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《 参加者募集 !》7月29日(水)開催 チャレキッズ・オンライン座談会 《教えて!谷川先生!》~ゲーム障害の兆候とメカニズム~

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~大好評!保護者向けオンライン座談会 ~

毎回大変ご好評いただいています、オンライン座談会。
これまで、言語聴覚士の相本先生による、支援機関や学校との連携をテーマにした、「子どもを中心としたつながりづくり」、また、ペアレントトレーナーの南川悠氏による、「ホメ上手になる」をテーマにした「子どもを伸ばす魔法のことば掛け」を行ってきました。

参加した保護者の皆さんから、「具体的なお話が聞けてよかった」「丁寧に事例についてアドバイスを頂けて早速取り組んでみようと思った」など、気付きやヒントが詰まった座談会となっています。

そんなチャレキッズオンライン座談会で次回取り組むテーマは「ゲーム障害」です。

疾病認定された「ゲーム障害」

病的なネット依存が疑われる中高生が推計93万人

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これまで、「ネット依存」、「ゲーム依存」という呼び方に馴染みがありましたが、実はゲーム依存は「依存」ではなく、「障害」とみなされ、国際疾病分類の最新版に「ゲーム障害」という名称で疾病認定されたのです。

WHOは2018年に病気の名称や症状を示す「国際疾病分類(ICD)」の最新版にゲーム障害を追加した。
WHOによると、(1)ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない(2)ゲームを最優先する(3)問題が起きているのに続ける――などといった状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性がある。ゲーム障害になると、朝起きられない、物や人にあたるなどといった問題が現れるとされる。
WHOが国際疾病として認定したことで、ゲーム会社のコンテンツ開発にも影響を及ぼす可能性がある。
厚生労働省によると、日本ではオンラインゲームを含めた病的なネット依存が疑われる中高生が推計93万人と過去5年間で倍増した。
韓国では02年にゲームのやり過ぎによる死亡事故が起きた。
※引用元:日本経済新聞

コロナウィルス禍中の学校の休業中にゲーム依存の傾向が進んだことを懸念するご家庭も増えているかもしれません。
この後、夏休みを控え、親御さんのゲーム障害(ゲーム依存、ネット依存)に対する知識や意識の学びは必須のものとなりつつあります。

依存症を考える機会に

講師は依存症を専門とする公認心理師

お話を伺うのは、カウンセリングスペース「やどりぎ」の公認心理師、谷川芳江さん。
昨年、福岡eスポーツ協会さんと共に行った、ゲーム障害の基礎理解の講座でもご登壇いただき、依存症について詳しくお話くださいました。
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カウンセリングスペースやどりぎは、依存症のサポートを専門に行うジャパンマック福岡の中でも各種依存症や発達障害、引きこもり、トラウマなど様々な問題を抱えた方の問題の整理をお手伝いする施設です。

講師紹介:
谷川 芳江(Tanigawa Yoshie) さん
所属:カウンセリングスペースやどりぎ
   公認心理士、臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士 
カウンセリングスペース”やどりぎ”は成人のひきこもりや依存症の問題についてカウンセリングや心理テストを行い状況を改善するための支援計画を作成します。
ひきこもりや依存症の裏側に隠れている様々な問題、家族関係、発達障がい、トラウマなどの問題を整理し、取り組みを進めます。
ゆっくりと支援の輪を社会的な支援へと広げていく取り組みを行っています。

事前にコンテンツ動画を視聴

「ゲーム障害という依存症」

参加申込みの方には座談会のテーマと成る「ゲーム障害という依存症」についての動画をご覧いただけます。
好きな時間にゆっくりと内容をご理解いただいた上で参加いただけるので、ゲストスピーカーの話もわかりやすくご参加いただけます。
 オンライン座談会告知動画

わずか1年で疾病の傾向

ご家族が巻き込まれないためにも、兆候とメカニズムを学びましょう

谷川先生はおっしゃいます。

ゲーム障害は若年層に多く見られる傾向があります。
これは脳の発達、成長の傾向に関わっています。
そして進行が早く、通常の依存症が10年単位で進行するところをわずか1年で疾病してしまいます。
そのメカニズムや家族の役割を考えることが解決への手がかりとなります。

お子さんの現在の状況を知る上でも、依存のループにご家族が巻き込まれないためにも、依存のメカニズム、ゲーム障害の知識についての情報をいち早くキャッチし、事例を共有していただければと思います。

申込み方法

下記リンクの応募フォームよりご応募下さい

締切:7/22(水)

こちら

こんな方にオススメ! 

☑️ ゲーム障害のメカニズムを知りたい
☑️ 子どもがゲーム障害になっているかを知りたい
☑️ こどもがゲームやネットばかりしていて心配だ
☑️ 家族はどのように関わればよいか知りたい
☑️ ゲーム障害からの脱却方法を知りたい

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プログラム 

9:45 入室開始
10:00 主催挨拶
10:05 ゲストSpeakerご紹介
10:10 参加者自己紹介、事例共有
10:20 speakerからの話題提供
10:50 ブレイクアウトセッション
11:00 共有 
11:10 質疑応答
11:25 終わりの挨拶
11:30 終了


開催概要  

タイトル  : チャレキッズ・オンライン座談会 『教えて!谷川先生!』~ゲーム障害の兆候とメカニズム~

開催日時 : 7/29(水) 10:00〜12:00 (入室開始 9:45〜 )

会  場 : オンライン(Zoomを利用)

定  員 : 7名

参 加 費 : 2,000円
      
締  切 : 7/22(水) 

主  催 : 一般社団法人チャレキッズ

問い合わせ: Tel 090-3415-3315 Mail:challekids01@gmail.com 

 

チャレキッズお仕事体験2020 参加者募集!

 

2020年度、チャレキッズ夏のお仕事体験開催決定!


お待たせ致しました\(^ ^)/

2020年のチャレキッズお仕事体験の募集をスタート致します!
今年も多彩なお仕事をコーディネート!!
人気の「Youtuberになろう!」「寿司職人」「猟師さんのお仕事」「プログラマー」「イラストレーターのお仕事」に加え、
「動物園のクリーンスタッフ」「シルクスクリーン印刷」「猟師さんのお仕事」など新たなお仕事体験も満載です!

「経験する」ことが何よりのキャリア教育

発達に特性のあるお子様の将来を見据えた、「経験を増やす」「繋がりをつくる」ための体験です。
参加されなかで、お子様の新たな可能性や能力、気付きがきっとあります!
ぜひ、眠っている才能を開花させ、「経験値」を増やしていきましょう!

ご希望のお仕事体験、どのようなお仕事体験がしたいか等をお書きいただき、
下記の応募要項をご記入の上、メール、FAX、HPの応募フォームよりご応募ください!

チラシ 夏のお仕事体験2020 200624-1-01

8/8(土)  動物園のクリーンスタッフのお仕事/福岡市動植物園&株式会社まきもと/5名/福岡市南区 
8/10(月) (実施中止)飲食店スタッフのお仕事/株式会社56フーズ・コーポレーション/5名/福岡市博多区
8/13(木) (実施中止)プログラマーのお仕事/株式会社else if/4名/福岡市博多区
8/13(木) (実施中止)イラストレーターのお仕事/株式会社カムラック/2名/福岡市博多区

8/15(日) Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区
8/17(月) シルクスクリーン印刷のお仕事/ オイルマウントプリンターズ/5名/福岡市南区
8/18(火) 雑貨制作のお仕事/株式会社数寄屋/5名/宗像市

8/30(日) Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区
9/5(土)  博多独楽(はかたこま)制作のお仕事/NPO法人 文芸想伝会/5名/那珂川市

9/12(土) 畳職人のお仕事/鶴田畳店/5名/福岡市東区
9/19(土) (実施中止)雑貨制作のお仕事/株式会社数寄屋/5名/宗像市
9/20(日) 寿司職人のお仕事/アトモスダイニング株式会社/5名/福岡市博多区 11:00〜13:00
(9月26日より変更)
10/3(土) (実施中止)惣菜やさんのお仕事/株式会社クック・チャムマイシャンス/5名/那珂川市

10/17(土) 飲食店スタッフのお仕事/株式会社56フーズ・コーポレーション/5名/福岡市博多区
11/7(土) 猟師さんのお仕事
/株式会社夢屋/5名/糸島市二丈町
11/23(祝) (実施中止)花市場のお仕事
/福岡市生花市場組合/5名/福岡市東区
12/5(土) 猟師さんのお仕事/株式会社夢屋/5名/糸島市二丈町
12/6(日) (実施中止)Youtuberになろう!/チャレキッズ/5名/福岡市中央区

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お仕事体験の流れ

①  下記参加希望応募フォーム記入、送信。

②  参加決定者へ随時ご連絡(1週間前〜)

③  参加日程のご連絡、ご相談(日程が予めわかっているものもあります)

④  参加決定者へ後日、「スキルシート」「参加同意書」記入のお願いメール送信。ご返信いただきます(同意書は当日のご記入も可)。

⑤  当日のスケジュール、集合場所、持ってくるものなどの連絡(メール)

⑥  当日、体験実施(メール)

⑦  終了後、体験内容をブログなどにアップ

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参加費

2000円から

(材料費等、プログラム内容に応じて異なります)

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お問い合わせ

090-3415-3315

Fax:092-235-3220

challekids01@gmail.com

お気軽にお問い合わせください

お仕事体験申し込みフォーム

申し込みはこちら

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座談会リポートチャレキッズ・オンライン座談会 《教えて!相本先生!》~子どもを中心としたつながりづくり〜

保護者対象の無料オンライン座談会

2020年6月17日(水)10:00〜11:30 Zoomを使ったオンライン座談会を実施しました。
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対象は保護者、支援者の皆さん。
テーマは「子どもを中心としたつながりづくり」です。
ゲストスピーカーには、言語聴覚士の相本ゆかりさんをお招きました。
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今回はその座談会のリポートをしてまいります。
キーワードは“ABA(応用行動分析)”、“スケジュール”、“生活を整える”、“気づいた人から学び伝える” です!

