜き出してみました。

2.結果

2-1. お子さんの生活状況について

アンケートの前半では、自粛期間中の「生活リズムの乱れ」と各生活の要素の関係について着目するため「おこさまの生活リズムは整っていますか?」に対する回答を、「セグメント(1):崩れている」〜「セグメント(5):毎日規則正しく過ごしている」のそれぞれのグループごとに分け、その傾向を探しました。
その内容はリポート②にてご紹介します。

全体としては、セグメント(5)の「規則正しく過ごしている」は全体の11.5%「崩れている」が13%。全体的な傾向としては整っているご家庭のほうが僅かだが多い印象となりました。
各ご家庭、取り組みを頑張られている様子が窺えました。

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2-2 自粛前と自粛後の変化

外出自粛によって、生活のリズムが変わり、発達に特性のあるお子さんにとっては予想できない自体やリズムが崩れるなどして、大変なのではないか、
保護者の方もそのフォローをするためにたくさんの時間と労力を割かれているのではないか、そんな思いから
お子さんや保護者の皆さんの、自粛前後の気持ちの変化についての質問しました。

2-2-1《 変化はあまりないが半数以上 》

ところが、お子様について言うと、「変化はあまりない」が58.8%。という結果となりました。

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先程紹介した、「生活リズムの乱れ」のセグメントごとの違いで見てみると、「セグメント4」で数値が上がっているものの、「セグメント1」から「5」に向けて、下がっている傾向が伺えます。
「セグメント5」に関しては、全員が「変化はあまりない」と回答している。
併せて、「変化した」の回答の中には、楽しそうになった、楽になった、自傷行為が減った、落ち着いた、主張が強くなったなどの決してネガティブな変化ばかりではないことが分かりました。
お子さんについては、全体的に変化を感じている子が少ない傾向にあることと、ポジティブな影響を表しているお子さんも多くいらっしゃることが分かります。
その一方で、外出自粛によるネガティブな要素が表出しているお子さんもらっしゃいました
次は、その「変化の詳細」を伺いましたので、抜粋してみました。
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《 「変化がある」と答えたお子さんの様子 》

セグメント1
・覇気がない
・運動不足による体調不良。苛立ちやすい。TVからの情報の不安
・独り言が増えた
・おしゃべりが減ってきてる。
・自分に持病があり、重症化のリスクが高いことは理解しているので、不安は大きいようです。

セグメント2
・言葉が荒くなった。寝つきが悪くなった
・体重増加 どうしてもだらだらしてしまう
・ストレスがたまっている。運動していない。
・イライラ、泣きが増えた
・言動が荒くなった

セグメント3
・自分の意思を通すことが強くなった。
・わからない。まだ掴めない。
・日本中が外出自粛、休校の状態になり、先生も生徒も皆んな同じ条件になったので、登校刺激が無くなった。不登校が目立たない環境なので楽。
・休校になって落ち着いた、暴れたり自傷が減ったと思う
・太った
・イライラしている。噛む、叩く
・癇癪が増えた
・Dr.があまり話しをきく時間がなく、喘息発作が増えて 心配してるのと、発作中 マスクを出来ないので 殴られたり… 見えないので手にとってみたら 怒られたり、とか
・学校に行けない事や大好きなカラオケに行けないことを受け入れつつ、いつ行けるのか?というストレスを感じ始めている。

セグメント4
・学校に行きたいという。最近、吃音が少しひどくなってきた感じがする
・兄弟喧嘩が増えた。
・ちょっとした運動での外出も嫌がる(怖がる)ようになった 敏感さ?が気になります
・楽しそうにしている
・余暇の時間に趣味に熱中する余り、ズボンの片膝を触りすぎて破ってしまうことがある。
・しばらくなくなっていたカンシャクを、たまに起こすことがあり、ストレスがたまっているのかな…?と思います。
・わがままになって、気に入らないと怒ったり泣く事が増えた
・家が大好きなので、落ち着いているが、学校が始まってからが不安

2-2-2
《 保護者はストレス 》

一方、お子さんたちを受け入れる保護者の皆さんの変化についてはどうでしょうか。
結果は、51.5%の保護者の方が変化を感じており、セグメント毎で見ると、どのセグメントでも変化を感じていらっしゃいますが、
わずかに、セグメントの(1)⇢(5)に向かって、変化をあまり感じずに済んでいる印象です。
やはり、生活のリズムが整うことで、保護者の方のストレスも軽減するんだな、と改めて感じました。
自粛期間中、どのように生活リズムを整えるか、お子さんの気持ちを安定させることができるかが、一つの鍵となっているようです。

