【イベントレポート】九州大学のだんだんキャンバスに参加してきました
2016年5月21日(土)に、九州大学大橋キャンパスで「九州大学芸術工学部大公開 45個のデザインの不思議体験」というイベントが行われていました。
九州大学の芸術工学部の様々な研究室や、有志の学生の方々が展示や研究の一部を公開するというイベントが行われていました!
この中のイベントのひとつで「だんだんキャンバス」があり、こちらに参加してまいりましたので、それをレポートをします!
と、その前に自己紹介をさせていただきます!
今年度からChalleKid’sにスタッフとして参加した鶴川と、もうします。
これからちょこちょこブログの更新などで登場しますので、どうぞよろしくお願い致します。
昨年度まで、九州大学の学生でして、今回参加しただんだんキャンバスを運営している「dandan.lab」のメンバーの一員として、だんだんキャンバスを企画しておりました。
dandan.labとは、九州大学の学生の有志が集まっている団体です。
活動の幅は様々ですが、ここ数年は障がい者アーティストの方を招いての子供向けのお絵描きワークショップイベントを中心におこなっています。
「福祉をデザインする」というコンセプトのもと、参加者の方々に楽しんでもらえるイベントを開催しています。
毎回、イベントの内容を少しずつ変え、趣向を凝らしているのですが、今回は「ロケット大作戦」という題名でイベントが開催されていました。
会場は九州大学大橋キャンパスの体育館です。
中に入ると、ダンボールとビニールで囲まれた空間。もう既にワクワクします。
参加者の子どもたちも集まってました。ちゃんと座って話を聞いています。
どうやら、宇宙から地球に不時着してしまったテル君というお友達のために、みんなでロケットを作って、宇宙に返してあげてほしいとのこと!!
宇宙が恋しいテル君のために、一刻も早くロケットを作らなければ!!
今回のロケット製作に向けて、組み立て工場と色ぬり工場と部品工場が用意されました!
それぞれの工場には、アーティストの方が工場長を担当します!
今回いらっしゃっていたのは、東区にある福祉施設「アトリエブラヴォ」に在籍されている、本田さん、川上さん、殿川さんです!
立体物の製作に長けている本田さんを筆頭に、みなさんの持ち味を生かした采配で工場長が任命されていきます!!
さぁ、製作開始!!
子どもたちも各々好きな工場にむかって作業を始めます!
スタートとほぼ同時に本田さんはダンボールを切り出し、配置を始めました。まるで完成形が既に目の前に見えているようでした!
本田工場長の先導のもと、子どもたちによる組み立ての作業はどんどん進みます。
ちなみに正面のモニターには、太陽が少しずつ動く風景が写し出されています。タイムキーパーと雰囲気を醸し出す役割をうまく兼ね備えた素晴らしい演出ですね。
並行して、色ぬり工場と部品工場もどんどん稼働しています!
部品工場では次々と様々な部品が作り出されていきます!色ぬり工場では、部品工場で作った部品を持ってきたり、ダンボールに絵を描くことで部品を表現してます!
ロケットを飛ばすためのエンジン、操縦桿、窓ガラスや宇宙食など、子どもたちが各々宇宙の旅に必要なものを想像して、次々と生み出されていきます。
大人の目からしたら「なんだこれは…」と思ってしまうようなものも、子ども同士だと伝わるのでしょうか…?
部品屋さんから組み立て屋さんへと、次々と受け渡され、取り付けられていきます!
ロケットもどんどん縦に伸びていきます…
ちなみに上の方の作業をされているのは、アトリエブラヴォの副施設長の原田さんです。
すごい人のはずなのに、工場長には逆らえないようで、せっせと働かれてました。さすがです。
ついに完成です!!!色々くっついていますが、全て必要な部品です!!!!軽量化なんて知りません!!!!!
同時に日も暮れ、体育館の中は真っ暗に。
みんなでロケットに乗り込み、カウントダウンが始まります。
カウントダウンが0になると、正面のスクリーンに地球を飛び出し、宇宙に向かう映像が流し出されて、今日一番の盛り上がりを迎えます!!
そして、宇宙に到着して終わりかと思っていたら、もうひとイベント!
子どもたちがスタッフさんからペンライトを一本ずつ受け取り、スクリーンの前に案内されると、宇宙に無事返してくれたテル君からのお礼が!
スクリーンにむかってペンライトを振ると、なんとそのペンライトの軌跡にあわせて、光が飛び散る映像が流れるんです!!!
すごく綺麗で、なにより自分の動きにあわせて動くのが楽しい!!!
みんな夢中です。
そして酸素がなくなるので、そろそろ地球に帰らないといけない時間…宇宙船にみんなで乗り込み、ついに帰還。記念撮影を行い終了です!!
私は参加者兼スタッフというような立場で参加したのですが、毎回絵を描くことばかりだったので、こんなに工作をおこなったり、ひとつのものをみんなで作り上げるというスタイルはとても新鮮でした。
子どもたちには自由にさせたいけど、ひとつのものを作りあげるとなるとどうしてもやってもらわなければならない作業が生まれるので、いかに子どもたちから自発的に作業を行いたいと思わせるか。
今回のイベントは演出やストーリー付けが非常にうまく、みんなでひとつのものを作り出すという目標のもとうまく全体を導けており、私自身、学ぶことが多い素晴らしいイベントだったなぁと感じました。
これからもdandan.labは様々なところでワークショップやイベントをおこなっていくと思いますが、いつか一緒になにか催すことができれば良いなぁと思います。
だらだらと、長文を失礼いたしました。
これから、どうぞよろしくお願いいたします!
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