目次
1,オンラインの可能性を広げる
2,対話中心の座談会
3,
テーマ動画を事前視聴
4,事例の共有
5,道具を持とう①スケジューリング
6,道具を持とう② ABA(応用行動分析)
7,生活を整えるという大目標
8,気づいた人から学び、伝えていく
9, 座談会を終えて
次回のオンライン座談会 と応用行動分析セミナー

1,オンラインの可能性を広げる

家庭以外の場所での過ごし方を良いものに

お子様が学校や支援機関でどのように過ごしているのか、家庭以外での活動をより充実したものにし、療育にも役立てるために、学校の先生や支援者と連携を図りたい。
でも、なかなか思いや情報が共有できず、もやもやしてしまう。
そんな事、ありませんか?
そんな問いかけから始まりました。

学校や支援機関をレスパイトの一つと割り切り、預けるだけという利用の仕方もあるのかもしれませんが、関係先でも有用な経験を積んで成長につながると良いな、、そう考える保護者の方なら誰しもが良い連携を望まれるのではないでしょうか。


2, 対話中心の座談会

座談会の流れについて




9:45  入室開始
10:00 主催挨拶
10:05 ゲストSpeakerご紹介
10:10 参加者自己紹介
10:20 参加者のみなさんの事例共有
10:30 speakerからの話題提供
10:40 各自の事例に対してのコメント
11:10 質疑応答 
11:25 感想共有
11:30 終了

3,
テーマ動画を事前視聴

座談会の時間を充実したものにするために

これも新たな試みでした。

意図としては

“事前視聴動画を観る”ことで、“テーマについて登壇者の考えや伝えたいことの概要を把握することができ、座談会にスムーズにはいれるのでは”

と考えました。

イベントがスタートし、今日の流れ、趣旨説明、団体の説明と講師紹介の後、通常であればテーマについてのトークが登壇者からあるところですが、事前動画により大まかに説明しているため、すぐに参加者の自己紹介がスタートでき、それぞれの事例共有へと移ることが出来ました。

4, 事例の共有

低学年から高学年、若者に至るまで幅広い事例が集う

座談会写真 200617-1
今回は小学1年生から20代半ばまでと、幅広い年齢層のお子さんの事例が共有されました。
テーマの「学校や支援機関との連携」について、参加者夫々が困ったことや悩みを抱いていらっしゃいます。
どのような事例共有があったか、簡単にご紹介すると

◆本人が言語理解ができる場合、支援者との相談の場に本人も入れてもよいか?

◆とにかく頑固で気が強い。嫌なことは絶対しないし、嫌なことがあったら投げる、叩く、噛む、泣き叫ぶ!と思いきや、外では人見知りで存在感の薄い静かな女の子のようで、家と外では全く別人のようです。窓際のトットちゃんと思って育てています(小1女子)。

◆学校や先生への拒絶感が強く、小2〜小6の現在まで不登校。
放課後デイは、通っていますが定期てきな安定した通所が今も課題です。本人が希望する放課後デイをひとつ増やし、外に少しずつ出られるようになってきたので、これから連携について、考えたいと思っていました。学校と連携を図りたいがコミュニケーションが希薄で、こちらからどのようにアプローチしてよいかわからない。また、本人が支援を望んでいるかがわからない。

◆通信制の高校に通う高校1年生の男子。今後の進路についても含め、支援者に子どものことをどのように聞き出したら親目線以外の情報が引き出せるか?

◆長男24歳は発達障害であるとの診断を大学に入ってからうけ、今現在引きこもりの状態です。この状態をどうしたらとわからない状態です。
小学6年生のときに気づいたが、実生活でそこまで困ったことがなかったため、支援機関を利用しなかった。
勉学が得意だったので、特に気にせず、勉強に打ち込ませた。
高校も進学校に入学、大学も国公立大学に合格した。しかしここから躓いた。
大学にいけなくなった。
寮に入ったことが原因の一つかもしれないが、苦手なことに対処できなくなっていった。
教科の履修手続きや授業で行うグループワークなど、「人との連携が苦手」なため、自由度の高い大学のシステムについて行けなくなった。現在は大学を休学し、一日中家にいる。
本人に困っていることを聞いても出てこない。

5,道具を持とう①スケジューリング

子ども中心のつながりづくりのために

参加者からの事例を皆さんで共有した後、それらに共通する課題として出たのが「スケジューリング」というキーワード。そしてもう一つが「応用行動分析」でした。
スケジューリングは、一日の計画などを視覚化し、言語コミュニケーションが苦手なお子さんに、今日一日の見通しを持ってもらうことで、安心して一日を生活できるようにする術です。
また、このスケジューリングをすることで、保護者とお子さんが「共通の言語」を手に入れることになります。
そうすることで、スケジュールは変更になることもあること、そして中止になることもあることを理解してもらうステップへと移っていきます。
お互いの共通認識、共通言語を手に入れることで、感情のトラブルがあった際に、何がお子さんにとって障壁になっているかがようやくわかってくるのです。

6,道具を持とう② ABA(応用行動分析)

行動を仕分け、見える化する

もう一つの道具が「ABA(応用行動分析)」です。
チャレキッズでも朝倉先生の応用行動分析セミナーを開催するなど、その考え方の重要性をお伝えしています。
また、次回7月18日にも朝倉先生の「応用行動分析的子育てのススメ」を企画予定です。

相本さんからのお話では、門眞一郎ABAの考え方をもとに「感情」をいれず、「行動」をきちんと仕分けて行くことで、行動の理由を解き明かす「応用行動分析」の手法を用いた分析シートをご紹介いただきました。

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出展:
http://www.eonet.ne.jp/~skado/

ただし、このシート、使えるようになるためには勉強が必要です。
全体の考え方を理解するだけでなく、行動をどのように捉えるのか、前提条件をどのように設定するのか、その結果何が得られているのかなど、項目に入れていく言葉、行動の素材を仕分けるには経験と学びが必要です。

“感情”ではなく、“行動”で視る

行動には“きっかけ”がありそれに対する“反応行動”があり、その“結果”がある。
その結果が本人とって有益であるならば、その行動は「次回も行おう」という動機づけにつながる(強化される)
この原則をもとに、きっかけ、反応、結果を仕分け、観察することで、行動の理由を理解することに近づいていく。
ひいては、支援者、保護者の「わからない、理解できない」という焦りからくる「怒り」からの開放へと繋がります。
そして、冷静に「行動を観察する」ことで、本人にどのようにすれば伝わるのかを考えていくきっかけが出来ていくのです。

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7,生活を整えるという大目標

座談会後のアンケートで「心に残ったワード」では上記のABAやスケジュールに併せ「生活を整える」というキーワードが上がっていました。
今回のテーマ、子どもを中心としたつながりづくりにみなさんが関心を持ってくださったのも、お子さんの生活をもっと充実した学びの多いものにしてあげたいという思いが合ってこそだと思います。
そうしていくことで、何を目指すかというと、将来、目標を持ち
生き生きとした人生を歩んでもらいたい
と思うからだと思うのです。
そのために、まず最初に必要なこととして、「生活を整えること」ということが大切だと相本先生が伝えてくださいました。

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8, 気づいた人から学び、伝えていく

全てはつながっている

そして、事前視聴動画にもありましたが、支援者や学校関係者のみなさんが、特別支援教育について専門的な学びを得てこられているかというと、残念ながらそうとも言えません。

更に、特別支援教育だけでなく、今回もご紹介したABA,や、PECS,TEECHなどなど、世界で使われているツールや考え方を学びながら、本人に最適な支援を行うにはどうすればよいかを考え実践し自身の経験値を上げ続けていく必要があります。
それらの学びや経験、識を支援者や先生方に求めるのは少々難しいということも理解していかねばなりません。
まったく当てにするなということではありませんが、期待しすぎないこと。
そして、何より普段からそばにいる保護者がいち早くそのことに気づき、学びと実践を継続することが大切です。
お仕事や家事もある中、そこまでの時間を費やすことは難しい、そういう事情もあるかと思います。
しかし、そこも「できる人から」がやっていきましょう。
ご自身にその余裕と時間がないのであれば、できる支援者や専門家の協力を仰げばよいのです。
一人の力で出来なくとも、お子さんを中心としたつながりづくりがあれば、本人にとっての良い時間、良い経験、良い学びの伸びしろはまだまだ広がると思います。

《アンケート:本日の座談会の満足度はいかがでしたでしょうか? 1:期待はずれだった 10:期待以上のだった 》
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《アンケート: 特に印象に残ったお話、気づいたことなどがあれば教えてください。 》
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9, 座談会を終えて

継続した学びを実現するために

今回初の座談会でしたが、7人という人数と、事前に視聴動画を御覧頂いてからの参加ということで、最初から各自の事例を共有でき、それぞれの事例にコメントいただくことが出来ました。また、「子どもを中心としたつながりづくり」に必要なキーワード、“ABA(応用行動分析)”、“スケジュール”、“生活を整える”、“気づいた人から学び伝える”も参加者の皆さんの心に残せたのではないかと思います。
この気づきを生活に活かし、継続してつながっていけるよう、これからも様々な企画を行っていきますよ!

ということで、次回以降の企画のご紹介です!

次回のオンライン座談会 と応用行動分析セミナー

次回のオンライン座談会は6月24日(水)10:00〜11:30、発達子どもアカデミーの南川悠先生をお招きます。
テーマは「子どもを伸ばす魔法のことばかけ」です。
定員以上の方の参加希望があったため、2回に分けて行う予定です。

初心者にオススメ!

応用行動分析学的子育てのススメ

また、7月18日(土)には、お子さんへの対応に応用行動分析どのように活かせばよいのか、ABAがはじめて!という方向けの講座を実施いたします。
応用行動分析学のセミナーを多数開催していらっしゃる、春日小学校校長の朝倉博実先生によります、「応用行動分析学的子育てのススメ」です。
ふくふくプラザ503号室で14:00〜16:00の時間に開催いたします。
また、当日会場にお越しになれない方のために、Zoomでのご参加も可能といたします。
奮ってご応募ください。
7/18(土)応用行動分析学的子育てのススメ〜ABA(応用行動分析)基礎セミナー

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皆さんのご参加、お待ちしております!

2020-06-21 | Posted in blog, オンラインイベントNo Comments » 

 

親子でチャレンジ!チャレキッズ Zoomで朝会!参加者募集!