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具体的に保護者のかたはどのような変化を感じていらっしゃるのでしょうか。
その内容をご紹介します。
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《 「変化がある」と答えた保護者の様子 》

セグメント1
・除菌に厳しくなった。
・家にいても何もしてくれない父親、それにつられる子供。コロナ離婚する人がよく分かります。
・体重が増えた
・精神的にしんどい。24時間、一緒だし。
・気分が高まらない。
・感染しないよう、日々緊張感があります。家で子供と2人なのでよくけんかになります。

セグメント2
・子供が預けられないことで仕事に行けない。仕事先が休業になってしまったため、収入が減りました。夫のボーナスも減る可能性が高いです。
・家にいるので大変です
・仕事が思うように進まない
・ストレスがたまっている。
・イライラ

セグメント3
・仕事が忙しくなった
・娘曰くあまり怒らなくなった
・時間ができた
・子の癇癪や自傷が減ったことで、精神的には安定したように思う
・子供との会話が増えた

セグメント4
・兄弟喧嘩が増えた。
・ちょっとした運動での外出も嫌がる(怖がる)ようになった 敏感さ?が気になります
・楽しそうにしている
・余暇の時間に趣味に熱中する余り、ズボンの片膝を触りすぎて破ってしまうことがある。
・しばらくなくなっていたカンシャクを、たまに起こすことがあり、ストレスがたまっているのかな…?と思います。
・わがままになって、気に入らないと怒ったり泣く事が増えた
・家が大好きなので、落ち着いているが、学校が始まってからが不安

セグメント5
・ストレスを感じる
・疲れています
・いろいろ考える時間ができた。

多くの方が、疲労感、ストレス、経済的な不安を感じていらっしゃることが分かりました。
感じていないという方も4割ほどいらっしゃいますが、お子さんよりも保護者のほうがストレスを感じている結果となりました。
たしかに、我が家も比較的落ち着いている方だと思いますが、ついつい子どもたちの過ごし方に気が行ってしまい、普段できることが大幅に制限されています。。。(^ ^;)

つづいては、保護者の皆さんに「自粛期間中の心配事」についてうかがってみました。

2-3《 心配なこと、不安なこと 》

2-3-1《 第一位は育児や教育 》

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《 選択肢 》
1、お子さんの育児や教育のこと 58.7 %
2、現在お子さんが受けている医療やリハビリのこと 20.6%
3、現在お子さんが受けている援助のこと 7.9%
4,経済的なこと 31.7%
5,お子さんの進学のこと 25.4%
6、お子さんの就職のこと 14.3%
7、子育てや障害について必要な情報を得ること 9.5%
8、お子さんを強く叱ってしまったり、手を上げたりしてしまうこと 9.5%
9、お子さんに友達や相談相手がいないこと 27%
11,お子さんの将来の生活のこと 28.6%
12、思春期や異性への対応 6.3%
13、その他 12.7%

結果として、「お子さんの育児や教育のこと」が58.7%、「経済的なこと」が31.7%、「お子さんの将来の生活のこと」 が28.6%となりました。
その詳細をうかがってみました。
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 《自粛期間中の心配事の詳細 》

