【リポート①】夢をひらく!チャレキッズお仕事チャレンジフェス2022
2年ぶりの開催、多の歓びの声をお寄せいただきました
2020年2月に開催して2年ぶりの開催となったお仕事チャレンジフェス2022。
2021年はコロナ禍の真っ只中にあり、開催を断念。今回も直前まで蔓延防止の注意が発令されており、開催の判断が難しかった背景がありました。
以下に事業の概要と実績を記載します。
1.実施事業の概要・実績
<概要 >
令和4年3月21日(月・祝)10:30〜16:00の期間中、下記のスケジュールにてイベントを開催しました。
1.名 称 夢をひらく!チャレキッズお仕事チャレンジフェス2022
2.日 時 令和 4年 3月21日(月・祝)10時30分開会
3.場 所 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)
〒810-0062 福岡県福岡市 中央区荒戸3丁目3−39
4.主 催 一般社団法人チャレキッズ
5.後 援 福岡県福祉労働部 福岡県教育委員会 福岡市教育委員会 一般社団法人福岡中小企業経営者協会 一般社団法人中小企業家同友会
<事業目的>:
チャレキッズでは、発達に特性のある、またコミュニケーションに困難さを抱える方たちの就労の促進と定着を目指し、こどもたちが企業に訪問して行う、「お仕事体験」を中心に企業と彼らの出会いの場を作っている。
子どもたちにとって、お仕事の現場を知る機会となり、また企業側にとっても彼らの特性を知る良い機会となっており、キャリア教育の観点でも評価を頂いている。
しかし、一方で参加している子どもたちが低学年層(小学生〜中学生)が主であることから、障がい者雇用を具体的に考えたい、そのノウハウを得たいと考えている企業には少し先の話になっているのも事実である。
そこで、今回対象を12才から18歳の学生たちを対象に、就労に近い年代の障がいのある若者がどのようなスキルや夢を持ち、未来と対峙しているか、どのようにすると可能性を伸ばしていけるかを、企業と学生がお互いに情報交換できる場が必要と思い企画した。
法定雇用率問題などがクローズアップされる昨今、企業にとっても働きたい若者にとっても情報を交換する場が増え、ミスマッチを減らし、受け入れ企業拡大に繋げていくことが目的である。
< 内容>:
ワークショップ形式のお仕事体験イベント。
障害者雇用に関心がある、近い将来実現を見据えた企業との情報交換の場として、ブース形式で企業は業務理解が図れるワークショップなどを提供。受講する若者は業務の理解や自身の適性とのマッチングを図る。企業は参加する若者がどのようなスキルを持っているかを含めて情報を収集。企業の求める人材像や仕事に必要な適性などを実践を通して説明していく。
<対象>:
12歳以上の小中学高校生で、発達に特性のある若者。特別支援学校などに通う学生を対象とした。
<特色>:
合同企業説明会や面接会と違いく、ワークショップなどを交えて、参加者と企業
がコミュニケーションをとりながら、お互いの考えや技能を知る機会にしていく。
<プログラム案>
・お仕事体験ワークショップブース
企業のお仕事の一部をワークショップ形式で体験し、相互に情報交換を行う。
<参加企業>:
チャレキッズのお仕事体験を受け入れてくださっている企業を中心に、障がい者雇用に関心のある企業にお声がけを行う。既存協力企業を始め、各経済団体などにもご協力を仰いで広く様々な業種にお声がけしたい。すぐに障がい者雇用を行うという企業だけでなく、情報収集したいという企業も対象とする。
参加企業数:7社(事情により1社キャンセル)
<参加企業>:参加企業数:6社
企業名 | ワークショップ | ジャンル |
オイルマウントプリンターズ | シルクスクリーン印刷のお仕事 | デザイン・物づくり |
西日本工業大学esports部 | esportsのお仕事 | IT・エンターテイメント |
株式会社障がい者つくし更生会 | 障がい者がプロになる!〜リサイクルのお仕事〜 | 選別・環境 |
ATUホールディングス株式会社 | 街の信号機〜ガードマンのお仕事〜 | 交通整理 |
株式会社56フーズ・コーポレーション | 鉄板焼き職人のお仕事 | 飲食 |
チャレキッズ | Youtuberになろう! | 動画制作 |
【当日のスケジュール】
時間 | 内容 |
10:00
10:30 12:00 13:00 14:30 15:00 16:00 |
受付開始 1st ワークショップスタート 1st ワークショップ終了 2nd ワークショップスタート 2nd ワークショップ終了 振り返り 終了 |
2.事業の振り返り
【 夢をひらく!チャレキッズお仕事チャレンジフェスタ2022 リポート 】
令和4年3月21(月・祝)福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)で企業集合型のお仕事体験ワークショップ「夢をひらく!チャレキッズお仕事チャレンジフェス2022」を開催させていただきました。
当日は発達に遅れや特性のある若者12歳〜に18歳をメインターゲットに、6企業6種のお仕事を体験できる内容で企画しました。
事前申し込み43名、参加決定者40名、参加総数60名で午前午後のワークショップ行いました。同伴された保護者の方、ご家族の方を併せて100名近い方がいらっしゃいました。
<新型コロナウィルス感染対策の実施>
来場者全員に検温の事前実施を行い、全員の名簿と検温結果を記録しました。
ボランティア、企業についても全員の検温と名簿作成を行い記録しました。
全員のマスク着用を義務付け、各所に手指消毒、ワークショップ終了後の清掃のための洗剤や紙ナプキンを準備して、衛生管理を行いました。
飲食スペースでは換気と黙食の徹底を実施しました。
<各ブースのワークショップについて>
◆6企業6種のワークショップ
障害者雇用を行っている企業から、これから障がい者雇用を始めたいとする企業、雇用は現在は難しいが、障がいのある方との共生社会づくりに企業としてできることはないかと考えてくださっている企業が参加してくださいました。
ワークショップでは、若者たちに仕事の体験をしてもらうだけでなく、仕事に対する適性や姿勢などをチェックして頂き、フィードバックを行えるシートなどを準備、ワークショップの後半では自己評価と他社評価を織り交ぜた対話の時間を設けさせて頂きました。
◆1人最大2回のワークショップ
ワークショップは1回目が10:30〜12:00、2回目が13:00〜14:30の2回行いました。事前に希望を取らせて頂き、参加ワークショップを事前にお知らせすることで、スムースな運営を心がけました。
<振り返り>
出展企業、運営スタッフ(ボランティア)が一同に参加して行う全体振り返り。
①「ワークショップを通して感じたこと、それぞれの気付き」、②「障がい者との協働におけるメリットと導入に向けての課題」、③「他の方の経験や意見を聞いて気付かされたこと」などを共有しました。
★次回、参加者された方々のアンケートをご紹介し、イベントで得られた気付きなどをご紹介します。
(【リポート】《参加者アンケート から読み解くお仕事チャレンジフェス2022》を読む)