【朝会、参加しませんか?!】

緊急事態宣言延長を受け、小中学校の休校も延長となりました。
そこで、お子様の生活リズムを整える一助になればと、チャレキッズで「Zoomで朝会」を企画いたしました!
朝の8時にご希望の方にお知らせするZoomのURLにアクセス、パスワードを入力して、オンラインでの朝会にご参加いただけます(お子様のみの参加もOK)。

生活リズムを整える

4月末に実施したアンケートで、お子様のストレス、保護者のストレスなどを軽減する一つのキーワードが「生活リズムを整えること」ではないかという予想を立てています。
「お子様にストレスや変化がある」についていうと、生活リズムが整っている方々にはストレスが低いことが分かりました。
さらに、保護者の皆さんの心配事に「休校期間中にコミュニケーションの機会が減ること」が多く上がっていました。
特に同世代の子ども同士のコミュニケーションへの要望が多かったのです。
そして、オンラインでの学びの機会などにもご要望があることを知り、チャレキッズで「Zoomで朝会」を企画しました!

はじめての方もぜひ!

まだ、オンラインでのコミュニケーションを経験したことがない。
やり方がわからない、そんな方もお気軽にどうぞ!
今は抵抗感があるかもしれませんが、できるようになるとアクセスできる情報が増えます。
事前にお試しで繋いでみたい!という方のご要望にもお応えします!

期日は 5/11(月)~15(金)の 午前8時からです

《 親子でチャレンジ!チャレキッズ「Zoomで朝会」 》
【期日】:5/11日(月)〜15日(金) 8:00〜8:30
【準備するもの】:PC、スマホ
【使用するアプリ】:Zoom https://us02web.zoom.us/
※アクセスすると「アプリをインストール」への案内が出ますので、支持に従ってインストールしてください。
【 内容 】
①朝のご挨拶(皆さんご一緒に)
②健康状態のコメント一言(お一人ずつ)
③昨日はどんな一日でしたか?(お一人ずつ)
④本日の予定と目標は?(お一人ずつ)
⑤軽い筋トレ(もしくはラジオ体操)
⑥みんなで、「今日も一日、がんばろう!」宣言

【 参加費 】 無料
【 申し込み 】 申込みフォーム

Zoomが初めて!

Zoomを使うときの確認事項の記事を分かりやすくまとめた情報がありますので、そちらを御覧ください!

アンケートリポート

先月皆様にご協力いただきました、春休みの過ごし方アンケートの報告もブログにアップしております。
ぜひ、御覧ください!

【 アンケートリポートブログこちら 】↓↓
チャレキッズ春休みアンケート2020リポート

今回の結果を受け、チャレキッズでもオンラインでのセミナーや座談会など企画してまいりたいと存じます。
ご都合が合うようでしたら、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

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《 チャレキッズ春休みアンケート 2020 リポート① 》新型コロナウィルス禍による影響調査

〜新型コロナウィルスによる外出自粛規制下における、発達に特性のあるお子さんを育てるご家庭の状況調査 〜

2020年の3月より始まったコロナウィルス感染拡大防止に伴う外出自粛要請。
その中で家庭で過ごすことが多くなった発達に特性のあるお子さんたちとその保護者の状況についてアンケート調査を行わせていただきました。
ご家庭で過ごすことが多くなったことで予想される、お子さんの生活リズムの乱れ、そして、保護者の皆さんの心配事や困りごと、社会に対する不安はどのようなものがあるのでしょうか。

目次
目次
1.目的について
2.結果
2-1. お子さんの生活状況について
2-2. 自粛前と自粛後の変化
2-3. 心配なこと、不安なこと
2-4. 相談先について
2-5. 希望しているモノやサービス
2-6. 新型コロナウィルス禍と障がい者雇用

3.まとめ

1.目的について

このアンケートは、発達に特性のあるお子さんたちの将来の就労の促進と定着を目指す一般社団法人チャレキッズが、新型コロナウィルスの影響に苦しんでいるご家庭の現状を知ることで、適切なサービスや企画を生んでいきたいと思い、実施したものです。
チャレキッズではこれまで、対面での動画制作やプログラミング、デザイン講座などのスクール活動をおこなっていますが、4月からはオンライン講座の企画を進めてきました。
今後、よりニーズが増えるのでは、ということと、保護者のみなさんへもできることがあるのではないかと思っています。
今リポートは、アンケートの質問項目のうち、お子さんや保護者の心配事や不安、うけてみたいサービスなどについての抜き出してみました。

2.結果

2-1. お子さんの生活状況について

アンケートの前半では、自粛期間中の「生活リズムの乱れ」と各生活の要素の関係について着目するため「おこさまの生活リズムは整っていますか?」に対する回答を、「セグメント(1):崩れている」〜「セグメント(5):毎日規則正しく過ごしている」のそれぞれのグループごとに分け、その傾向を探しました。
その内容はリポート②にてご紹介します。

全体としては、セグメント(5)の「規則正しく過ごしている」は全体の11.5%「崩れている」が13%。全体的な傾向としては整っているご家庭のほうが僅かだが多い印象となりました。
各ご家庭、取り組みを頑張られている様子が窺えました。

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2-2 自粛前と自粛後の変化

外出自粛によって、生活のリズムが変わり、発達に特性のあるお子さんにとっては予想できない自体やリズムが崩れるなどして、大変なのではないか、
保護者の方もそのフォローをするためにたくさんの時間と労力を割かれているのではないか、そんな思いから
お子さんや保護者の皆さんの、自粛前後の気持ちの変化についての質問しました。

2-2-1《 変化はあまりないが半数以上 》

ところが、お子様について言うと、「変化はあまりない」が58.8%。という結果となりました。

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先程紹介した、「生活リズムの乱れ」のセグメントごとの違いで見てみると、「セグメント4」で数値が上がっているものの、「セグメント1」から「5」に向けて、下がっている傾向が伺えます。
「セグメント5」に関しては、全員が「変化はあまりない」と回答している。
併せて、「変化した」の回答の中には、楽しそうになった、楽になった、自傷行為が減った、落ち着いた、主張が強くなったなどの決してネガティブな変化ばかりではないことが分かりました。
お子さんについては、全体的に変化を感じている子が少ない傾向にあることと、ポジティブな影響を表しているお子さんも多くいらっしゃることが分かります。
その一方で、外出自粛によるネガティブな要素が表出しているお子さんもらっしゃいました
次は、その「変化の詳細」を伺いましたので、抜粋してみました。
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《 「変化がある」と答えたお子さんの様子 》

セグメント1
・覇気がない
・運動不足による体調不良。苛立ちやすい。TVからの情報の不安
・独り言が増えた
・おしゃべりが減ってきてる。
・自分に持病があり、重症化のリスクが高いことは理解しているので、不安は大きいようです。

セグメント2
・言葉が荒くなった。寝つきが悪くなった
・体重増加 どうしてもだらだらしてしまう
・ストレスがたまっている。運動していない。
・イライラ、泣きが増えた
・言動が荒くなった

セグメント3
・自分の意思を通すことが強くなった。
・わからない。まだ掴めない。
・日本中が外出自粛、休校の状態になり、先生も生徒も皆んな同じ条件になったので、登校刺激が無くなった。不登校が目立たない環境なので楽。
・休校になって落ち着いた、暴れたり自傷が減ったと思う
・太った
・イライラしている。噛む、叩く
・癇癪が増えた
・Dr.があまり話しをきく時間がなく、喘息発作が増えて 心配してるのと、発作中 マスクを出来ないので 殴られたり… 見えないので手にとってみたら 怒られたり、とか
・学校に行けない事や大好きなカラオケに行けないことを受け入れつつ、いつ行けるのか?というストレスを感じ始めている。

セグメント4
・学校に行きたいという。最近、吃音が少しひどくなってきた感じがする
・兄弟喧嘩が増えた。
・ちょっとした運動での外出も嫌がる(怖がる)ようになった 敏感さ?が気になります
・楽しそうにしている
・余暇の時間に趣味に熱中する余り、ズボンの片膝を触りすぎて破ってしまうことがある。
・しばらくなくなっていたカンシャクを、たまに起こすことがあり、ストレスがたまっているのかな…?と思います。
・わがままになって、気に入らないと怒ったり泣く事が増えた
・家が大好きなので、落ち着いているが、学校が始まってからが不安

2-2-2
《 保護者はストレス 》

一方、お子さんたちを受け入れる保護者の皆さんの変化についてはどうでしょうか。
結果は、51.5%の保護者の方が変化を感じており、セグメント毎で見ると、どのセグメントでも変化を感じていらっしゃいますが、
わずかに、セグメントの(1)⇢(5)に向かって、変化をあまり感じずに済んでいる印象です。
やはり、生活のリズムが整うことで、保護者の方のストレスも軽減するんだな、と改めて感じました。
自粛期間中、どのように生活リズムを整えるか、お子さんの気持ちを安定させることができるかが、一つの鍵となっているようです。

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具体的に保護者のかたはどのような変化を感じていらっしゃるのでしょうか。
その内容をご紹介します。
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《 「変化がある」と答えた保護者の様子 》

セグメント1
・除菌に厳しくなった。
・家にいても何もしてくれない父親、それにつられる子供。コロナ離婚する人がよく分かります。
・体重が増えた
・精神的にしんどい。24時間、一緒だし。
・気分が高まらない。
・感染しないよう、日々緊張感があります。家で子供と2人なのでよくけんかになります。

セグメント2
・子供が預けられないことで仕事に行けない。仕事先が休業になってしまったため、収入が減りました。夫のボーナスも減る可能性が高いです。
・家にいるので大変です
・仕事が思うように進まない
・ストレスがたまっている。
・イライラ

セグメント3
・仕事が忙しくなった
・娘曰くあまり怒らなくなった
・時間ができた
・子の癇癪や自傷が減ったことで、精神的には安定したように思う
・子供との会話が増えた

セグメント4
・兄弟喧嘩が増えた。
・ちょっとした運動での外出も嫌がる(怖がる)ようになった 敏感さ?が気になります
・楽しそうにしている
・余暇の時間に趣味に熱中する余り、ズボンの片膝を触りすぎて破ってしまうことがある。
・しばらくなくなっていたカンシャクを、たまに起こすことがあり、ストレスがたまっているのかな…?と思います。
・わがままになって、気に入らないと怒ったり泣く事が増えた
・家が大好きなので、落ち着いているが、学校が始まってからが不安

セグメント5
・ストレスを感じる
・疲れています
・いろいろ考える時間ができた。

多くの方が、疲労感、ストレス、経済的な不安を感じていらっしゃることが分かりました。
感じていないという方も4割ほどいらっしゃいますが、お子さんよりも保護者のほうがストレスを感じている結果となりました。
たしかに、我が家も比較的落ち着いている方だと思いますが、ついつい子どもたちの過ごし方に気が行ってしまい、普段できることが大幅に制限されています。。。(^ ^;)