仕事が少し減り、収入が減ったこと
イライラのコントロールがうまくいかない
もともと勉強が得意ではないのに、長い休みで学習が遅れてしまうのが心配です。
学習の遅れがどのように影響するのか、卒業後の進路はどうなるのか
定期的に通院していたが延期されている。
生活リズムが狂っている、ストレスがたまっている
我が家は先取り学習をしていないのですが、ご家庭によっては塾のオンライン学習を受講されていたりするので、ますます差が出るだろうな…と少し心配です。勉強面だけでなく対人関係なども、人と会ってからこそ学べるので。
友達とのコミュニケーションが苦手な上、休校だと家族とばかり過ごすため、より一層他人とのコミュニケーションができなくなりそうです。
勉強の遅れ、追加教材費用、今まで相談事は通級の先生にしていたが、それができない。兄弟喧嘩が増え私が怒る回数が増えた。仲の良い友達と遊べなくなり、気持ちを発散する場がなくなった。通級で指導してもらえていたケアが受けられず、元の生活に戻ったときに同級生との差が広がっていたときに、それを取り戻せるか心配。
暴力はいたしませんが、基本的なことがなかなか身につかず、ゴミや洋服を散らかし、食事のマナーなども、長い在宅でルーズになっています。本人は起床時も苛立ち暴言を吐き。コミニュケーションもギスギスです。高3で、現場実習が出来ない事、卒業後の受け入れ先に対する繋がりが現在持てない事。
友達との関わりがなくなり、家族だけの関わりが長いので、友達との距離感やつながりがへってしまっていること
一緒にいる時間が長いぶん、衝突があることと、先生の存在や学校でリズムができていたのに崩れてしまったのがつらい。
きょうだいでケンカしてると、つい強く怒ってしまいます。私も仕事をしているので、疲れがたまり怒ってしまいます。
私が出勤できないので、経済的ない不安
現在小学二年生ですが、療育のゴールデンタイムと思っています。しかし、お友達とのやり取りで学べることが出来ないため、社会性が伸ばせないのではないかと心配しています。
みんな同じだと思いますが、勉強の遅れが気になります。中学高校進学を見据えて、勉強にもエンジンをかけなければと思っていた矢先のことで、母としては焦るばかりです。
先の見えないことでの不安が大きく、学校の再開もできない中で、息子にも大きなストレスになっているようです。
母としての不安も色々あり、ほぼ毎日衝突しては凹む日々です。
親の仕事はあるため、自粛期間中に密接な関わりのあるデイサービスを利用せざるを得ず、感染リスクに晒していること

勉学面の遅れとともに、コミュニケーションの機会の喪失についても懸念されている声が聞かれます。
全ては記載できていませんが、皆の不安や困っている様子がひしひしと伝わってきます。
では、この自粛期間が終了すれば事態は解決するのでしょうか?
自粛期間終了後の心配事について伺いました。

2-3-2 《 自粛期間終了後の心配事 》

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1、お子さんの育児や教育のこと 50.8%
2、現在お子さんが受けている医療やリハビリのこと 13.6%
3、現在お子さんが受けている援助のこと 3.4%
4,経済的なこと 20.3%
5,お子さんの進学のこと 28.8%
6、お子さんの就職のこと 18.6%
7、子育てや障害について必要な情報を得ること 5.1%
8、お子さんを強く叱ってしまったり、手を上げたりしてしまうこと 1.7%
9 お子さんの友達や相談相手がいないこと 10.2%
11,お子さんの将来の生活のこと 25.4%
13、その他 15.3%

結果は、「お子さんの育児や教育のこと」が50.8%、お子さんの進学のこと 28.8%、「お子さんの将来の生活のこと」 が25.4%となりました。
自粛前との違いは「お子さんの進学」についての関心が上位にきているところです。
学校休校期間中の遅れをどのように補っていくか。
発達に特性のある子どもたちの場合、「ただでさえ遅れているのに、、、、」という保護者の不安感がとくに強く、
勉学の遅れへの不安感、ひいては進学進路、就職への不安へとつながっているようです。

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《自粛期間後の心配事の詳細 》

受診予約を取るのに半年かかったので、また振り出しに戻るのはきつい
解除されても疾患を持つ子どもが本当に安心して学校に通えるのか…
就職活動が滞っているので、その後どう動き出せばいいのか。
自粛期間、父親の仕事が減ったため、収入が減っている。先が読めないことと、このまま続くかもしれないところに不安を感じる。
解除されても、コロナが完全に撲滅されている訳ではないため、感染が怖いです。
初めての経験過ぎて、何が有るか起こるか分からない点。見通しが利かない事。
将来的なことが不安。働ける場所があるのかなど。
こんなに長期で学校に行ってないため、再開後に学校へきちんと通えるかが不安です。
遅れた勉強、友達との差和埋められるか心配。
解除後、宿舎生活は当面できないとのこと、毎日の通学が心配です。規則正しい生活への順応
ゆったりとした学校生活はおそらく望めず、忙しい毎日になるであろうから、それについていけるかが不安
学校が始まって、行ってくれるか不安。
コロナウィルスへの罹患(私自身が基礎疾患を抱えているため家族全体への罹患)
学校に行くのが怖いと言っている
積み残しもあるのに新しい学年の勉強なんて全くできる様な状態ではない。
体力の低下、筋力の低下
高等部卒業後の進路や住む場所
私も仕事がなくなり無給です。
就職に向けての実習が滞りなくできると思えない
勉強への遅れと、経済的に余裕がなくなってしまうことでの余裕の無さ。

