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【 リポート 】シルクスクリーン印刷のお仕事~OIL MOUNT PRINTERS~

おしごと体験《シルクスクリーン印刷》

今日は、オイルマウントプリンターズさんご協力のもと、「シルクスクリーン印刷」のお仕事体験を実施しました。

参加したチャレキッズ達は3名。

講師はoilmountprintersの日高太一先生です。

よろしくお願いします!

 

印刷の工程

シルクスクリーン印刷とは
Tシャツなどにプリントをする代表的な手法で、デザインの施された版を素材の上に置き、その上にインクをつけたヘラ(スキージー)を滑らすことで、版の隙間にインクが流れ生地に柄が印刷される方法です。
シルクスクリーン 220806-1

日高さんがシルクスクリーンの版をルーペで見せてくれました。
「ああ!穴が空いてる!」そうです。
この細かな穴からインクが生地に写っていくのです。

シルクスクリーン 220806-3

そして、写していくインクも様々な種類があります。

中には蛍光の成分のあるインクもあり、暗がりに置いてみてみると、、、「あ!光って見える!」

そんな「シルクスクリーン」の面白さを順をおって伝えていただきました。

そして、今日のデザインは、日高さんがご準備くださった、◯△⬛️の模様を一つずつ重ねあわせ、オリジナルデザインのトートバックを作成します。

心を込めて、スキージーをひく

図柄を選び、インクの色を選んだら、どこにその柄を置くかを考えます。

柄の位置で随分とデザインが変わってきます。

それぞれの個性が光る瞬間です。
「この形をこの場所に、この色で印刷する」そう決めた時、きっと子どもたち一人一人に完成図の一端がひらめいていることでしょう。

渾身の力を込めてスキージーを滑らせます。
この時、滑らす、というより、版の隙間にインクを押し込むようなイメージを持つと良さそうです。
しっかりと、版の凹の部分からインクが生地に刷り込まれるように、スキージーに力を込め圧をかけてインクをつけて行きます。

2度ほど滑らせた後、版を上げると、、、「おおおお〜」という歓声が。
シルクスクリーン 220806-10

想像通り、想像してたものより良いものが、想像とはちょっと違ったものが、そこには現れます。

シルクスクリーン 220806-6
そして次の人に交代です。

前の人のプリントを見て、「自分はこうしよう」「やっぱりこうがいいかな」「やっぱり最初に決めた通りにしよう」
そんなデザインへの葛藤があります。

「では、次のひとはどの柄にする?」

その問いかけに自分のデザインを伝えます。
シルクスクリーン 220806-12

色と形を重ねていく

そして、2度目の転写です。

スクリーンを持ち上げると、、、「おお〜〜」またもや歓声。

先程のガラと色が重なった部分はまた違った色合いが現れます。

そのバランス、色の風合いがさらに感性を刺激してくれます。

「では、次のひと」「はーい」
「次はこの柄にします」「色は○色」。

今回は一色で作っていく、そう決めていたお子さんがいらっしゃいました。

他のお子さんの作品が色の重なりから、予想できない方向性に膨らむ様子を見て、「私も色を変えようかな、、、」と揺らいだ瞬間もありました。

しかし、「やっぱり今日はこの色一色でいく」

そう自分で決めることができました。

後悔するかもしれない、でも自分で決めて、その結果を引き受ける。

これからもいろんなシーンでそんな場面が訪れます。

人生は選択の連続。自分が「こうしよう」と思ったことをしっかりとやっていくことが大切です。

シルクスクリーン 220806-9

こうして、次々にデザインを足していき、オリジナルのトートバックの完成です。
シルクスクリーン 220806-13

シルクスクリーン 220806-14

シルクスクリーン 220806-15
それぞれの個性がきらりと光る、作品が完成しました。
そして、感想では「もっとこうしたい」「次はこうしたい」という「またやりたい」という声をたくさん語ってくれました。

中には「次回は自分のデザインで印刷してみたい」そんなお声もいただきました。
どんなキャラクターにしようかな?!どんな色にしようかな?今のうちからいろんな想像が膨らんでいるようでした。

シルクスクリーン 220806-18

版をあげるまで、色を重ねてみるまで、仕上がりにドキドキする「シルクスクリーン印刷」はその瞬間瞬間で歓声が上がるとても楽しいお仕事体験です。
今日の喜びや感動を忘れず、ぜひ「自分だけの世界」を大切にしてもらいたいですね。

参加してくれたチャレキッズのみなさん、OIL MOUNT PRINTERSの日高先生、

ありがとうございました!

 

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