つづいては、保護者の皆さんに「自粛期間中の心配事」についてうかがってみました。

2-3《 心配なこと、不安なこと 》

2-3-1《 第一位は育児や教育 》

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《 選択肢 》
1、お子さんの育児や教育のこと 58.7 %
2、現在お子さんが受けている医療やリハビリのこと 20.6%
3、現在お子さんが受けている援助のこと 7.9%
4,経済的なこと 31.7%
5,お子さんの進学のこと 25.4%
6、お子さんの就職のこと 14.3%
7、子育てや障害について必要な情報を得ること 9.5%
8、お子さんを強く叱ってしまったり、手を上げたりしてしまうこと 9.5%
9、お子さんに友達や相談相手がいないこと 27%
11,お子さんの将来の生活のこと 28.6%
12、思春期や異性への対応 6.3%
13、その他 12.7%

結果として、「お子さんの育児や教育のこと」が58.7%、「経済的なこと」が31.7%、「お子さんの将来の生活のこと」 が28.6%となりました。
その詳細をうかがってみました。
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 《自粛期間中の心配事の詳細 》

仕事が少し減り、収入が減ったこと
イライラのコントロールがうまくいかない
もともと勉強が得意ではないのに、長い休みで学習が遅れてしまうのが心配です。
学習の遅れがどのように影響するのか、卒業後の進路はどうなるのか
定期的に通院していたが延期されている。
生活リズムが狂っている、ストレスがたまっている
我が家は先取り学習をしていないのですが、ご家庭によっては塾のオンライン学習を受講されていたりするので、ますます差が出るだろうな…と少し心配です。勉強面だけでなく対人関係なども、人と会ってからこそ学べるので。
友達とのコミュニケーションが苦手な上、休校だと家族とばかり過ごすため、より一層他人とのコミュニケーションができなくなりそうです。
勉強の遅れ、追加教材費用、今まで相談事は通級の先生にしていたが、それができない。兄弟喧嘩が増え私が怒る回数が増えた。仲の良い友達と遊べなくなり、気持ちを発散する場がなくなった。通級で指導してもらえていたケアが受けられず、元の生活に戻ったときに同級生との差が広がっていたときに、それを取り戻せるか心配。
暴力はいたしませんが、基本的なことがなかなか身につかず、ゴミや洋服を散らかし、食事のマナーなども、長い在宅でルーズになっています。本人は起床時も苛立ち暴言を吐き。コミニュケーションもギスギスです。高3で、現場実習が出来ない事、卒業後の受け入れ先に対する繋がりが現在持てない事。
友達との関わりがなくなり、家族だけの関わりが長いので、友達との距離感やつながりがへってしまっていること
一緒にいる時間が長いぶん、衝突があることと、先生の存在や学校でリズムができていたのに崩れてしまったのがつらい。
きょうだいでケンカしてると、つい強く怒ってしまいます。私も仕事をしているので、疲れがたまり怒ってしまいます。
私が出勤できないので、経済的ない不安
現在小学二年生ですが、療育のゴールデンタイムと思っています。しかし、お友達とのやり取りで学べることが出来ないため、社会性が伸ばせないのではないかと心配しています。
みんな同じだと思いますが、勉強の遅れが気になります。中学高校進学を見据えて、勉強にもエンジンをかけなければと思っていた矢先のことで、母としては焦るばかりです。
先の見えないことでの不安が大きく、学校の再開もできない中で、息子にも大きなストレスになっているようです。
母としての不安も色々あり、ほぼ毎日衝突しては凹む日々です。
親の仕事はあるため、自粛期間中に密接な関わりのあるデイサービスを利用せざるを得ず、感染リスクに晒していること

勉学面の遅れとともに、コミュニケーションの機会の喪失についても懸念されている声が聞かれます。
全ては記載できていませんが、皆の不安や困っている様子がひしひしと伝わってきます。
では、この自粛期間が終了すれば事態は解決するのでしょうか?
自粛期間終了後の心配事について伺いました。

2-3-2 《 自粛期間終了後の心配事 》

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1、お子さんの育児や教育のこと 50.8%
2、現在お子さんが受けている医療やリハビリのこと 13.6%
3、現在お子さんが受けている援助のこと 3.4%
4,経済的なこと 20.3%
5,お子さんの進学のこと 28.8%
6、お子さんの就職のこと 18.6%
7、子育てや障害について必要な情報を得ること 5.1%
8、お子さんを強く叱ってしまったり、手を上げたりしてしまうこと 1.7%
9 お子さんの友達や相談相手がいないこと 10.2%
11,お子さんの将来の生活のこと 25.4%
13、その他 15.3%

結果は、「お子さんの育児や教育のこと」が50.8%、お子さんの進学のこと 28.8%、「お子さんの将来の生活のこと」 が25.4%となりました。
自粛前との違いは「お子さんの進学」についての関心が上位にきているところです。
学校休校期間中の遅れをどのように補っていくか。
発達に特性のある子どもたちの場合、「ただでさえ遅れているのに、、、、」という保護者の不安感がとくに強く、
勉学の遅れへの不安感、ひいては進学進路、就職への不安へとつながっているようです。

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《自粛期間後の心配事の詳細 》

受診予約を取るのに半年かかったので、また振り出しに戻るのはきつい
解除されても疾患を持つ子どもが本当に安心して学校に通えるのか…
就職活動が滞っているので、その後どう動き出せばいいのか。
自粛期間、父親の仕事が減ったため、収入が減っている。先が読めないことと、このまま続くかもしれないところに不安を感じる。
解除されても、コロナが完全に撲滅されている訳ではないため、感染が怖いです。
初めての経験過ぎて、何が有るか起こるか分からない点。見通しが利かない事。
将来的なことが不安。働ける場所があるのかなど。
こんなに長期で学校に行ってないため、再開後に学校へきちんと通えるかが不安です。
遅れた勉強、友達との差和埋められるか心配。
解除後、宿舎生活は当面できないとのこと、毎日の通学が心配です。規則正しい生活への順応
ゆったりとした学校生活はおそらく望めず、忙しい毎日になるであろうから、それについていけるかが不安
学校が始まって、行ってくれるか不安。
コロナウィルスへの罹患(私自身が基礎疾患を抱えているため家族全体への罹患)
学校に行くのが怖いと言っている
積み残しもあるのに新しい学年の勉強なんて全くできる様な状態ではない。
体力の低下、筋力の低下
高等部卒業後の進路や住む場所
私も仕事がなくなり無給です。
就職に向けての実習が滞りなくできると思えない
勉強への遅れと、経済的に余裕がなくなってしまうことでの余裕の無さ。

すべてのご回答は記載できませんでしたが、一様に皆さん、自粛前と同じ不安を抱えていらっしゃるようです。
自粛中と自粛終了後、経済に対するご不安の数値が少し下がりましたが、育児や教育、お子さんの将来の生活のことなどに対する不安は変わらず大きいことが窺えました。

2-4《 相談先について 》

心配事や不安なことについて、「相談できる方がいるか」についてうかがったところ、「家族、親戚」が72.1%でもっとも多く、次いで「知人、友人」「同じ悩みや障害をもつ子の保護者」となった。

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《 選択肢 》

1,家族、しんせき 72.1%
2,知人・友人 52.9%
3、保育園、幼稚園、学校の教職員 20.6%
4、医師、病院、ソーシャルワーカー、看護師、カウンセラー 22.1%
5、福祉施設や作業書の職員 11.8%
6、公的機関の職員(市役所、保健所、児童相談所など) 5.9%
7、民生委員、児童委員 1.5%
8、同じ悩みや障害を持つ子の保護者 27.9%
10、サービスを供給している事業者 19.1%
11、相談支援事業所 10.3%
12、こども家庭支援センター  0%
14、相談するところがない 8.8%
15、相談するところがわからない 1.5%
16,その他 0%

しかし、5、福祉施設や作業書の職員 11.8% 6、公的機関の職員(市役所、保健所、児童相談所など) 5.9% 7、民生委員、児童委員 1.5% など公的なサービスへの相談が少ないことが気になるところだ。
また、相談するところがない、が8.8%、相談するところがわからないも1.5%あった。
相談できる場所が選べる状態にまでするには、どのようにすればよいか、意見を今後も交わしていきたい。

2-5《 希望しているモノやサービス 》

自粛期間中の心配事にも上位に来ていた育児と教育。実際に、学びの機会も勉学の面だけでなくコミュニケーション力を磨く機会も奪われている。そして、多くはないものの、ストレスを感じているお子さんもいる。そんな中「いま、こどもたちにさせてあげたいことや活動」について伺った。

2-5-1《 「お友達との交流」 》

最も要望が多かったのは「同世代のこどもとあそばせたい」で、およそ6割の方が希望。
子どもたちは、お互いに触れ合い、体を動かし、知識を共有するなかで、社会性を磨く。子どもたちだけでなく、保護者もその機会を望んでいることがわかった。

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《 選択肢は以下のとおり 》
1、同世代の子供とあそばせたい 58.8%
2、学校児童館や学童保育所など身近な施設で過ごしたい 5.9%
3、塾、習い事 22.1%
4、放課後等デイサービスを利用したい 22.1%
5,オンラインでできるコミュニケーションの場 25%
6,オンラインでできる学びの場(プログラミング、動画制作など)29.4%
7,オンラインで学べる勉強の場(学習支援講座) 29.4%

8、自宅でゆっくり過ごさせたい 13.2%
9、特にない 8.8%
10、その他 4.4%

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2-5-2 「オンラインでの学びの場」

つづいて多かったのが「オンラインでできる学びの場(プログラミング、動画制作)、勉強の場(学習支援講座)がどちらも29.4%。
それに続いて放課後等デイサービス、オンラインでできるコミュニケーションの場が22.1%となりました。

オンラインの学びの場へのニーズは今後も高まっていくことが予想されますが、障がいのあるお子さん、発達に特性のあるお子さん向けのものはまだ数が多くない状況です。

オンライン、オフライン問わず、夫々の発達の状況や理解の進み具合に合わせたLX(Learning Experience 学びの体験 )が必要です。
そして、放課後等デイサービスの利用も多く求められていることも、学校以外の場所で
同世代の子どもたちがふれあい、特性についての理解のある環境での学び、交流が望まれていることが窺えます。