すべてのご回答は記載できませんでしたが、一様に皆さん、自粛前と同じ不安を抱えていらっしゃるようです。
自粛中と自粛終了後、経済に対するご不安の数値が少し下がりましたが、育児や教育、お子さんの将来の生活のことなどに対する不安は変わらず大きいことが窺えました。

2-4《 相談先について 》

心配事や不安なことについて、「相談できる方がいるか」についてうかがったところ、「家族、親戚」が72.1%でもっとも多く、次いで「知人、友人」「同じ悩みや障害をもつ子の保護者」となった。

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《 選択肢 》

1,家族、しんせき 72.1%
2,知人・友人 52.9%
3、保育園、幼稚園、学校の教職員 20.6%
4、医師、病院、ソーシャルワーカー、看護師、カウンセラー 22.1%
5、福祉施設や作業書の職員 11.8%
6、公的機関の職員(市役所、保健所、児童相談所など) 5.9%
7、民生委員、児童委員 1.5%
8、同じ悩みや障害を持つ子の保護者 27.9%
10、サービスを供給している事業者 19.1%
11、相談支援事業所 10.3%
12、こども家庭支援センター  0%
14、相談するところがない 8.8%
15、相談するところがわからない 1.5%
16,その他 0%

しかし、5、福祉施設や作業書の職員 11.8% 6、公的機関の職員(市役所、保健所、児童相談所など) 5.9% 7、民生委員、児童委員 1.5% など公的なサービスへの相談が少ないことが気になるところだ。
また、相談するところがない、が8.8%、相談するところがわからないも1.5%あった。
相談できる場所が選べる状態にまでするには、どのようにすればよいか、意見を今後も交わしていきたい。

2-5《 希望しているモノやサービス 》

自粛期間中の心配事にも上位に来ていた育児と教育。実際に、学びの機会も勉学の面だけでなくコミュニケーション力を磨く機会も奪われている。そして、多くはないものの、ストレスを感じているお子さんもいる。そんな中「いま、こどもたちにさせてあげたいことや活動」について伺った。

2-5-1《 「お友達との交流」 》

最も要望が多かったのは「同世代のこどもとあそばせたい」で、およそ6割の方が希望。
子どもたちは、お互いに触れ合い、体を動かし、知識を共有するなかで、社会性を磨く。子どもたちだけでなく、保護者もその機会を望んでいることがわかった。

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《 選択肢は以下のとおり 》
1、同世代の子供とあそばせたい 58.8%
2、学校児童館や学童保育所など身近な施設で過ごしたい 5.9%
3、塾、習い事 22.1%
4、放課後等デイサービスを利用したい 22.1%
5,オンラインでできるコミュニケーションの場 25%
6,オンラインでできる学びの場(プログラミング、動画制作など)29.4%
7,オンラインで学べる勉強の場(学習支援講座) 29.4%

8、自宅でゆっくり過ごさせたい 13.2%
9、特にない 8.8%
10、その他 4.4%

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2-5-2 「オンラインでの学びの場」

つづいて多かったのが「オンラインでできる学びの場(プログラミング、動画制作)、勉強の場(学習支援講座)がどちらも29.4%。
それに続いて放課後等デイサービス、オンラインでできるコミュニケーションの場が22.1%となりました。

オンラインの学びの場へのニーズは今後も高まっていくことが予想されますが、障がいのあるお子さん、発達に特性のあるお子さん向けのものはまだ数が多くない状況です。

オンライン、オフライン問わず、夫々の発達の状況や理解の進み具合に合わせたLX(Learning Experience 学びの体験 )が必要です。
そして、放課後等デイサービスの利用も多く求められていることも、学校以外の場所で
同世代の子どもたちがふれあい、特性についての理解のある環境での学び、交流が望まれていることが窺えます。

2-5-3《 保護者の場合 》

保護者のみなさんが求めているサービスについてうかがったところ、「支援や援助など行政施策のおまとめ情報」が38.5%で1位で、ついで「専門家からのお役立ち情報(テキストベースのブログや掲示板)32.3%、「一方的に視聴できる専門家からのアドバイス情報など(動画コンテンツ)」32.3%と続きます。

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《選択肢 》
1、保護者どうしの情報共有(テキストベースのブログや掲示板) 24.6%
2、保護者どうしのオンラインによる座談会(おしゃべりの場)18.5%
3、専門家からのお役立ち情報(テキストベースのブログや掲示板)32.3%
4、専門家によるオンラインセミナー、座談会(おしゃべりの場)23.1%
4、一方的に視聴できる専門家からのアドバイス情報など(動画コンテンツ)32.3%
6,支援や援助など、行政施策のおまとめ情報 38.5%
7、特にない 23.1%
10、その他 4.6%

