チャレキッズのお仕事体験2017 〜アビスパ福岡〜
福岡に根付く、プロスポーツチーム、アビスパ福岡!
今日は、アビスパ福岡の皆さんにご協力いただいてのお仕事体験です!
参加したのは、しほちゃん、いっせいくん、あさひちゃん、たかくん、ゆうくんの5名。
それぞれ、知的障がい、広汎性発達障害、自閉症スペクトラム、ダウン症、14番染色体父性片親ダイソミー
などの障がいがあると診断されている子供たちです。
実施させていただいたのは、8月27日(日)に開催された、第30節、アビスパ福岡VS水戸ホーリック戦。
お仕事体験の内容は
① ボランティアのみなさんが行う、入場ゲートでのパンフレット配り
② 案内板を持ってのお客様の誘導
③ アップ(本番に向けての予備練習)に向かう選手たちとのハイタッチ
④ ハーフタイム中に行う、芝生の整備活動(目土)の体験
です。
結構盛りだくさんでしょ?
実際の「お仕事」という要素ではありませんが、人々の役に立つ、集団の中でスケジュールに沿って動くなどの要素が絡む体験です!
まずは、ご案内してください、アビスパ福岡の山口さんからお話が!
よろしくお願いいたします!
早速、メインゲートにてパンフレット配布&誘導看板を持ってのアテンド体験です。
アビスパ福岡のボランティアスタッフの皆さんが案内してくださいます。
早速スタート!
お客様にパンフレットを渡していきます!
お渡しするときは、笑顔で「いらっしゃいませ!」
言えるかな〜〜?
もらってくれた!
笑顔がこぼれます。
見知らぬ人にアクションを起こし、「ありがとう」を返してもらう。
そんな経験って、子供の頃って少ないかもしれませんね。
この誰かに「ありがとう」をもらうこと、これが一つの「お仕事」の形なのかもしれません。
傍(はた)を楽(らく)にするから「はたらく」とも言います。
役に立つことで、喜んでいただく。そんな体験が出来ました
休憩中にアビーくん登場!
アビーくん、みんなに囲まれ(襲われ)ます(笑)
みんなで記念撮影!
さぁ!お仕事、後半戦スタートです!
今度は役割を交代して行いますよ・・
うまくできるかな〜??
出来た!!
やっぱり笑顔がこぼれます!
試合開始の時間が迫ってくるに連れ、お客様の数も増えてきました!
一心不乱にパンフレットの配布と席案内、イラッシャイマセの声出しを行います!
実に、合計30分間、ボランティア活動を体験させていただきました!
この活動があって、お客さんはスムーズに入場、ご自身の席に着席できるわけですね!
改めて、ボランティアの皆さんのご活躍に感謝の思いが深まりました!
待ちに待った、アビータッチ
続いては、アップ(準備)のため入場してくる選手とアビーくんにハイタッチできる「アビータッチ」に参加させていただきました!
選手を身近で感じることができる、ピッチに立てるなど、これはかなりスペシャルなイベントです。
みんな笑顔が溢れる〜♪
お父さんお母さんたちも嬉しそう〜♪
ということで、こういうときはミーハーになったもん勝ちでございます!
楽しいイベントが終わり、前半戦の観戦へ。
応援をしながらも、次のお仕事「ピッチの整備(目土)」に向けて精神統一!
15分前には1階に降り、スタンバイします!
ここでもアビスパのボランティアさん達が先頭に立って活躍していらっしゃいました!
プロの園芸師の指導の本、どのように選手が駆け巡り、凸凹になった芝を整えるか。。。
作業は単純ですが、ボールやドリブルの精度に関わる重要なお仕事です。
みんな気合を入れて望みます!!
広いピッチ!
目が眩むような光景です♪
スパイクで削れた地面に土を入れます。
剥がれてしまった芝生の破片を広いバケツに入れます!
チャレキッズ一人一人にボランティアの方が付き添ってくださり、順調に作業を進めていきます!
おっと!
芝生が気持ちよすぎてゴロリンするキッズも〜♪
みんな楽しく、そして丁寧に作業が出来ました!
しかし、緑の芝生が敷き詰められたピッチはとっても気持ち良い!
こんな場所で声援を頂きながらプレーする選手は本当に素敵ですね!
後半戦の観戦のために戻る途中、チャレキッズからは「きっと選手も喜んでいるよね!」
きっとこの後勝つよね!
と言った声が聞かれ、明らかに前半戦とは気持ちの入れようが変わっていました。
後半戦では、さらに大きな声で応援をし、みんなで試合を存分に楽しませていただきました。
最後に、一人一人に感想を聞きました。
楽しかったという意見が多かったですが、保護者の方からも思った以上に作業が出来たことを喜ぶご意見もいただきました。
私達も長丁場となった今回の体験、脱落者がひとりも出なかった事に驚きつつ、保護者の皆さん、ボランティアの皆さんのサポートの厚さに感謝した次第です。
そして、これまでのお仕事体験では、「企業とチャレキッズ」という構図がほとんどでしたが、今回はそこに、「アビスパ福岡のボランティア」さんや「来場する一般のお客様」という第3者との関わりも生むことが出来ました。
その光景を観ていて、企業側の意識に彼らが残るだけでなく、そういう公の場でチャレキッズ達が活躍し、共生する、共生できる社会の豊かさを感じてもらえた人が、何人かでもいらっしゃったのではないかと思わせていただきました。
貴重な体験の場を提供していただいたアビスパ福岡のみなさん、本当に有難うございました!