2-5-3《 保護者の場合 》

保護者のみなさんが求めているサービスについてうかがったところ、「支援や援助など行政施策のおまとめ情報」が38.5%で1位で、ついで「専門家からのお役立ち情報(テキストベースのブログや掲示板)32.3%、「一方的に視聴できる専門家からのアドバイス情報など(動画コンテンツ)」32.3%と続きます。

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《選択肢 》
1、保護者どうしの情報共有(テキストベースのブログや掲示板) 24.6%
2、保護者どうしのオンラインによる座談会(おしゃべりの場)18.5%
3、専門家からのお役立ち情報(テキストベースのブログや掲示板)32.3%
4、専門家によるオンラインセミナー、座談会(おしゃべりの場)23.1%
4、一方的に視聴できる専門家からのアドバイス情報など(動画コンテンツ)32.3%
6,支援や援助など、行政施策のおまとめ情報 38.5%
7、特にない 23.1%
10、その他 4.6%

オンラインで双方向で受け取るコミュニケーションや講座などについては比較的消極的な印象がありました。
これは、オンライン上でのやり取りの煩雑さや抵抗がまだまだ高いことを物語っています。
しかし今後、オンラインでのコンテンツが増え、触れる機会が増えることで、オンラインへの抵抗感が薄らぎ、参加希望者も増加すると思っています。
いかに早く、新しい情報環境に馴染めるかも、情報格差を縮める要因となると思います。

2-6《 新型コロナウィルス禍と障がい者雇用 》

チャレキッズでは、今回の緊急事態を受けた景気の悪化により、障がい者雇用促進の動きが鈍化することを懸念しています。
こんな時代だからこそ、価値の基準を「皆が等しく幸せになれる世界の構築」に舵を切るには何が必要なのでしょうか?
そのためには、経済活動最優先でなく、弱者を置いていかない姿勢をもつ企業が消費者から選ばれる社会にしていく必要があります。

皆さんはどうお考えになるのでしょう?
そこで、今回のアンケートでも「経済状況の悪化と企業の姿勢」について伺いました。

2-6-1《 「仕方がない」は16.4% 》

《経済状況が厳しくなることで、障がいのある方の雇用促進が鈍化することも考えられます。そのことについて、あなたはどのように考えますか?》

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結果としては、70%の方が、「厳しい状況時こそ、弱者を置き去りにしない企業が選ばれるよう、行動していこうと思う」を選んでくださいました。
一方、「仕方がないことだと思う」も16.4%あり、その他のご意見は以下のとおりです。

・国にもその点に関しては考えて欲しい
・仕方がない部分もあるが、互いに助け合えることもあると思う
・人間は余裕がないと、他人へ優しくなれないんだな…と、コロナにより思わされました。よって、コロナが落ち着くまでは、ある程度仕方のないことだと思います。。が、反対に人が足りなくなっている業種もあるため、まずはその業種に、障害のある方のポテンシャルを知っていただくよう働きかけていけば、雇用の創出も可能では?(ひたすらマスクを作る、商品をピッキングする等が得意な方いらっしゃいますよね)
・国の支援、政策が必要
・障がいの有無で雇用するしない、といっているレベルの低い議論にはそもそも付き合うつもりがないし、関心がない。障害ではなく、タレントで人財を見れない会社はつぶれるだけ。
・ある程度仕方ないと思いますが、障害者が社会的に孤立したり、将来的には生活保護受給者になってしまうような気がします。雇用してくれる事業主への助成金を増額してほしい

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2-7 障がいのある方々の暮らしの変化予想

今回のコロナウィルスの影響により障がいのある方々の暮らしはどのように変わると思うか、ポジティブな面、ネガティブな面を伺った。

《 障がいのある方々の暮らしの変化予想 》
 
ポジティブな面 ネガティブな面

・今まで紙や対面方式だったものがオンラインや郵送対応できるようになり、学習の場や仕事も選択肢が増える

・家族や姉弟で居れる時間が増えた。

・オンラインが発達し、活動の場としてのネット環境が整う

・通院が大変なので、家で診察が受けれる。

・オンラインでできることが多く開発されると、移動で不便のある人たちが、そのハンディキャップを越えることができそう

・自宅の余暇活動の仕方に工夫が必要なので、いろいろと試す時間があり、自宅でも過ごしやすくなると思う。

・在宅ワークが普及して障害のある人が在宅でも働ける環境が整う

・不登校や特別支援クラスの支援が、特別ではなく当たり前になる。ICTやオンラインサービス、支援ツール(アプリや民間サービスの導入)、生徒の評価(出席やテストの点数以外の評価方法)も変わる。企業や教育の拠点の分散化。

・学校重視の社会から、個人を大切にする社会になるのでは。

・今回、コミュニケーションのやり方が直接的ではなくなり、オンラインを使った新しいものに道ができた。障害をもった人には新しいスキルを身につけたら随分生きやすいものになるのではないかなと期待しています。

・ネット環境が急速に普及することにより、在宅での学習やワークで在宅が余儀なくされている方の社会参加が整備されていく

・自宅で過ごす時間が増え、個々のペースに合わせた生活ができることで、精神的に安定すると思う

・デジタルを利用するようになるので、とくに肢体障害については学習機会の差がなくなる

・変わってほしいこととして、マスクの、製造などを作業所や就労先が増えるとよい。

・IT活用が促進され、学校に行かなくても家庭学習ができるという自由登校が偏見なくできるようになるのでは?と思う

・全ての価値観が変わっていき、線引きが緩やかになる。

・親子で向き合う時間が増えていいと思います

・在宅ワークが増えると働きやすい就職先が増えるのかもと思う。

・自宅で仕事がしやすくなる。よって感覚過敏や、コミュニケーション能力が薄くても仕事ができる。よってストレスも軽減し生きやすくなるのでは。

・仕事が減る 国の財政が厳しくなり保障を受けにくくなる

・外出できなくなることで、周囲とのコミュニケーションがへり、認識されなくなり、地域から忘れられる

・オンラインに対する教育の機会が不十分だと、それによる恩恵もうけられない。

・企業の経営が悪化し、障害者の就労が厳しくなる。新規の就労だけでなく、既に就労しておられる方も、非正規雇用の方が多いため、解雇になる方も出てくるのでは。

・ストレスからのいじめ等が増えてしまわないか

・地域や人により、人々が生きやすくする支援や取り組みの差が激しくなる。「正しい情報や必要な支援、地域の理解や協力がない。頼る場所がない。コミュニケーションが苦手」など、生活や人間関係が上手く行かない人はトラブルや犯罪を起こしやすくなる。

・治安が悪くなるのではないか。

・家庭が子供に付き添えない場合、せっかく身につけてきた子供の力(時間の意識や協調性、生活のリズム等々)が損なわれる。

・人との接触が希薄になると情報や助けを求めることが難しくなるのではないかなと。

・オンラインでも、人とのコミュニケーションの正しいスキルが必要で、トラブルにならないか心配。

・ストレスがたまり、心に変調をきたす

・優先度が下がり、支援環境の質が低下する

・人同士のコミュニケーションが少なくなり、情報の入手が苦手な人はさらに孤立するのではないか

・予算が経済対策にまわり、福祉的な予算が大幅に削られる

・私は格差が更に広がるのではと思っています。

・遅れを心配されない社会的弱者となる(情報面など)

・余暇活動の縮小、行く場がない

・ゲーム依存者になる方が増えるかもと思う。

・ますますこもりがちになり、障がいを隠す人が増えそう。皆の心が狭くなり、障がいのある人をみる目が冷たくなりそう。

・人との関わりが減り、苦手克服や社会性が失われる。情緒などの療育が生きない。

 

3.まとめ

今回のアンケートは、外出自粛が続くことで障がいのある方々の暮らしや仕事、将来設計にどのような変化や影響があるかを知るため、そして変化の中にあって、どのようなサービスが求められるかを知るために実施させていただきました。
多くの皆様のご協力とシェアによる拡散をいただき、70名からのご回答をいただくことができました。心より感謝申し上げます。

オンラインとオフラインの強みを活かす

学校がないことで、以外に楽しく過ごせているお子さんも多いこと、保護者のほうがストレスが高いこと、経済が悪化することによる不安も強いこと、
それに伴い、教育や進路についての不安が最も強いことを知ることができました。
それらの不安の相談先については、行政や公的機関への相談支援が行き届いていないことなども知ることができました。

また、「希望しているモノやサービス」については、オンライン講座などへの要望が高く、現在展開しているチャレキッズ・スクールの講座のオンライン化とコンテンツのブラッシュアップを急ぎ行う必要を感じています。
チャレキッズスクールの内容はこちらからスクリーンショット 2020-03-29 08.01.32

講座では、動画講座、デザイン、プログラミングに併せ、学習支援のコンテンツも作っていければと考えています。

一方、保護者向けのコンテンツについてはまだまだオンラインセミナーやオンラインでの双方向コミュニケーションには抵抗があることが窺えましたが、徐々に機会を増やすことで、そのメリットや有用性を感じていただけるよう、啓発を進めていきたいと思っています。
そして今後、企業と家庭を、お仕事体験以外の方法でもつなぐことができないか、オンラインとオフラインを活用した取り組みを進めていきます。

改めて、今回、アンケートを採るにあたり、多くの方のご協力とシェアによる拡散をいただき、心より感謝申し上げます。

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2020-05-02 | Posted in blog, スタッフブログNo Comments » 

 

チャレキッズ春休みアンケート実施中!

外出自粛期間中のお子様の過ごし方聴取アンケート 【締切4/27 】

こんにちは。チャレキッズです!
地下鉄 1907-8

皆さん、外出自粛期間中のご家庭での取り組みはいかがでしょうか?
大変なこと不安な事柄など様々なあるのではないかと思います。
そこで、各ご家庭の取り組みの状況などの情報共有ができればと思いアンケートを作成しました。

悩みや不安、アイデアを共有しましょう! 