オンラインで双方向で受け取るコミュニケーションや講座などについては比較的消極的な印象がありました。
これは、オンライン上でのやり取りの煩雑さや抵抗がまだまだ高いことを物語っています。
しかし今後、オンラインでのコンテンツが増え、触れる機会が増えることで、オンラインへの抵抗感が薄らぎ、参加希望者も増加すると思っています。
いかに早く、新しい情報環境に馴染めるかも、情報格差を縮める要因となると思います。

2-6《 新型コロナウィルス禍と障がい者雇用 》

チャレキッズでは、今回の緊急事態を受けた景気の悪化により、障がい者雇用促進の動きが鈍化することを懸念しています。
こんな時代だからこそ、価値の基準を「皆が等しく幸せになれる世界の構築」に舵を切るには何が必要なのでしょうか?
そのためには、経済活動最優先でなく、弱者を置いていかない姿勢をもつ企業が消費者から選ばれる社会にしていく必要があります。

皆さんはどうお考えになるのでしょう?
そこで、今回のアンケートでも「経済状況の悪化と企業の姿勢」について伺いました。

2-6-1《 「仕方がない」は16.4% 》

《経済状況が厳しくなることで、障がいのある方の雇用促進が鈍化することも考えられます。そのことについて、あなたはどのように考えますか?》

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結果としては、70%の方が、「厳しい状況時こそ、弱者を置き去りにしない企業が選ばれるよう、行動していこうと思う」を選んでくださいました。
一方、「仕方がないことだと思う」も16.4%あり、その他のご意見は以下のとおりです。

・国にもその点に関しては考えて欲しい
・仕方がない部分もあるが、互いに助け合えることもあると思う
・人間は余裕がないと、他人へ優しくなれないんだな…と、コロナにより思わされました。よって、コロナが落ち着くまでは、ある程度仕方のないことだと思います。。が、反対に人が足りなくなっている業種もあるため、まずはその業種に、障害のある方のポテンシャルを知っていただくよう働きかけていけば、雇用の創出も可能では?(ひたすらマスクを作る、商品をピッキングする等が得意な方いらっしゃいますよね)
・国の支援、政策が必要
・障がいの有無で雇用するしない、といっているレベルの低い議論にはそもそも付き合うつもりがないし、関心がない。障害ではなく、タレントで人財を見れない会社はつぶれるだけ。
・ある程度仕方ないと思いますが、障害者が社会的に孤立したり、将来的には生活保護受給者になってしまうような気がします。雇用してくれる事業主への助成金を増額してほしい

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2-7 障がいのある方々の暮らしの変化予想

今回のコロナウィルスの影響により障がいのある方々の暮らしはどのように変わると思うか、ポジティブな面、ネガティブな面を伺った。

《 障がいのある方々の暮らしの変化予想 》
 
ポジティブな面 ネガティブな面

・今まで紙や対面方式だったものがオンラインや郵送対応できるようになり、学習の場や仕事も選択肢が増える

・家族や姉弟で居れる時間が増えた。

・オンラインが発達し、活動の場としてのネット環境が整う

・通院が大変なので、家で診察が受けれる。

・オンラインでできることが多く開発されると、移動で不便のある人たちが、そのハンディキャップを越えることができそう

・自宅の余暇活動の仕方に工夫が必要なので、いろいろと試す時間があり、自宅でも過ごしやすくなると思う。

・在宅ワークが普及して障害のある人が在宅でも働ける環境が整う

・不登校や特別支援クラスの支援が、特別ではなく当たり前になる。ICTやオンラインサービス、支援ツール(アプリや民間サービスの導入)、生徒の評価(出席やテストの点数以外の評価方法)も変わる。企業や教育の拠点の分散化。

・学校重視の社会から、個人を大切にする社会になるのでは。

・今回、コミュニケーションのやり方が直接的ではなくなり、オンラインを使った新しいものに道ができた。障害をもった人には新しいスキルを身につけたら随分生きやすいものになるのではないかなと期待しています。

