【これからのふつうをつくる】
はじめまして!
今年からChallekid’sの活動に関わることになりました、市原円と申します。
私はまだ学生ですが、足と頭を動かして活動に貢献できたらと考えております!
さて突然ですが今日は「普通」ということについて考えてみたいと思います。
みなさんはこの言葉をきいて、どんなことをイメージされますか。
私は随分不器用な上に、主張の強い子どもだったので、
「普通にしなさい」といわれるのが本当に大嫌いでした。
もちろん世の中の「普通」を完全に無視することが出来る訳もなく、
息苦しい気持ちになったり、不安になったり…
そんな私にとって、すごく印象的な言葉がありました。
タイトルの『これからのふつうをつくる』です。
これは先日NPO法人ドネルモ代表、そして株式会社ふくしごと取締役の山内泰さんが大学にいらしたときにおっしゃっていた言葉です。
なおNPO法人ドネルモは地域のコミュニティデザイン、株式会社ふくしごとは「障がいのある人たちと社会との心地よい循環をつくる」をテーマにそれぞれ『これからのふつうをつくる』ユニークな活動をされています。
山内さんの視点は非常に面白く、私は目からウロコが落ちるような体験をしました。
人間も社会もずっと変わらないなんてことはないですよね。
だから「ふつう」も変わりつづける。
でも「ふつう」とは、自然に変わっていくものではなく、私たちがつくっていくものなのだと気づかされました。
反骨精神なんて立派なものでなくても、「ちょっとこれおかしいよね?」「もっとこうだったら素敵なのに…」「でもどうして今はこうなっているんだろう?」
そんなちょっとした思いや想像力、疑問を一人一人が小さなアクションにつなげていく。そんな小さな小さな営みから『これからのふつう』はつくられる。
そんなメッセージを山内さんのお話から受け取り、とても勇気づけられました。
私のような学生がChallekid’sの活動に関わることに対して、まだキャリアもこれからで、子どももいない学生に障がいのある人や親御さんの気持ちなんてわからないだろ、とおっしゃる方もいるかもしれません。その通りだと思います。
でも一方で、これからの社会において障がいのある人もない人も共に楽しく暮らしていくには、私のように福祉のプロでもなく、当事者やその家族でもない人が関心を持ち、関わっていくのが一番大切な事だと思うのです。
私がこのような活動に関心を持ったきっかけは、先輩に誘われたから…という本当に大したことのない理由です。しかし、そこでいろいろな施設の方に出会う中で、自分が勝手に思い込んでいた障がいのある方へのイメージは、ことごとく崩されていきました。そもそも、「障がい者」というレッテルを貼るにはあまりにも個性的でした。一人一人の方と出会うことが、私にとってとても豊かなことでした。
そんな一人一人が持つ豊かさがもっと仕事につながる、これからの「ふつう」をつくりたい。
Challekid’sの取り組みは、そのような思いからはじまっています。
もちろんたくさんハードルはあると思います。でも、より良い未来を想像し、小さなところから行動していく。そのようなところから始まっていく。私はそんな風に信じています。
みんな同じ枠にはまるのではなく、凸凹(でこぼこ)している人たちみんなが、出来る範囲で助け合って楽しく生きている社会。
凸凹こそがクール!と思われる社会。
みなさんは、どんな「ふつう」をつくっていきたいですか。
私もChallekid’sのメンバーとして、ワクワクする「ふつう」をたくさんつくっていけたら嬉しいなと思っています!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。