福岡発!障がいのある子ども達の夢を叶えるプロジェクト

ASKUL LOGIST株式会社を見学させていただきました。

チャレキッズ事務局の市原です。
先日障がい者雇用企業見学ツアーの第二弾として、9月21日(水)に福岡市東区にあるASKUL LOGIST株式会社を訪問しました。
もう2ヶ月の前の話ですが、貴重なお話を伺ったのでぜひご一読頂ければ嬉しいです。

このツアーは障がい者雇用を検討しているけどいろいろ不安…といったような企業のみなさまを対象に、実際に現場を見ていただき、現在困っていることを解消する材料にしていただくことを目的にチャレキッズ主催で行ったものです。

ASKUL LOGIST株式会社ってどんな会社?

社名の通り”明日来る”で有名なASKULの物流部門を担当する会社です。
私も椅子を注文したことがあるのですが、本当に次の日に届いてびっくりしたのを覚えています。
今回は、どんな人と仕組みがそれを実現しているのか、そんなことも楽しみにしながら見学させていただきました。
ちなみにここで働く障がいのある方は現在全体の約10%である27名。彼らはどんな風に働いているのでしょうか。
askul

まずは、ASKUL LOGIST坂井さんから会社の概要などについてご説明いただきました。
坂井さんご自身は、理系の出身でいらっしゃるそうで障がい者雇用への取り組まれ方もストラテジックなのが印象的でした。
sakaisan

最初のきっかけは法定雇用率

坂井さんが、最初に障がい者雇用に取り組むきっかけとなったのはただ”法定雇用率”を達成するためだったそうです。
法定雇用率を達成するために雇った障がい者の方の能力が高く、坂井さんすごくびっくりされたそうです。そして同時に”彼らはこんなに能力が高いのに、どこにもやとってもらえないのか”と憤りを感じたそうです。
10%というとなんだかとてもすごいことにきこえてしまいますが、法定雇用率達成からはじまったのですね。

どのように10%の雇用率を達成したの?

そんな経緯ではじまったASKUL LOGISTさんの障がい者雇用ですが、いまや27名の障がい者の方が働かれています。
どんな風にここまで成長されたのでしょうか。

“人数が多いと他の社員も障がいのある方への対応を本気で行うようになる”と考えた坂井さん
かなり論理的にに他の社員の方の説得に乗り出されます。
既に働かれている障がいのある方の作業効率がどの程度かを計測し、彼らの仕事が正確で決して遅くないことをすべて数値化し、それによってまわりの人を少しずつ説得していったそうです。
「今やる、すぐやる、すぐ変える」がモットーだそうで、熱い思いと行動力、そして冷静さが10%の雇用率を実現されたのだな、と感じました。
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実際の職場見学

1時間ほどお話を伺った後、実際に多種多様な荷物の仕分けをする現場を見学させていただきました。
残念ながら写真はおみせできないのですが、ここにも様々な工夫が施されていました。
棚の表示がすべて写真付きでみやすくしてあったり、ミスがないようにバーコードでチェックできるようにしてありました。
坂井さんの障がいのある方のことを考えた職場を考えるとみんなもぐんと働きやすくなる!という言葉がとても印象的でした。
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職場では何人かの社員の方からお話を伺う事もできました。
何種類もある箱から数秒で荷物をつめるのに適した箱を選択し黙々と荷物を入れる方、もっと職場に笑顔が必要だとスマイル運動をされていると教えてくださった方、信じられない量の荷物の中から短い時間で荷物を運び選別している方などなど…たくさんの生き生きと働く方に出会いました。
つくし更正会の見学でも感じた事でしたが、こうして同等の立場で働かれているのをみると障がいってそもそもなんのことだっけと思ってしまいます。
実際にASKUL LOGISTさんでは、評価体系や賃金もまったく一緒とのことでした。

障がい者を雇用する上での工夫・悩み

見学から戻り、みなさまと見学の感想などを共有する時間を持ちました。
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障がいではなく、人物を見ること、知ること、話すことがなにより大切だと坂井さんはおっしゃっていました。
そのためにも実習を大切にしていて、その期間毎日反省会をするそうです。
また企業が障がい者雇用に踏み出す際に、学校や先生、病院とのパイプを持って相談できるところは相談することも大切だという言葉もありました。
会社内で起きている悩みとして、ベテランがより上のステップを目指して離職してしまう、社員同士の恋愛問題などがあるそうです。
そのひとつひとつについて、社員の方のメンタルを丁寧にケアしながら対応していくことが大切だそうです。
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法定雇用率をきっかけに障がい者雇用を検討しているかつての坂井さんのようなみなさまにとってASKUL LOGISTさんの姿は障がい者雇用はもとより職場環境について考えるきっかけになったのではないでしょうか。

少し工夫を重ねることで障がいのある人が働けるようになる、他の人ももっと働きやすくなる、
こんな理想的な循環をみることが出来ました。

ASKUL LOGISTの坂井さん、社員のみなさま、本当にありがとうございました!

2016-11-22 | Posted in blog, スタッフブログNo Comments » 

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