下記にあるURLよりアンケートフォームにアクセスできますので、お答えいただけますと幸いです。
頂いた内容は後日、SNSやブログ記事などにして発信させていただきます。

アンケートバナー

また、ご要望があればオンライン座談会やセミナーなどの企画にも活かしてまいりたいと存じます。

我々は今、見通しが立たないことに不安を覚えるお子様と同じ状況です。
不安を解消するためには、情報が豊かであることが大切です。
その情報収集にぜひともご協力のほどよろしくお願いいたします。

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経済状況が厳しくなることで、障がいのある方の雇用促進が鈍化することも考えられます。我々にできることは、厳しい状況時にも弱者を置き去りにせず、守ること、雇用促進を続けることができる企業が消費者に選ばれる社会にできればと思っています。

2020-04-25 | Posted in blog, WORK SHOP, スタッフブログNo Comments » 

 

チャレキッズ・スクールのご紹介

発達に特性のあるお子さんの学びの場

チャレキッズ・スクールは「就労につながる学び」をテーマにした、発達に特性のあるお子さんのための学びの場です。
そのために、動画制作やPC,デザインなど、「自分らしい表現方法」を手に入れ、磨きながら“成長”と“発達”を目指してまいります。
チャレキッズスクール告知 1911-02

動画制作、PCスキル、デザイン

スクールでは動画制作、デザイン、プログラミングなどの分野に興味関心のあるお子様の「好き」を「得意なこと」として伸ばすことを目指しています。
これからますます人材不足となる日本。スキルのある人材のニーズは高まっていきます。
そのスキルは、ソフトが使える、キーボードが早く打てる、という表面的なものだけでなく、「自分の好きなこと、得意なことを人に伝えることができる」ということに繋がります。
そんな「自分の事が語れる若者」をチャレキッズ・スクールでは育成します。
スクールHP バナー 200129-02-01

​お子様の興味関心を広げのばす〜「好き」の先に「学び」があります〜

講座紹介

動画制作講座

​自分の中にある「伝えたいこと」「心が動いたこと」を相手に伝えるため、考え、構成し、表現し、評価を受け、見返す、という作業を繰り返します。
表出するコミュニケーションが苦手なお子さんも、客観的に自分をみるきっかけとなり、表現する力と自尊心をはぐくみます。
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PC/プログラミング講座

IT関連のスキルはこの先、仕事だけでなく、実生活の中でも必要になってきます。
プログラムでは、キーボードを見ずに入力する「タッチタイピング」の習得コースと、プログラミングやゲームづくりに関心のあるお子様向けに「Scrach」を使ったプログラミングの基礎講座を設けています。
​好きなことに取り組む中で、論理的な思考づくりを育みます。
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デザイン講座

デザインでは、ものの見方、色の使い方、表現の仕方などをアナログ、デジタル、双方で学んでいきます。
イラストや水彩画などのアナログデザイン、Photoshop,Illustratorの習得を目指したデジタルデザインをご準備しています。

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コース紹介

動画制作講座

コースはBasic/Standard/Advanceのコースをご準備しています。個々の理解度に合わせて、講座内容を計画します。
Basicを経てStandard以上を目指す方には動画編集ソフトにAdobeのPremire Pro CCを使用し、その習得を行っていきます。
​※授業内容は【受講料・講座内容 】のページをご覧ください
■Basic:小学部低学年〜高等部レベル
■Standard:中学生レベル〜高等部レベル
■Advance:高等部以上

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PC/プログラミング講座

キーボードを見ずに入力できる「タッチタイピング」の習得コースと、プログラミングやゲームづくりに関心のあるお子様向けに「Scrach」を使ったプログラミングの基礎講座を設けています。
​※授業内容は【受講料・講座内容 】のページをご覧ください

■タッチタイピング:小学部高学年レベル〜高等部レベル
■Scrach:小学部低学年〜高等部レベル

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デザイン講座

描くことの基礎を学ぶアナログデザイン講座では、ものの見方、色の使い方、空間錦能力などを育むための折組を行います。
デジタルデザインでは、Photoshop、Illustratorなどのソフトの使い方を学び表現の幅を広げていきます。
■アナログデザイン:小学部高学年レベル〜高等部レベル
■デジタルデザイン:小学部高学年レベル〜高等部レベル
​授業内容は【受講料・講座内容】のページを御覧ください。
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保護者の声

​チャレキッズ・スクールにきてよかったこと、お子様の変化について伺いました

チャレキッズ・スクールにきてよかったこと

■学校以外に居場所ができたこと。
不登校、自宅以外で活動出来る場が出来た。親が教える事が出来ない知識や技術を学べる。

■本気で自分の活動を応援してくれる大人たちに出会えた。親の交流の場にもなっている。次の可能性へ繋がる。

■子供が分かりやすい様に丁寧に説明や指導をして頂いている。

■色々な表現方法を教えて頂ける事や、子供達への丁寧な伝え方、本人らしさを受け入れて下さる事などです。

■一人で通って、Adobeの操作を少しずつ憶えてきました。丁寧に教えて頂いたのだと思っています。

■子どもの機嫌が悪くても受け入れてもらえるところ。ペースを合わせてもらえるところ。

■質問したら丁寧に教えて頂けるところ。

■毎回講師の方が課題を出してくれて次回発表することでやる気になること

■子どものペースで好きなことを学べる(周りに遠慮しないで)

■1つのチャレンジから、次の可能性へ繋がる。

お子様の変化について

■PCのタイピングが上達したり、デザイン講座を受けてから絵をよく見て描くようになった

■新しいコトを受け入れる事が苦手でしたが、次は何だろう?と興味を持つようになったと感じます

■パソコンをよく開くようになった

■動画編集に興味を持った

■パソコンで色々な事ができるという自信がついた

■自分の得意なこととしての認識ができ自尊心が高くなった

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Q&A

​保護者の関わりはどのくらい必要ですか?

お子様お一人で通われ、受講いただいても結構です。
​保護者の方も同じ教室内でお過ごしいただいても結構です。

1クールの期間はどのくらいですか?

6回の授業を1クールとしています。
日曜日コースであれば月2回ずつの受講で3ヶ月です。
​平日コースですと、来校頻度によります。

進学や就職にはどのように活かされますか?

スクールで学んだ技術やスキルは本人の大きな自信となります。
また、チャレキッズでは協力企業との連携により、お仕事体験のコーディネートなどを行い、受講者のより良い進路選択の後押しを行ってまいります。

1クールで講座は終わりですか?継続しての参加はできますか?

講座は6回を1区切りとしておりますが、その先も継続しての受講が可能です。
​1クール内で習得できなかった場合も、継続して受講し習得を目指すことができます。本人の習熟度に合わせて、カリキュラムを組んでいきます。

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見学や詳細について 

チャレキッズ・スクールのお問い合わせ、見学などを随時受け付けております。
専用HPもございますので、御覧ください。
専用HPはこちら
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お問い合わせはこちらまで
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お仕事体験2019

2019年のお仕事体験も無事終了 

2019年度がもうすぐ終わります。
チャレキッズでも2019年の行事はすべて終了し、来年度に向けて準備を進めています。
ここで、2019年度のお仕事体験を振り返ってみたいと思います!
地下鉄 1907-8

今年度のお仕事体験参加者数

今年の夏のお仕事体験、参加者数は113名
<夏のお仕事体験>
小学生 男子:89名
中学生 男子:17名
高校生 男子: 7名
合計 113名
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<お仕事チャレンジフェス>
参加延べ人数:117名
チャレフェス2020 写真1

でした。
例年より少し多くなりましたが、コロナウィルスの影響で3月に予定していた体験ができなくなるなどの影響もありました。
早く収束してくれることを願うばかりです。

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2019年度のお仕事体験の特徴は?!

2019年度のお仕事体験の最大の特徴は、「新たな体験が加わった事」、と「ボランティアのみなさんがたくさん活躍してくれたこと」です。
新たに加わったお仕事体験は、

①寿司職人
②スクリーン印刷
③動物園のクリーンスタッフ
④エアブラシアート
⑤生花市場見学
⑥明太子やさんの一日店長
⑦パティシエのお仕事
⑧猟師さんのお仕事

でした。

新たに加わったお仕事をご紹介!

そんな新たな体験を簡単にご紹介してみますと。

①寿司職人

太巻きを作りました!
4名のお子さんに参加して頂き、まきまき、とカット。
簡単な作業ではありましたが、職人さんがマンツーマンでご指導くださいまして、大変貴重な体験となりました!
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②スクリーン印刷

自宅でデザインを考え、それを事前にデータ化し、色を選んでトートバッグに印刷!
とっても楽しい、贅沢な体験になりました!
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③動物園のクリーンスタッフ

多くのおこさんが来園したことのある「動物園」をスタッフの立場で過ごす貴重な体験となりました。
お客様が快適に過ごせるよう、“清掃活動”に従事することはなんとなく誇らしく、そして動物園がもっと身近に感じられる体験となりました!
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④エアブラシアート

「障がいのある人こそ、もっと社会に出て自立していく必要がある!」そんなメッセージをお持ちのエアブラシアーティスト、博多ポチ丸さんによるエアブラシアート講座。
表現することが大好きなお子さんが新たな表現手段を手に入れ、のびのびと「宇宙」を表現していきました。
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⑤福岡生花市場

これまで、お花屋さんのお仕事体験を行っておりましたが、今年度はそのお花が卸される、福岡生花市場の見学をさせていただきました!
早い時間から競りがあり、デジタル化した競りの現場にみんな魅入っていました。
昔は殆どの取引が行われていましたが、現在はほとんどがweb上で行われているとのこと。
それでもたくさんのお花、海外のお花、業者さんが買い付けにいらっしゃるゾーンなどを見学させて頂き、花屋さん気分を満喫しました!
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⑥めんたいこ屋さんのお仕事

福岡の老舗「ふくや」さんの店舗での一日店長体験
商品陳列からお客様へのお茶出し、レジ打ち、包装、そして、店内にある飲食スペースでの皿洗い明太子切りなど、ありとあらゆる業務を体験させていただきました。
社員の皆さんからも働きっぷりが真面目で素晴らしい!とお褒めのお言葉を頂戴しました(^ ^)
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⑦パティシエのお仕事

石村萬盛堂さんのご協力の下、パティシエのお仕事体験をさせていただきました!
ケーキ作りをさせていただきましたが、ご準備いただいたスポンジをアレンジし、その上に生クリームやデコレーションを加えて、パンダケーキを創作!
クリームを塗るの、難しかった〜(> <) それでもみんなやり遂げましたよ! 最後はみんなで試食!頑張って作ったケーキは格別でした(^ ^) F5E85254-1744-416D-A480-86E74F28A792

⑧猟師さんのお仕事

これは今回の目玉と言っても良いかもしれません!
イノシシやシカ、穴熊など、害獣被害から田畑を守りつつ、その生命を食品として活かしていくお仕事です。
罠の現場や罠の開設、そして解体の体験などをさせていただきました。
最後は、猪肉のBBQ~♪
この日はイノシシはすでに解体されてましたが、体験中に穴熊が捕獲され、
その締めの現場を見学させていただきました。
命がなくなっていく場面だったので、こどもたちの反応が心配でしたが、みんな真剣に見守り、それぞれに感想を述べてくれました。
「どうして駆除しなくてはならないの?」という問も飛び出し、純粋に心に残る体験になったようでした!
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企業が主体となった体験づくり 

そして、今年は初めて、企業のご担当者様が主体となって事前の情報収集などを行っていただくお仕事体験もコーディネートいたしました。
普段はチャレキッズが事前のお子様の情報収集などを行い、企業にその情報をお伝えする形ですが、障がい者雇用に積極的な企業にとって、将来の雇用を考えた時、保護者の方とのコミュニケーション、保護者の方の思いを知ることは大変重要です。
実際の雇用の前に、保護者の方にはどのような思いや心配事、配慮への希望があるのかを、リアルな声として掴んでいただきたい、そんな思いがあり企画しました。
結果は、想像以上にお互いに学びがあり、今後もご準備が整っている企業様には直接のやり取りを行うという企画を設けてみたいと思っています。

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感想をまとめました 

たくさんの感想をいただきましたので、ご関心のある方はこちらを御覧ください!

