【リポート】12月10日(日)開催、夢を拓くロードマップを創ろう!
対話から導き出す未来のロードマップ作り
平成28年12月10日、福岡市中央区長浜にある「あいあいセンター」大研修室でチャレキッズのワークショップ「夢を拓くロードマップを創ろう!」が開催されました。
ワークショップでは5つの立場の人がそれぞれの知見から、障がいを持つお子さんの夢を描き、広げ、膨らませ、それをろーどまっぷにしていきます。
子供たちの「夢」を叶えるには、どんなことが必要か?
どんな未来が描けるか?などを、①本人、②保護者、ご家族、③先生、④福祉支援者、⑤企業人という5つの視点から愛いっぱいの夢を描き、全員でひろげていきます。
今回参加したチャレキッズはこの3名!
Aチーム: らいきくん / 小学3年の男児 / パソコンでの名刺作りを体験
Bチーム: ももかちゃん / 中学1年の女児 / ペットトリマーの基礎となるペットトレーニングを体験
Cチーム: みゅうちゃん / 小学2年の女児 / モデルのお仕事体験
全体の流れは以下の通り
1日の流れ
10:00 開会
10:30 ① 各チームで自己紹介+アイスブレイク
10:50 ② ワークスタート 今に根ざすこと+ 未来のスーパー◯◯ちゃん
11:50 ③ 中間発表
12:10 ④ ランチ
12:45 ⑤ ワークスタート 必要な力 + 1年後の◯◯ちゃん
13:45 ⑥ 初めの一歩
14:00 ⑦ 発表会
14:30 ⑧ 振り返り
14:45 ⑨ 記念撮影
15:00 解散
まずは①アイスブレイクです。
自己紹介とカタルタというツールを使っての遊びを入れました。
②「今に根ざすこと+ 未来のスーパー◯◯ちゃん」です。
キッズの夢、やりたいこと、得意なこと、そして親御さんの希望や夢を聞き取り
同時に、不得意なこと将来への不安、そんなことも伺いながら進めました。
途中で、本人と保護者に抜けてもらって、それ以外のみんなで対話する「リフレクティング」も入れて意見交換。
この手法を入れることで、より開かれた、安心できる場作りを目指しました。
そして、本人のやりたいこと、希望、不得意なことから20歳になった時のスーパー◯◯ちゃんの姿を描いていきます!
③ 中間発表
各グループで話した内容と、20歳になった時のスーパー◯◯ちゃんを発表します。
こちらが各チームの「20年後のスーパー◯◯ちゃん」です!
各チームの進捗や対象となっているチャレキッズのことも知れて楽しい時間です。
④ 中間発表が終わったら、ランチタイム〜!
お昼ご飯をそれぞれ持って来ていただき、交流を深めてもらいます。
ワークショップ中では聞けないお話なんかも聞けて、メンバー同士、もっと仲良くなったかな?
さて、午後のワークスタート!
⑤ 続いては「必要な力」
中間発表の「未来のスーパー◯◯ちゃん」になるために、「必要な自らの力」「必要な他人の力」は何かを掘り出します。
その必要な力をつけた上での1年後のチャレキッッズはどうなっているだろうか?
1年後の◯◯ちゃんになるために、明日からできることはなんだろう。
1年後の姿を想像してみる
そして1ヶ月後にはどんな状態になっていれば良いかな??
膨らんんだお話を絞り込み、具体的な計画案にまとめていきます。
⑦こうやってロードマップが完成!各グループの発表です!
Aチームのらいきくん
らいきくんがモノづくりが好き、というお話から最初はデザイナーなど自分一人で完結する夢について語っていましたが、、実は「友達と一緒に何かをしたい」というらいきくんの思いが語られ、そこからパーティを企画しようなど、「友達と一緒に◯◯する」に向かってロードマップが描かれました。
Bチームのももかちゃん
いろんなことができて、優しくて、お世話好き、手先が器用、お手伝いを率先してする、記憶力抜群など、できることがい〜っぱい!反面、「いや」と言えなかったり、苦手なことにはガードをしてしまったりなどもあるとのこと。
でも。みんなで話していて、「高校に進学する」という新たな選択肢があることをつかみ、大いに前進。夢のペットショップの店員さんになるために、苦手な数学にも取り組む宣言をするなど、具体的なろーどまっぷが完成しました。
Cチームのみゅうちゃん
とにかく元気!最初からスーパーみゅうちゃんなので、もっともっとスーパーなみゅうちゃんになってもらおう!
というお話からスタートしましたが、そのスーパーな部分を伸ばしていくためにも「聞く力」をつけていこう!というお話に。
人とすぐ仲良くなれて、お話するのが大好き、だけど相手に伝わっているかがわからない。
だから話し過ぎてしまう傾向もある。なので、「読み聞かせ」ができるようになることで、
お話も出来て人の話が聞けるようになるといいね!ということになり、
放課後デイで「読み聞かせ」の練習をすることになりました。
⑧ そして、参加した皆さん一人一人から感想を伺う、振り返りの時間です。
皆さんそれぞれ感じたことを発表されました。
中にはご本人も障害者であり、幼い頃親御さんと一緒に孤独感に悩まされたというお話もあり、こういう場があることで、大きな勇気につながる、というお話も聞けました。
そして、これまで奥様に任せてしまっていたという旦那さんから、「これからはもっと子供の教育に関わっていこうと思った」という嬉しいお声も。
大変贅沢な場であるのと同時に、参加することで学びも必ずある、このロードマップ作りのワークショップ。
そして今回は、このワークショップにとどまらず、1ヶ月後の目標を達成するべく、参加者が協力いただけることになりました!
2月開催のチャレキッズ活動発表会に向けて、プロジェクトが始動!
2月12日(日)に西南学院大学コミュニティセンターで開催されるチャレキッズ活動発表会
今回のワークショップで掲げた1ヶ月後の目標。
その目標への取り組みや挑戦の軌跡を2月の発表会でリポートすることになりました!
ということで、各チームの目標を今一度、おさらいしたいと思います。
プロジェクト名称
らいきくん:友達を呼んでのクリスマスパーティを企画しよう!
ももかちゃん:お仕事体験に行ったアニマルリンクバウワウさんへ一人で行って、ワンちゃん達とふれ合おう!
ミュウちゃん:デイサービスで読み聞かせの練習をしよう!
です。
それぞれの1ヶ月後の姿、乞うご期待です!
2月の発表会の情報はまた追ってお知らせします。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
そして、引き続きよろしくお願いいたします!