【リポート 】大工さんのお仕事〜健康住宅株式会社様〜
ものづくりの楽しさと難しさを体験!
2022年10月23日(土)、健康住宅株式会社さんご協力のもと実施した、「大工さんのおしごと」のリポートです。
福岡市西区千里にある、健康住宅株式会社の展示場をお借りしての実施となりました。
参加したチャレキッズは8名。
健康住宅の皆様に併せて、提携先の大工さんたちのご協力もいただきました(^ ^)
こどもたちが来るより2時間ほど前から、大工さんたちのよる準備がスタートしていました。
こどもたちが作業しやすいよう、「下準備」を整えてくださっています。
そんな中、子どもたちが続々到着してまいりました!
本日の体験内容のご紹介
まずは、本日の流れを説明します。
進行してくださったのは健康住宅株式会社の藤村さん。
子どもたちも、大人たちもちょっと緊張気味です。
うまく話せるかな・・・ちゃんとさせてあげられるかな・・・・
ドキドキしながら説明を聞いています。
今日の道具たち
一人一人に差金、ノコギリ、トンカチ、くぎ、サンドペーパーなどが準備されていますね。
プロの道具、結構大きいぞ・・!
それぞれのテーブルで道具たちを確認します。
子どもたち一人一人に大工さんがついてくださいます。
これは嬉しいですね!
全体の説明が終わり、早速最初の体験スタートです!
最初の体験は「釘打ち」です!
まずは大工さんが見本を見せてくださいました。
さすがプロ。
手捌きもスピードもとても鮮やか。
プロの仕事って、見ているだけでなんだか惹きつけられてしまいます。
さあ、早速僕たちもやってみるぞ!
トンカチの使い方も簡単なようで難しい?
柄を短く持つと力が入らない。長く持つと狙いが定まらない。
トンカチの重さを活かして打つには体力とコツが必要です。
しっかりと釘を支えつつ、最初は小刻みに、ある程度釘が木材に食い込んだら、金槌の柄を長く持って遠心力をつかって振っていくことです。
どうしても短く持ちがちですが、これだと、腕力が必要になってくるので、こども力ではなかなか釘が入っていきません。
単純に見えて、体の使い方、重心の載せ方などがわからないとなかなか難しい作業なのです。
それでもみんな頑張って、釘打ちをがんばりました!
打つ、切る、組む、磨く、描く
鋸刃(のこぎり)は引く時に力をいれるぜ!
続いてはのこぎりの使い方体験です。
のこぎり触ったことのある人!の問いかけに数名が「ある!」と答えていました。
初めて触る、という児童もいました。今はなかなかのこぎりに触れる機会も減っているようですね。
のこぎりのコツは“木材に対してどのように構えるか”と“木材をどのように固定させるか”です。
この2点が揃うだけでグンと切りやすさが増します。
固定させながらノコを押し引きします。木材がぶれないようにしながら、切る方向に力を伝えていきます。
のこひきは大人でも難しくて、疲れる作業。体力のない子どもからすると「なかなか切れない!」「めっちゃ疲れる!」「もうやだ!」なんていう気持ちになるもの。
でも、参加してくれたチャレキッズたちは皆我慢強く、何度ものこぎりひきに挑戦してくれました。
椅子づくり〜形が生まれる楽しさ〜
釘打ち、のこぎりと、大工さんの基本となる行程を体験した子どもたち。
次は、実際の作品を作ろうと、椅子作りに挑戦です。
事前に大工さんたちが、土台までを完成させてくれていました。
あとは座る板(天板)を載せて、ずれないように釘で打っていきます。
まずは天板を脚の部分にくっつけるために、木工用ボンドで接着していきます。
くっ付いたらその上から釘で固定していきます。
先程の釘打ち練習の成果を見せるときだ!!
丁寧に、一生懸命打ち込んでいきます。
先程の練習の成果を発揮して、みんな生き生きと打ち込んでいきます。
組み上がったら、今度は絵付け、ヤスリがけに入りました。
それぞれ思い思いの絵柄を描いていきます。
完成〜!自分だけの椅子
それぞれの好きな色、こだわりを発揮して、自分だけの椅子を完成させました(^ ^)
海をモチーフにした児童、自分の世界観を表現してくれた児童。
やすりがけにこだわりツルツルな手触りの美しい椅子に仕上げた児童など、それぞれの「こだわり」を発揮してくれました。
感想発表〜ありがとうございました!!
最後にみんなからの感想発表をいただきました。
楽しかったのは、釘などを使って椅子を作ったこと、のこぎりを使って木を切ったこと。
難しかったのは、ノコギリの使い方。釘打ちもコツがいるなと感じた。
絵を描くのが楽しかった。思ったより難しいことがわかった。
そして、サポートしてくださった大工の皆さんからもコメントをいただきました。
みんなが一生懸命やっている姿から元気をもらいました!
みんな上手に釘を打ち、ノコギリも上手だったので驚いた。これからも木に触れてもらえたら嬉しい。
技術より大工の作業を楽しんでもらえていたのでよかった。
釘打ちは疲れたと思うが、最後まで諦めず打ち込めていた。諦めないことは大切。これからもこだわりを持ってやってくれたら嬉しいです!
みんなが楽しそうにしてくれたので、こちらもノリノリでできました。
みんなの頑張っている姿が印象的でした。椅子を大事にしてね!
楽しくやることが一番大切。楽しくは一生懸命に繋がる。そうすると面白さが増していく。これからも楽しいことをたくさん見つけてください!
そんな暖かくも勇気の湧くコメントをたくさんいただきました。
こどもたちの頑張りと企業の皆さんの熱い想いが結びあった、素敵な「大工さんのお仕事体験」。
参加してくれたチャレキッズの皆さん、健康住宅株式会社のみなさん、そして大工の皆さん、子どもたちを暖かく見守ってくださり、ありがとうございました!!