お仕事体験2019アンケート
全体的に皆さん、体験を楽しんでくださり、また学びも多かったと思ってくださっていて大変嬉しいです。
年を追うごとに実施現場のサポートも充実してきて、安心してご参加いただける状況が整いつつあるのではないかと思っています。

ボランティアの皆さんのご協力

充実した体験に欠かせないのが、ボランティアの皆さんのご協力です。
今年度は学生を中心に、多くのボランティアの方にご参加頂き、当日の運営、事前準備、企業との打ち合わせ、ブログ執筆などたくさん挑戦していただきました。
皆さんのお力添えに感謝申し上げます(^ ^)
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次年度のお仕事体験ボランティアを募集!

次年度も夏のお仕事体験に向けて、ボランティアスタッフを募集します!
学生で障がい者の支援や就労に関心のある方、イベントづくりや企業の人材育成に関心のある方であればきっと学びの多い取り組みになっているかと思います。
チャレキッズでは、常に参加者にだけでなく、実施する側、受け入れる側にも学びがあるように成ることを心がけています。
ぜひ、「子どもたちのために」と一緒に「自身の学びと成長のために」という姿勢で多くの方に関わっていただければと思います。
また、年間を通して、キャンプやワークショップ、お仕事チャレンジフェスなどのイベントのスタッフも募集しています。
ぜひ、自身の学びと成長のために、参加されてみてはいかがでしょうか?!

ボランティアへに関する問合せはこちら
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チャレキッズ・スクール 

チャレキッズでは、只今、月に2回日曜日の午前中にチャレキッズスクールを展開しています。
こちらでは、発達に特性のあるお子さんの学習支援、動画制作、PC、デザイン講座などを企画しています。
これまで参加しくれた生徒さんの作品集などをこちらのHPでご覧いただけますので、ぜひ御覧ください!
また、こちらのスクールの方でも子どもたちをサポートしてくださる、ボランティアを募集しています!
ぜひ、子どもたちと一緒に学びませんか?!

チャレキッズスクールHPはこちらスクールHP バナー 200129-02-01

チャレキッズスクール告知 1911-02

スクールに関するお問い合わせはこちら
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Line@にご登録いただいて定期的な情報収集! 

チャレキッズのLINE@にご登録いただくと、定期的にイベント情報やブログの更新情報をお届けしています。
ぜひご登録頂き、活動にご参加いただけると幸いです(^ ^)

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2020-03-28 | Posted in blog, イベント, スタッフブログNo Comments » 

 

リポート⑥【お仕事チャレンジフェス2020】〜 人材育成としてのお仕事チャレンジフェス〜

企業人の人材育成としてのお仕事チャレンジフェス

チャレフェス2020 写真34

1、「社員にどんな体験をしてほしいか」

参加者に提供したい体験と同時、社員に提供したい体験もあります。
それはどんなものなのでしょうか。アンケートでうかがってみました。

・伝えることの楽しさ、難しさを知る 91.7%
・障がいのある方との取り組みを通じて学びがあることを知る 75%
・自分の仕事に誇りを感じる 58.3%
・業務への取り組み方を見つめ直す 50%
・業務の理解が深まる 41.7%
・自社の商品、サービスの魅力を感じる 33.3 


という結果になりました。


回答から、お仕事チャレンジフェスを社員の学び、成長のきっかけとなる研修としてご活用いただいていること、また、自社のサービスや業務への理解、誇り、喜びを感じてもらうためのツールとしてのご活用も考えてくださっていることが分かります。

結果、社員にそれらが体験させられたか、という点については、

2、社員に提供したい体験の達成度は? 



「1:あまりできなかった→ 5:十分できた」の5段階評価

・「5」は18.8%
・「4」が25%
・「3」は31.3%。
・「2」「1」は12.5%

チャレフェス2020 写真33

それぞれの理由を見てみると

「5」の評価では

・人前で話すことの難しさと楽しさ
を感じてもらうことができた。
・入社したての新人を同席させてもらったが、前職の実務経験をふまえ、今の自分がどこまで知識、技術、ホスピタリティーを提供できるかを体感してもらえた。

想定通り、もしくは想像以上の反応を社員の方からいただけたというお声でした。

「4」については

・もともと理解のある社員の理解が更に進んだ。しかし、そうでない社員にはあまり伝わらなかった。
・参加社員とも参加者のPCスキルに応じて、かつ参加者の興味のある部分に対応しながら課題を進めることができた。自分の関わりが参加者の興味を引き出し、笑顔が生まれている実感を感じることができた。
・参加者に関わり直接反応を感じたこと、セミナーの内容、イベント全体を通して刺激を受けた。

理解があまり進んでない社員にこそ伝えたかったが、うまく行かなかった。
どうすれば、社員に気づかせることができるのか、これは日常の業務の中でも起こりうる課題です。
そういったところを次回のワークショップ設計時に改善し望めたらと思います。

「3」については

・管理者が参加する事で、特性のある子供達への理解、雇用へのイメージなど持てたのではないか。
・できた子とできなかった子がいた。
・初めて畳に触れる方への指導の難しさや、伝わった時の喜びを経験してもらえたと思う。
・工夫を凝らした作品作りを提供できた

具体的な目標に対して、社員の方に有用な体験ができたことが窺えます。

「2」については

・プログラム内容でもっと参加者とのコミュニケーションを組むべきであった
・当日まで仕事のことでバタバタとしすぎてしまい、準備を一緒にできなかった。

改善したいポイントをたくさんあげてくださっています。
日々の業務を行いながらワークショップの準備を進めるのは大きなご負担です。
それを乗り越えてご参加くださっている企業の皆様に改めて感謝の念に耐えません。

「1」については

・店舗社員の参加が出来なかった為


等の理由が寄せられました。



社員への研修として、難しさや喜びを提供できたという企業、障がい者雇用に向けた研修として社員にも気づきを与えられたという企業、社員の理解度によって得られた学びに差が出たという企業、事前準備の改善が必要という企業など、それぞれの課題が意識できた内容となっています。

チャレフェス2020 写真35

取り組まれた社員(スタッフ)の方に学びがあったか 



企業のワークショップ担当者、そして社員の方が、ワークショップを通して気づいたこと、学んだことなどについて伺いました。

1、社員の方々に気づきがあったか

「あった」94.1%

ほとんどの社員の方に気付きがあったという回答になりました。
その内容を見てみると

・参加した社員は自社の日頃の取組みの成果や社会的価値を実感することができ、それぞれの業務に対するパフォーマンスが向上している
・仕事の意味の再確認、伝えるための訓練を通してホスピタリティや業務理解の向上があった
・主体的な場作りややりがいを生むことへの楽しさを実感してもらえた

などの回答が得られました。


業務に対する理解の向上、パフォーマンスの向上、といった効果がありました。
どれも、仕事に誇りとやりがいを持つために必要な要素です。

チャレフェス2020 写真43

2、担当者自身にとっての学びはあったか?

そして、お仕事チャレンジフェスの企画の窓口を担ってくださったご担当者様については、学びがあったとご回答くださった方が

「あった」 100%

その内容は、

・多くのお子様に成長を感じることが出来、仕事の切り出し方で障がい者雇用の可能性が垣間見えたと感じた。
・障害者の方のパフォーマンスの高さに驚いた
・素直に聞く、取り組む姿勢がこの短い時間での成長を実感できた。

・新たにこのチャレキッズに参加したスタッフの取り組む素晴らしい姿勢を見ることができた。
・子ども達の可能性と、子ども達と親を改めて結び付けれた喜び

・障害をお持ちの方という認識で話すのではなく、1人の人間として会話することが本人や親御さんにとっても良いのではないかと感じた。


など、障がい者の高い能力と成長の実感が得られ、障がい者雇用に対する前向きな学びがあったと回答いただきました。
また、保護者とのコミュニケーションから得られた情報や、社員の真摯に取り組む姿から新たな発見をされたなど、多様な声が寄せられました。
チャレフェス2020 写真61

1、「もう少し工夫できるかな?」と思われたポイントは?

さらに、欲張って「もっと改善できるポイントはワークショップにありませんでしたか?」と尋ねてみました。
すると、

・もっと壁を感じられるようなもの、仕事内容の理解が深められるようなもの、参加者の能力に合わせて難易度をコントロールするなどができるワークを準備する
・ワークを一連の流れにする、手順を細かく切って、褒める場面をふやす、タイムキープをしっかり行う、欠席者が出た場合のアレンジ、伝え方の工夫

などのお答えをいただきました。
まだまだ、彼らの能力を引き出すための工夫が凝らせそうです。

2、自社で取り組めそうなことはありますか?

