夢をひらく!チャレキッズ発表会〜障がいのある子どもたちのキャリア教育実践リポート〜vol.1
活動の集大成!チャレキッズ発表会
2016年にスタートした「チャレキッズ〜障がいのある子どもたちの夢を叶えるプロジェクト」は
3つの柱「選択する力をつける」「自発性の芽を育てる」「障がいに対する理解を深める」を掲げ活動してきました。
活動の中で得られた気づきは多く、ぜひ多くの方と共有したいと思っています。
その集大成となる活動発表会、「夢をひらくチャレキッズ発表会〜障がいのある子どもたちのキャリア教育実践リポート〜」を
2017年2月12日(日)西南学院大学のコミュニティセンターで行いました。
中心となった活動の一つ、「お仕事体験」のリポート、そして、ワークショップ「夢をひらくロードマップを創ろう!」のリポート、さらに、プロジェクトにご参加いただいた皆さんとのパネルディスカッションで構成しました。
開会の挨拶は樋口龍二 実行委員長
事業説明の前に人クイズお届けしました。
それは、
「発達障害は次のうちどれですか?」というものです。
選択肢は全て発達障害に関する内容ですが、大切なのは、「障がいの名称にこだわらず、一人一人の特性と向き合うこと」というメッセージを込めさせていただきました。
次にお届けしたのは2年間の取り組みをご紹介したダイジェストムービー。
たくさん行ってきた取り組みがわかりやすく紹介されています。
途中、参加者のインタビューもあり、臨場感もたっぷりです。
こちらは下記リンクからご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
そして!お待ちかねのお仕事体験リポート。
と、その前にまたまたクイズです♪
「お仕事ランキング、1位はパティシエ、3位は料理人、では2位はなんだったでしょう?」
答え、わかりますか??
答えは、、、、「わからない」です。
この答えに多くの方が「なぜ?」と思うでしょう。
なぜ「わからない」のか?
まだ将来のことまで考えが至らないのか、それとも未来が見えないのか、諦めの気持ちもあるのか、
「わからない」にはどんな背景があるのでしょうか。
しかし、「わからない」からこそ、選択肢を増やすための機会が必要です。
お仕事体験やワークショップなど、チャレキッズの取り組みがその選択肢を増やすきっかけとなればと思っています。
みんなイキイキ!モデル体験!
ということで、最初のお仕事体験提供企業は「モデルのお仕事」を提供してくださった、Chinatsuさんです。
お仕事体験の様子はこちら!
この体験からどのようなことを感じられたか、子供たちの印象は?などにお答えいただきました。
憧れのバス運転士!
続いては西鉄バスの運転士の研修施設での「バス運転士」のお仕事体験を提供してくださった、西鉄バスの浦さんにご登場いただきました。
人気の「バス運転士」のお仕事。
当初、運転の体験はもちろんのこと、西鉄バスさんが体験を受け入れてくださる事も高いハードルとしてありました。
その理由は、「将来性がないのに、期待だけさせてもいけないのではないか」という考えからです。
しかし、西鉄さんは受け入れてくださいました。
その動画はこちら!
それだけでも、嬉しい事でしたが、西鉄バスでは、「実際に運転させてもらう」というスペシャルな体験も提供してくださったのです。
最初はそんな事も考えてなかったし、受け入れてくださった事だけで嬉しかったのですが、トップが「やらせてあげよう」「彼らなら大丈夫だ」と判断することで、
体験や思い出が大きく変わることを目の当たりにしました。
壇上に上がっていただいた浦さんからは、彼らがシュミレーターをしている姿を見て、彼らならできる。
好きなことに対する集中力は高い、そう思われたそうです。
その行動は署員の皆様も驚かせました。
そしてやってみて、できたという体験を皆が共有し、署員の皆さんも大きな気づきがあったそうです。
それは「できないと思っていたができた」ということと、「できない」ということに関してのフィルターは誰がかけたのでもない、自分でかけたのだ、ということでした。
< つづく >