チャレキッズ秋キャンプ2017 リポートその②
チャレキッズの秋キャンプ2017
2017年10月14日(土) 海の中道青少年海の家で開催されたチャレキッズの秋キャンプ2017〜選択する力を育もう〜。
美味しいお昼ごはんを食べて、鬼ごっこ。
子供たちは子供たちの手法でコミュニケーションを進めてくれていました。
今回は小学1年生から中学2年生までのチャレキッズが参加。
歳の離れた子供たちが、コミュニケーションを図っていくというのも目的の一つだったのですが、コチラもバッチリ目的達成です。
お腹もいっぱいになったところで、今度は創作活動へ!
だんだんキャンバス
プレイホールという一番大きな屋内施設での「創作体験」です。
コンテンツは九州大学の「だんだんラボ」のみなさんのご協力により実現しました。
題して「好きなものワールド」です。
コチラで準備したものの中から「好き」と感じたものをピックアップ。
それを写真に撮り、プリントアウトした上で、何が好きなのか、どこが好きなのかなどを掘り下げ、その上でダンボールの中に好きなものをコーディネートした世界を作り発表する、と言うものです。
創作が得意な子は没頭して、好きなものワールドを飛び出して、素材を使って、「好きなもの」を作っちゃっていました(^ 0 ^)/
企画側の意図を越える創作物の数々。
マンツーマンで付いた支援者もその世界にどっぷり入り込み、ワイワイと楽しく制作を進めていきました。
そして、完成したのがコチラの作品たちです。
モビルスーツ
プリキュアワールド
カービーワールド
手作り可愛いものワールド
音がなるビー玉ゲーム
僕の好きなものワールド
脱出ゲーム
護衛戦艦
いや〜、スゴイ。
完全に大人の想像を越えていますね。
投げると音が成る遊び道具や、ダンボール自体がモビルスーツになっていたりとか。
お船が出来たり、きちんと「好きなものワールド」が出来ていたりと、様々でした。
思いっきり好きなものを作って、それを発表して。
自分の好きなものを説明するときの目はいつもみんなキラキラ輝くものです。
そして、好きなものワールドで頭を使ったその後は、、、「カラダ」を使おう!
ということで、今回はリーフラス株式会社よりインストラクターの山口さんと上田さんが参戦!
リーフラス株式会社の運動プログラム
全国で4万人以上の児童生徒が通うスポーツ教室を運営するリーフラス株式会社
事前に練っていただいていたプログラムだけでなく、チャレキッズたちと活動を共にし、支援を行っていく中で、感じた子供たちの特性に合わせて構成していただきました。
「楽しめる」、「出来るが増える」、そんなプログラムになっています。
事前の打合せでは、最初は発達の障がいや身体の障がいを抱える子供たちの情報から、ストレッチ程度になるかも。。。というお話をしていましたが、彼らの動く姿(お昼休みにはみんなでおにごっこ。。。)を見て、これはイケル!という見解に。そして、はじめたのが「風船」を使った運動でした。
風船は色もカラフル、動きもスロー、でも普通のボールと同じく、投げてキャッチ、弾んでどこに行くか分からないなどの要素を絡めて楽しめます。
その風船を使って、ペアになって風船を落とさないようにカラダを使ったり、コーンを使って、枠からはみ出さないようにゴールを目指したり。チームになって、風船をトスしながら運んだりと、どれも大盛り上がり!
出来る子もできない子も、共同作業になることで、難しさが上がる一方、1人での失敗もなくなり、終始笑いが絶えない形に。
そんな風に没頭していたら、みんな汗だくで笑顔満載。
心配していた、身体に障がいがあるお子さんも、夢中になってボールを追いかけていました(^ ^)b
そんなこんなで、楽しく取り組めた運動プログラム。
リーフラスの山口さん、上田さん、ありがとうございました!
海の家では“共同生活”
汗をいっぱいかいたので、お風呂に行きたい!