続いて今回のフェスで得た様々な気付きや情報をもとに、障がい者雇用を促進するため、また、業務の改善に向けて社内で取り組めそうなことはありますか?の質問には

・社員が個別にアンケートを作成し、それぞれの気づきの情報を参加者、社内での共有に繋げ、今後に活かす
・新入社員の基礎教育ツールとしてのプランマニュアルなどに活かしていく
・もっと広い範囲で採用に取り組む
・次年度の事業所参加研修に障害者雇用の研修を組み込む
・対話の見直し
・チャレキッズの取り組みへの参加者を増やす

などの回答をいただきました。

このように、お仕事チャレンジフェスではワークショップから得られた情報や学びを次に活かすべく、企業の皆様への意味付けを行っています。
そのツールの1つに動画もあります。

動画を活用し取り組みを活かす

お仕事チャレンジフェスでは、各企業のワークショップを動画で記録しています。
事後に各社で自社のワークショップの様子を振り返ることで、どのような声がけがなされているか、改善できるポイントはあるかなど、社内で振り返っていただけます。
さらに、法人会員企業や有志の企業の皆様と後日、各社のワークショップ動画を共有し、他社のワークショップの設計、仕事の切り出し方、見せ方、伝え方、声がけや意味付けの方法などをさらなる人材育成のノウハウを磨いていく予定です。

日々の業務の中で忘れがちな仕事のやりがいや自社の商品の価値や教える、伝えることの難しさや奥深さなど、チャレキッズのワークショップでは、企業の皆様の学びとなるコンテンツを作っていきます。

企業への研修、支援学校との連携により具体的なアプローチへ 

チャレキッズでは、特別支援学校と連携し、法人会員企業への実習の受け入れのコーディネートもスタートしています。
企業はお仕事体験の受け入れや企業見学会、セミナーなどを受講していただくことで、障がい者雇用に対しての準備を社員の方に整えていただきます。
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今後も、特別支援学校との連携を進め、しっかりと実習期間を設けることで、お互いにとって良好な関係の職場づくりを目指します。
チャレキッズの活動に関心のございます企業の皆様、特別支援学校の皆様、ぜひ、誰もが幸せに活躍っできる職場づくりを目指してまいりましょう!

チャレキッズへのお問い合わせはこちら
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リポート⑤【お仕事チャレンジフェス2020】〜 企業のワークショップへの取り組み〜

お仕事チャレンジフェスへご参加いただいた企業

今回、お仕事チャレンジフェス2020には15の企業が出展してくださいました。

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参加者の皆さんへの印象は?

ご出展くださった企業の参加者のみなさんへの印象はどのようなものだったでしょうか?
アンケートで尋ねてみました。

1、参加者について

まず最初に参加者の印象や成長の可能性について、次いで集中力や意欲、支持理解、質問などコミュニケーションについての質問をさせていただきました。その結果がこちら
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どれも、可能性を感じ、成長することを実感し、始まる前と後で印象が変わったとお答えくださった企業が多くありました。また、指示理解が思った以上にできていること、作業スピードの向上など短い時間の中での習熟、そして集中力、わからないことを質問するなどもできていたという回答となりました。
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2、感想の詳細

つづいて、そう思われたポイントについてうかがいました。

・高いPCスキルを感じました。また、作業の中で自分の興味をしっかりと意見することが出来ていたと感じます。
・障害を抱えている事を感じられないくらいの対応だった。
・言われている内容の理解が薄く、集中力に不安がある子がいたが、親がワークを行うことで、同じ目線で子に伝え、理解が進んだ。
・働くというよりは、楽しむというウエイトが大きかった(反省点)ため、参加者の成長やお仕事の経験という意味ではプログラムに改善の余地があると感じた。
・ツールに不慣れな子どもたちが、指示したものよりはるかに高度な操作をして楽しんでくれました。
・同じ内容でも理解度によって違う作品になっていった。
・わからない点は質問してくれた。こちらの提示した内容をしっかり行っていた。
・連続した同じ動作の中で、コツを掴む(慣れる)ということはみんなできていた。
・一般社員への指導で使う説明が通用した。
・全体的に真面目で、器用な方が多い印象。
・理解力も申し分なかった。
・自ら質問したり、自主性を磨いていけば更に活躍の場が広がるかと思います。
・職員の説明に対して、はっきり返事、頷いたりと礼儀正しかったです。
・分らない事や、説明が難しかった事に対しては、もう一度説明を求めるなど積極性を感じました。
・動画作りにおいては事前準備やパフォーマンスなど、とにかく頭と感性を働かせないといけませんが、その難しい壁をなんなく乗り越える子供もいた。作業に苦戦した子もこちらのアドバイスでクリアできていた。
・特に出来上がった作品を皆で見るときは感動や反省、いろいろな感情が読み取れて成長と可能性を感じました。
・手の器用さ、集中力、コミュニケーションも思っていた以上にスムーズであった
・言ったことを素直に取り組んでいるので出来るようになるのが早い

いかがでしょうか。
来てくださった参加者の皆さんの能力が高かっただけ、というご意見もあるかもしれません。
しかし、この結果は昨年と同様、高い可能性や能力を企業の方が感じてくださっています。
道昨年のリポートはこちら(お仕事チャレンジフェス2019リポート企業篇)
参加者アンケートでは参加者、保護者自信も「やればできるんだ!」を感じてくださっています。
そこに必要なのは、受け入れ側の準備と姿勢、と書きました。
それらの準備を整えることで、企業側も障がいのある若者に対して高い能力を感じることができたのです。
逆に言うと、それだけ「障がいのある若者がどれくらいの能力があるのか」について、誤解している方も多くいらっしゃる証だと思います。

そんな企業のみなさんが今回、どのような目的をもってお仕事チャレンジフェスに参加してくださったのでしょうか。
その目的をうかがっています。

ご出展企業が参加してくださった理由 

企業には事前に、参加を決めてくださった理由や目的、発信していきたいことがら、参加者や社員にプレゼントしたい体験は何かなどの質問をさせていただきました。

1、出展を決めてくださった理由

出展の理由としては、

①社会貢献をしていきたい、
②チャレキッズの理念に共感しているから
③前回参加したときの反省点を改善していきたい

等が挙がりました。
①は企業としての価値を高める、責務を果たしていくというお考えが伺えます。
②はチャレキッズの活動を応援してくださっている企業の思いを感じます。
③は具体的に障がい者雇用の実現を目指す企業のブラッシュアップへの思いを感じます。

2、目的はなにか

続いて目的では



①社員の視野や経験を増やす

②障がいのある方がどのような仕事ができるのかを考えたい

③障がい者の職能、適性を知る

④仕事の切り出し方の検証、具体的な雇用の可能性の検証
⑤子どもたちの経験のため
⑥職業選択の機会を広げる


などの回答がありました。
①②③④は障がい者雇用の実現を目指す企業が、お仕事チャレンジフェスを通してスキルアップしたいという思いが伺えます。
⑤は子どもたちや社会に貢献したい、というお気持ちを感じます。
そして⑥は社会にある問題を捉え、チャレキッズのイベントへの思いも汲んでくださっている内容となっています。

3、障がい者雇用への意識

参加くださった企業を「障がい者雇用への取り組み」で分けると

①障がい者雇用をすでに行っており、その意義を広く伝えていくことに関心を持ってくださっている企業
②障がい者雇用を行っており、さらに拡大していくために経験や学びを深めたいという企業
③障がい者雇用はまだ行えていないが、実現に向けて準備や学びをすすめている企業
④障がい者雇用の予定はまだないが、関心があり、学びたいと思ってくださっている企業
⑤障がい者雇用の予定はないが、子どもたちに有益な体験を提供していきたいと思ってくださっている企業

①である企業を増やすことがチャレキッズの目指すところではありますが、必ずしもすべての企業がそうならなくてはならないわけではありません。
規模や提供しているサービス、企業が目指す形に合わせて、障がい者雇用が広がり、同時に企業が発展していくことが望ましいと考えています。
そうなるよう、それぞれのフェーズ(段階)に合わせて、気付きや学びが得られるよう日々考えています。
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参加者や社員に体験してもらいたい事柄について

事前アンケートでは、参加者にだけでなく、社員に対して提供したい体験についても聞き取りました。
参加者へは「体験させてあげたい事柄」ですが、社員へは「参加者から学んでほしい事柄」となります。
一方的に与えるのではなく、互いに学び合う感覚を企業には持っていただけるようお伝えしています。

1.「参加者に経験してもらいたいこと」について 

企業に参加者に体験してもらいたい事柄について尋ねたところ


・人の役に立つこと、働くことは楽しいことだ。  100%
・自分にもできた! 75%
・仕事は楽しい! 58.3%
・仕事は難しいところもある 33.3%

・難しさに向き合うことで、成長することができる 33.3%

という回答になりました。
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楽しさと難しさ、そこを体験しての「成長」が仕事の醍醐味であることを伝えたいという企業の皆様の考えが伺えます。
そして、それらの経験が参加者に提供できたか?の事後アンケートでは、

2、参加者に体験させることができたか?

(1:あまりできなかった→ 5:十分できた」」の5段階評価で)

◆「5」は5.9%、
◆「4」が58.8%、
◆「3」は35.3%

となりました
一番多かった「4」の理由としては


・ただ楽しいというだけでなく、仕事としての難しさ、楽しさを感じてもらえた。
・連続した印刷を行なっていくことで、短時間の間にコツをつかんだりする姿を見れた。また、それらの喜びを共有できた。
・畳のヘリを折り曲げる作業に重点を置き、地味な作業の中の難しさ、集中力の大切さを経験していただけた。
・思った以上にソフトの操作が簡易で、かつ参加者もスキルが高くスタッフと掛け合いをしながら楽しく進められた。
・保護者の方の視線も重要で、時々フォローが入り、あたたかな和やかな環境で製作が進んだのが良かった。
・ご両親へ施術を行うことでコミュニケーションの機会や感謝されることの機会を体験し、仕事への興味が増していた
。
・当社の実習や面談のやり取りを経験して参加者(子供、保護者)は、それぞれ相応の実感を提供できたと思われる。
子供は自身が前向きな姿勢になれる実感、自身の運動機能が発揮できる実感等があった。
保護者は、日頃見ることのなかった子供の動き、認識の状態を知れた実感。よって、保護者からの感想「もっと早く子供に経験させたかった。知りたかった。」等につながった。


このうに、練り込まれたワークショップを通して、参加者の良好な反応、保護者とのコミュニケーションが活発になっていたことが伺えます。


チャレフェス2020 写真51

チャレフェス2020 写真49
また、「3」については

・もう少し事前準備を行う事でより良い経験を与えられたと思うから。
・もっとワークを細かく切って褒める場面を増やせば良かった。
・講師陣の事前準備が不足していた
・介護の仕事の一部を体験して頂き、介護のイメージは持って頂けたと思う。

など、参加者のさらなる満足度をひきだすべく、改善ポイントを意識してくださっていることが分かります。
これらをクリアすることで、もっと良好な体験が提供できるという企業の前向きな姿勢を感じました。


( リポート⑥へ続く )

 

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