・ネット環境が急速に普及することにより、在宅での学習やワークで在宅が余儀なくされている方の社会参加が整備されていく

・自宅で過ごす時間が増え、個々のペースに合わせた生活ができることで、精神的に安定すると思う

・デジタルを利用するようになるので、とくに肢体障害については学習機会の差がなくなる

・変わってほしいこととして、マスクの、製造などを作業所や就労先が増えるとよい。

・IT活用が促進され、学校に行かなくても家庭学習ができるという自由登校が偏見なくできるようになるのでは?と思う

・全ての価値観が変わっていき、線引きが緩やかになる。

・親子で向き合う時間が増えていいと思います

・在宅ワークが増えると働きやすい就職先が増えるのかもと思う。

・自宅で仕事がしやすくなる。よって感覚過敏や、コミュニケーション能力が薄くても仕事ができる。よってストレスも軽減し生きやすくなるのでは。

・仕事が減る 国の財政が厳しくなり保障を受けにくくなる

・外出できなくなることで、周囲とのコミュニケーションがへり、認識されなくなり、地域から忘れられる

・オンラインに対する教育の機会が不十分だと、それによる恩恵もうけられない。

・企業の経営が悪化し、障害者の就労が厳しくなる。新規の就労だけでなく、既に就労しておられる方も、非正規雇用の方が多いため、解雇になる方も出てくるのでは。

・ストレスからのいじめ等が増えてしまわないか

・地域や人により、人々が生きやすくする支援や取り組みの差が激しくなる。「正しい情報や必要な支援、地域の理解や協力がない。頼る場所がない。コミュニケーションが苦手」など、生活や人間関係が上手く行かない人はトラブルや犯罪を起こしやすくなる。

・治安が悪くなるのではないか。

・家庭が子供に付き添えない場合、せっかく身につけてきた子供の力(時間の意識や協調性、生活のリズム等々)が損なわれる。

・人との接触が希薄になると情報や助けを求めることが難しくなるのではないかなと。

・オンラインでも、人とのコミュニケーションの正しいスキルが必要で、トラブルにならないか心配。

・ストレスがたまり、心に変調をきたす

・優先度が下がり、支援環境の質が低下する

・人同士のコミュニケーションが少なくなり、情報の入手が苦手な人はさらに孤立するのではないか

・予算が経済対策にまわり、福祉的な予算が大幅に削られる

・私は格差が更に広がるのではと思っています。

・遅れを心配されない社会的弱者となる(情報面など)

・余暇活動の縮小、行く場がない

・ゲーム依存者になる方が増えるかもと思う。

・ますますこもりがちになり、障がいを隠す人が増えそう。皆の心が狭くなり、障がいのある人をみる目が冷たくなりそう。

・人との関わりが減り、苦手克服や社会性が失われる。情緒などの療育が生きない。

 

3.まとめ

今回のアンケートは、外出自粛が続くことで障がいのある方々の暮らしや仕事、将来設計にどのような変化や影響があるかを知るため、そして変化の中にあって、どのようなサービスが求められるかを知るために実施させていただきました。
多くの皆様のご協力とシェアによる拡散をいただき、70名からのご回答をいただくことができました。心より感謝申し上げます。

オンラインとオフラインの強みを活かす

学校がないことで、以外に楽しく過ごせているお子さんも多いこと、保護者のほうがストレスが高いこと、経済が悪化することによる不安も強いこと、
それに伴い、教育や進路についての不安が最も強いことを知ることができました。
それらの不安の相談先については、行政や公的機関への相談支援が行き届いていないことなども知ることができました。

また、「希望しているモノやサービス」については、オンライン講座などへの要望が高く、現在展開しているチャレキッズ・スクールの講座のオンライン化とコンテンツのブラッシュアップを急ぎ行う必要を感じています。
チャレキッズスクールの内容はこちらからスクリーンショット 2020-03-29 08.01.32

講座では、動画講座、デザイン、プログラミングに併せ、学習支援のコンテンツも作っていければと考えています。

一方、保護者向けのコンテンツについてはまだまだオンラインセミナーやオンラインでの双方向コミュニケーションには抵抗があることが窺えましたが、徐々に機会を増やすことで、そのメリットや有用性を感じていただけるよう、啓発を進めていきたいと思っています。
そして今後、企業と家庭を、お仕事体験以外の方法でもつなぐことができないか、オンラインとオフラインを活用した取り組みを進めていきます。

改めて、今回、アンケートを採るにあたり、多くの方のご協力とシェアによる拡散をいただき、心より感謝申し上げます。

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2020-05-02 | Posted in blog, スタッフブログNo Comments » 

 

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