とは言ってもお風呂の前にお食事です。
「ええ〜。お風呂に入りた〜い」そんな声も上がりましたが、ここは青少年海の家、他の団体との兼ね合いもあり、時間やルールを守って取り組むのです。
そう、言い聞かせてまずは宿舎に戻り、汗はタオルで吹いていただいて準備に取り掛かってもらいます。
しばらく団欒していると、子供たちは同じ部屋で何やら恋バナを始めるのだとか。。。
もう年齢の壁も取り払われ、自由に自分なりのコミュニケーションを楽しんでいます。
さて、夕飯の時間になりました。
みんなで並んで、手を洗って食堂へ入ります。
今回は個別対応と言って、チャレキッズのお食事はすでに盛り付けられた状態でご準備頂いております。
それでもちゃんとトレーを持って行って、ご飯をとって、それぞれの過程をきちんとクリアしていきます。
全員揃うまでには数分かかります。その間、一緒に食べるために「待つ」。
これも社会での生活には必要なスキル。
この「待つ」ということがいつまで続くのか。大まかな見通しも支援者から伝えられるから、みんな待てます。。。
と、思いましたが、つまみ食いしているお子様もいらっしゃいました(^ ^:)
しかし、こういう所で、個々の特性が出ます。それは次の支援や教育の部分でどの様に伝えて習得していけるようにしていくかが分かる大切なキッカケでもあります。
さぁみんなで頂きます!
ということで、楽しい夕食タイム!
楽しい会話で食欲も進みます。
中にはお変わりするお子さんも♪
いっぱい食べてね〜!!
この後はお食事するタイミングがございませんよ。。。(ご飯のスタートが18:00。)
お風呂
さて、ご飯が終わったら、お風呂でございます。
コチラも規律として、各団体の入浴可能時間が決まっております。
所要時間は40分弱!
ということで、速やかに浴場へ。
男子と女子、それぞれ、支援ボランティアの皆さんんで手分けして、お風呂のなかで先発やカラダを洗うことをサポート。入浴時に危険がないかを見守ります。
また、脱衣場ではカラダを拭く、着替える、髪を乾かすをサポートするメンバーが待機。
素早く着替えが完了できるように準備しております。
しかし、、、やっぱりみんなで入るお風呂は楽しいですよね!
中にはワイワイとお風呂の中で水の掛け合い子などが始まり、なかなか上がってこない子も。。。
楽しいのは良いことです。
無事入浴が終わり。
オヤスミの会へ。
お休みの会
しかしその前に、みんなの健康状態をチェック!
内科医のドクターに来てもらっていたので、チャレキッズたちの体調の問診を行いました。
特にみんな異常なし!
良かったです〜♪
【 お休みの会 】
一日の振り返りとして、今日の皆さんが活動を一生懸命やってくれたことに拍手!
本当にみんな笑顔で頑張ってくれました。
そりゃモチロン、ず〜っと笑顔だった、、、というわけには行きませんでしたが、どこかの瞬間に笑顔があった、集中している姿を見ることが出来た。好きなものを表現してくれる時間があった。
それは間違いないかと思います。
そんなシグナルを一つ一つ、見逃さず、自分のものにしてもらいたいです。
さ、これでオヤスミの会を終了しまーす!
「やった〜!それじゃ、みんなで恋バナしよう〜♪」っていいながら、各自部屋に戻っていきました♪
小学一年生もいますけども。。。?
それはさておき。
ここで、本日一日支援してくれたボランティアさん。日帰りの皆さんとのお別れです!
バイバイ〜!
アシタもがんばってね!
短い時間でしたが、それぞれに心の通ったコミュニケーションが図れていました!
お力添えいただいたボランティアの皆さんにに感謝ですm(_ _)m
みんなが寝静まるまで少し時間かかるかな?興奮して眠れない子もいるんじゃないかな??
そんな風に考えていましたが、なんのなんの、みんなすぐに爆睡したそうです。
(各部屋に支援者が付いてくださっていました)
今日の活動に全力で取り組んでいた証拠ですね(^ ^)
さて、子供たちが寝てからは、ボランティアの皆さんでMeeting。
皆さん、すでにお疲れのところを、最後の力を振り絞り、子供たちのために、今日の出来事、注意したい点、明日のスケジュール確認などに余念がありません。
しかしこの時点でチャレキッズ達がすでに寝てくれているのは、彼らがしっかりとカラダや心を使い、健やかに一日を過ごせた証拠だと思い、皆、心地よい達成感にも包まれていました。
それでは明日もよろしくお願いします!
宿直態勢のメンバーを残し(ごめんよ)、皆さん就寝です!
今日も1日、お疲れ様でした!
(つづく)